1914年全米選手権 (テニス)
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1914年 全米選手権(1914ねんぜんべいせんしゅけん)に関する記事。
大会の流れ
[編集]- 1881年から1967年まで、全米選手権は各部門が個別の名称を持ち、大会会場も別々のテニスクラブで開かれた。これが他の3つのテニス4大大会と大きく異なる点である。
- 男子シングルス 名称:全米シングルス選手権(U.S. National Singles Championship)/会場:ロードアイランド州、ニューポート・カジノ (最初の会場、1914年まで)
- 男子ダブルス 名称:全米ダブルス選手権(U.S. National Doubles Championship)/会場:ロードアイランド州、ニューポート・カジノ (最初の会場に戻る。1894年-1914年まで)
- 女子シングルス 名称:全米女子シングルス選手権(U.S. Women's National Singles Championship)/会場:ペンシルベニア州、フィラデルフィア・クリケット・クラブ (女子部門競技はすべてこの会場、1887年-1920年まで)
- 女子ダブルス 名称:全米女子ダブルス選手権(U.S. Women's National Doubles Championship)/会場:フィラデルフィア・クリケット・クラブ (1889年-1920年まで)
- 混合ダブルス 名称:全米混合ダブルス選手権(U.S. Mixed Doubles Championship)/会場:フィラデルフィア・クリケット・クラブ (1892年-1920年まで)
- 1914年全米選手権は、男子競技(男子シングルス・男子ダブルス)がロードアイランド州ニューポート・カジノ(最初の会場)で開かれた最後のイベントである。1915年からは新たな会場として、ニューヨーク市クイーンズ区フォレストヒルズにある「ウエストサイド・テニスクラブ」(通称フォレストヒルズ)に移転することになる。
- 優勝決定方式としての「チャレンジ・ラウンド」(Challenge Round, 挑戦者決定戦)と「オールカマーズ・ファイナル」(All-Comers Final)が、男子シングルスでは1912年に廃止され、全選手が1回戦から戦う競技方式に改められた。女子シングルスでは旧方式が1918年まで実施された。(ウィキペディア日本語版の年度別記事でも「大会前年度優勝者」欄を取りやめる。)
- 大会前年度優勝者を除く選手は「チャレンジ・ラウンド」に出場し、前年度優勝者への挑戦権を争う。前年度優勝者は、無条件で「オールカマーズ・ファイナル」に出場できる。チャレンジ・ラウンドの勝者と前年度優勝者による「オールカマーズ・ファイナル」で、当年度の選手権優勝者を決定した。
- 初期の全米選手権のように、外国人出場者が少なかった時期は、地元アメリカ人選手の国籍表示を省略する。
男子シングルス
[編集]準々決勝
- エリア・フォッテル vs. グスタブ・タッチャード 6-1, 6-1, 6-2
- リチャード・ウィリアムズ vs. カール・ベア 6-1, 6-2, 7-5
- ウィリアム・クローシャー vs. ワトソン・ウォッシュバーン 6-2, 9-7, 6-1
- モーリス・マクローリン vs. クラレンス・グリフィン 6-1, 6-4, 3-6, 8-6
準決勝
- リチャード・ウィリアムズ vs. エリア・フォッテル 6-4, 6-3, 6-2
- モーリス・マクローリン vs. ウィリアム・クローシャー 6-4, 6-4, 6-3
決勝
- リチャード・ウィリアムズ vs. モーリス・マクローリン 6-3, 8-6, 10-8
女子シングルス
[編集]大会前年度優勝者
[編集]チャレンジラウンド
[編集]準々決勝
- マリー・ワーグナー vs. キャリー・ニーリー 6-2, 6-3
- ルイーズ・ハモンド vs. コンスタンス・エバンズ・サリバン 4-6, 6-2, 6-1
- イサベル・ペンドルトン vs. マーガレット・マイヤーズ 6-2, 6-1
- クレア・カッセル vs. アン・W・シェイフ 4-6, 6-4, 6-1
準決勝
- マリー・ワーグナー vs. ルイーズ・ハモンド 6-4, 6-4
- クレア・カッセル vs. イサベル・ペンドルトン 6-2, 6-1
決勝
- マリー・ワーグナー vs. クレア・カッセル 6-1, 7-5
オールカマーズ決勝
[編集]決勝戦の結果
[編集]- 男子シングルス:リチャード・ウィリアムズ vs. モーリス・マクローリン 6-3, 8-6, 10-8
- 女子シングルス:メアリー・ブラウン vs. マリー・ワーグナー 6-2, 1-6, 6-1 [オールカマーズ決勝]
- 男子ダブルス:モーリス・マクローリン&トーマス・バンディ vs. ジョージ・チャーチ&ディーン・マシー 6-4, 6-2, 6-4
- 女子ダブルス:メアリー・ブラウン&ルイーズ・ウィリアムズ vs. ルイーズ・ハモンド&エドナ・ワイルディー 8-6, 6-2
- 混合ダブルス:ビル・チルデン&メアリー・ブラウン vs. J・R・ローランド&マーガレット・マイヤーズ 6-1, 6-4
外部リンク
[編集]参考文献
[編集]- Roger M. Williams, “The U.S. Open: Game, Set, Unmatched”(全米オープン-ゲーム・セット・試合は続く) Time-Life Books, New York (1997) ISBN 0-7835-5260-2 各部門ごとの開催地について、本書の189ページを参照した。
- Bud Collins, “Total Tennis: The Ultimate Tennis Encyclopedia” Sport Classic Books, Toronto (2003 Ed.) ISBN 0-9731443-4-3
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