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肥後高田駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
肥後高田駅
駅舎(2012年9月)
ひごこうだ
Higo-Kōda
OR01 八代 (4.8 km)
(5.3 km) 日奈久温泉 OR03
地図
所在地 熊本県八代市平山新町
北緯32度28分31.61秒 東経130度36分45.3秒 / 北緯32.4754472度 東経130.612583度 / 32.4754472; 130.612583座標: 北緯32度28分31.61秒 東経130度36分45.3秒 / 北緯32.4754472度 東経130.612583度 / 32.4754472; 130.612583
駅番号 OR02
所属事業者 肥薩おれんじ鉄道
所属路線 肥薩おれんじ鉄道線
キロ程 4.8 km(八代起点)
門司港から237.1 km
電報略号 オレコタ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
230人/日(降車客含まず)
-2019年-
乗降人員
-統計年度-
470人/日
-2019年-
開業年月日 1933年昭和8年)7月17日
備考 無人駅
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肥後高田駅(ひごこうだえき)は、熊本県八代市平山新町にある肥薩おれんじ鉄道線である。駅番号OR02

殆どの列車は当駅を途中駅の一つとし、上り方面は八代・新八代行が、下り列車は出水・川内・隈之城行がそれぞれ1時間に1本程度設定されている。だが、当駅は近隣に熊本高専八代キャンパス中九州短期大学等学校が多いため平日朝夕は八代方面・水俣方面双方共通学利用が多い。そのため朝8時台(1本)のみ八代駅と当駅の1区間運行便がある。また周辺は住宅密集地のため、他駅と比べて乗降客が多い。

歴史

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駅名の由来

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開業当時は八代郡高田村だったことにちなむが「高田駅」は全国にあるため、旧国名の「肥後」を冠して「肥後高田」とした。

「高田」は古代からの地名であり、由来は久留米市高良山にある高良大社にちなむ大和民族の伝説が関係している。代々高良山一帯を治めて来た高木神が高良神(高良玉垂命)に山上を貸したところ、乗っ取られて現在の「高田」の地に追放されてしまい、高木神が住んだこの土地がいつしか「高田」になり、読み方も高木神の住居を意味する「たかだ」と読むには恐れ多いことから「こうだ」と読むようになったという。

年表

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駅構造

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ホーム(2012年9月)

相対式ホーム2面2線のを有する地上駅無人駅。元は有人駅木造駅舎が建っていた。駅利用者が多かったため簡易駅舎に建て替えられた後も暫くは簡易委託駅として出札窓口が設置され、八代駅から駅係員が助勤扱いで派遣され朝から夕方まで乗車券や定期券を手売りで発売していたが1993年3月31日限りで終了し、以後は完全無人駅になっている。窓口はJR九州時代は残されていたが、2004年の肥薩おれんじ鉄道への経営移管後は掲示板で塞がれている。

のりば

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のりば 路線 方向 行先 備考
1 肥薩おれんじ鉄道線 上り 八代新八代方面  
下り 佐敷水俣出水方面 原則としてこのホーム
2 列車行違い時のみ
  • 1番線、2番線の上下線共に場内・出発信号機があり、どちらからも発着や折返し運転が可能である。列車は基本的に駅舎側1番線に発着する。2番線は列車交換がある時のみ使用される。
  • 当駅と八代駅の間には麓トンネルと約300mの長さの球磨川橋梁が存在するため、台風等の悪天候や自然災害発生時は八代方面列車は当駅で折り返し運転をすることがある。その場合は臨時に駅係員が配置される。2016年4月14日発生の熊本地震では、18日夕方に全線で運転再開するまで長時間殆どの八代方面行列車が当駅止まりとなり、折返し運転を行った。

利用状況

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1日平均乗車人員及び乗降人員は以下の通り。

年度 1日平均
乗車人員
1日平均
乗降人員
2000年 380 767
2001年 416 840
2002年 401 812
2003年 409 835
2004年 314 637
2005年 286 577
2006年 290 583
2007年 284 572
2008年 279 560
2009年 275 550
2010年 258 516
2011年 236 484
2012年 216 444
2013年 214 440
2014年 197 406
2015年 199 416
2016年 205 414
2017年 229 443
2018年 263 508
2019年 230 470

駅周辺

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南側は田畑が広がっているが、北側は住宅や商業施設が多く、八代市中心市街地に近付く程密集度が高くなる。東側の駅裏は山である。

バス路線

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高田駅前[注 1]
短大高専前[注 2]

隣の駅

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肥薩おれんじ鉄道
肥薩おれんじ鉄道線
八代駅(OR01) - 肥後高田駅(OR02) - 日奈久温泉駅(OR03)

脚注

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注釈

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  1. ^ 駅前すぐ左に設置。
  2. ^ 駅から約500mの国道3号上に設置。

出典

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  1. ^ a b 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、686頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 「日本国有鉄道公示第341号」『官報』1970年8月26日。
  3. ^ 「通報 ●鹿児島本線千丁、肥後高田、肥後二見、湯浦、津奈木及び袋駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1970年8月26日、2面。
  4. ^ 「無人駅舎荒廃に“待ッタ”」『交通新聞』交通協力会、1976年6月3日、2面。
  5. ^ 1993年発行のJRダイヤル(日本テレコム発行のJR業務用電話帳)では3月31日まで有人駅扱いとなっており、当駅の駅事務室の電話番号も掲載されている。
  6. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '04年版』ジェー・アール・アール、2004年7月1日、191頁。ISBN 4-88283-125-2 

関連項目

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外部リンク

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