2002年の文学
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2002年の文学(2002ねんのぶんがく)は、2002年(平成14年)の文学についてまとめた記事である。
→「2002年の出版」も参照
できごと
[編集]- 1月16日 - 第126回芥川龍之介賞・直木三十五賞(2001年下半期)の選考委員会開催。
- 2月10日 - 「三島由紀夫文学館」で、三島が少年時代に書いた童話『仔熊の話』が発見され公開される[1]。
- 6月25日 - 社会思想社が事業停止[2]。
- 6月29日 - 「三島由紀夫文学館」で、三島が少年時代に書いた小説『白拍子』が発見され公開される[3]。
賞
[編集]芥川賞・直木賞
[編集]- 第126回(2001年下半期)
- 第127回(2002年上半期)
その他の賞
[編集]2002年の本
[編集]小説
[編集]- 宇江佐真理 『斬られ権佐』(集英社)
- 小川洋子 『貴婦人Aの蘇生』(朝日新聞社)
- 角田光代 『空中庭園』(文藝春秋)
- 小池真理子 『狂王の庭』(角川書店)、『夜の寝覚め』(集英社)
- 大道珠貴 『裸』(文藝春秋)
- 高橋源一郎 『官能小説家』(朝日新聞社)
- 谷村志穂 『海猫』(新潮社)
- 中山可穂 『花伽藍』(新潮社)
- 松井今朝子 『非道、行ずべからず』(マガジンハウス)
- 村上春樹 『海辺のカフカ』(新潮社)
- 矢川澄子 『受胎告知』(新潮社)
- 横山秀夫 『半落ち』(講談社)
- 重松清『きよしこ』(新潮社)
その他
[編集]- 大野晋 『日本語の教室』(岩波新書)
- 内田樹 『「おじさん」的思考』(晶文社)、『寝ながら学べる構造主義』(文春新書)
- 笠原和夫、荒井晴彦、絓秀実 『昭和の劇―映画脚本家笠原和夫』(太田出版)
- 河野多惠子 『小説の秘密をめぐる十二章』(文藝春秋)
- 高橋秀実 『からくり民主主義』(草思社)
- 橋本治 『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』(新潮社)
- 藤本和子 『リチャード・ブローティガン』(新潮社)
- 町山智浩 『映画の見方がわかる本』(洋泉社)
死去
[編集]1月 - 3月
[編集]- 1月13日 - 斎藤澪奈子、日本の著述家・タレント。45歳没。
- 1月16日 - いぬいとみこ、東京府出身の児童文学作家。77歳没。
- 1月17日 - カミーロ・ホセ・セラ、スペインの作家。85歳没。
- 1月21日 - 岸武雄、岐阜県出身の児童文学作家。89歳没。
- 1月27日 - 上野瞭、京都府出身の児童文学作家。73歳没。
- 1月28日 - アストリッド・リンドグレーン、スウェーデンの児童文学作家、編集者。代表作に『長くつ下のピッピ』がある。94歳没。
- 2月19日 - ヴァージニア・ハミルトン、米国の児童文学作家。65歳没。
- 3月11日 - 古山高麗雄、朝鮮出身の小説家。81歳没。
- 3月21日 - トマス・フラナガン、米国の文学研究者・小説家。78歳没。
4月 - 6月
[編集]- 4月27日 - ジョージ・アレック・エフィンジャー、米国のSF作家。55歳没。
- 5月29日 - 矢川澄子、日本の作家・詩人・翻訳家。71歳没。
- 6月6日 - 永野藤夫、福島県出身のドイツ文学者。
- 6月12日 - ナンシー関、青森県出身の版画家・コラムニスト。39歳没[4]。
- 6月24日 - 高橋康也、日本の英文学者・翻訳家。70歳没。
7月 - 9月
[編集]- 9月21日 - ロバート・L・フォワード、米国のSF作家・物理学者。70歳没。
- 9月24日 - 鮎川哲也、日本の小説家。83歳没。
- 9月28日 - 坂本一亀、福岡県出身の編集者。80歳没。
10月 - 12月
[編集]- 10月14日 - 日野啓三、東京府出身の小説家。73歳没。
- 10月21日 - 笹沢左保、東京府出身の小説家。71歳没。
- 10月23日 - 山本夏彦、東京市出身の随筆家。87歳没。
- 12月12日 - 笠原和夫、東京市出身の脚本家。75歳没。
脚注
[編集]- ^ 佐藤秀明・井上隆史編「年譜 平成14年2月10日」(42巻年譜・書誌 & 2005-08, p. 371)
- ^ 社会思想社ホームページ - お別れのご挨拶
- ^ 佐藤秀明・井上隆史編「年譜 平成14年6月29日」(42巻年譜・書誌 & 2005-08, p. 372)
- ^ “ナンシー関さん死去 エッセイスト”. 共同通信社. 47NEWS. (2002年6月12日) 2015年6月23日閲覧。
参考文献
[編集]- 『決定版 三島由紀夫全集42巻 年譜・書誌』新潮社、2005年8月。ISBN 978-4106425820。