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(53319) 1999 JM8

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(53319) 1999 JM8
アレシボ天文台によって レーダー観測された1999 JM8の画像
アレシボ天文台によって
レーダー観測された1999 JM8の画像
仮符号・別名 1999 JM8
分類 地球近傍小惑星
軌道の種類 アポロ群
金星横断
火星横断
発見
発見日 1999年5月13日
発見者 LINEAR
軌道要素と性質
元期:2008年5月14日 (JD 2454600.5)
軌道長半径 (a) 2.706 AU
近日点距離 (q) 0.948 AU
遠日点距離 (Q) 4.465 AU
離心率 (e) 0.6498
公転周期 (P) 4.45 年
平均軌道速度 22.50 km/s
軌道傾斜角 (i) 13.839°
近日点引数 (ω) 166.276°
昇交点黄経 (Ω) 133.898°
平均近点角 (M) 349.935°
物理的性質
直径 7.0 ± 1.4 km
自転周期 136 時間
スペクトル分類 X
絶対等級 (H) 15.032
Template (ノート 解説) ■Project

(53319) 1999 JM8は、アポロ群に属する地球近傍小惑星1999年5月13日リンカーン地球近傍小惑星探査 (LINEAR) によって発見された。

1999 JM8の直径は約7kmで、潜在的に危険な小惑星 (PHA) の中では最大である。

この事から、発見直後の7月18日から8月8日までゴールドストーン天文台の追跡管制所が、8月1日から8月9日までアレシボ天文台レーダーによる観測を行い、画像を撮影した。なお、この時の1999 JM8の地球からの距離は859万Km(地球・月間の22倍の距離)であった。

この結果、1999 JM8の形状は複雑で(突起状の部分があり、Wikipedia英語版の記事ではローストチキンに例えられている…下の画像参照)、しかもトータティス同様に複雑な自転軸を持っており(結果、右回りでカオス的な自転をする)、自転速度は非常に遅いことが判明した。

2075年、1999 JM8地球へ383万Kmまで接近すると予測されている。

1999 JM8のレーダー画像およびそれに基づくコンピューターモデル

関連項目

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外部リンク

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