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黝方石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
黝方石 Nosean
ドイツのアイフェル地方オクテンドゥング英語版産の黝方石晶群
分類 方ソーダ石グループ- (準長石)
シュツルンツ分類 9.FB.10
化学式 Na8Al6Si6O24(SO4)
結晶系 立方晶系
対称 P43m
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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黝方石(ゆうほうせき)、ノゼアン(nosean)、ノーズライト(noselite)とは、ラピスラズリの主成分の一つである鉱物である。準長石の一つ。化学式はNa8Al6Si6O24(SO4) H2O。立方晶系。結晶は白、灰色、青色、緑色、褐色である。モース硬度は5.5から6で、比重は2.3から2.4。蛍光が見られる。SiO₂含有量の低い火成岩に含まれる。藍方石と固溶体を形成する。それにはカルシウムが含まれることもある。

1815年、ドイツラインラントに最初に記述された。英名Noseanはラーハ湖英語版地域の自然を研究したドイツの鉱物学カール・ヴィルヘルム・ノーゼドイツ語版 (1753 - 1835) にちなんで名付けられた。和名はあおぐろい方形結晶をなす石の意。希少な鉱物ではあるが、アメリカ合衆国ユタ州ラサル山地英語版と海洋島(例えばタヒチ)のような多様な場所に発見されるので広範囲に及んでいる。

参考文献

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