打太刀(うちたち)とは、武術(特に剣術)、武道(特に剣道)において用いられる用語の一つ。形稽古(組太刀)を行う際に仕太刀に倒される(技を受ける)役の人物を意味する。
日本剣道形では単に倒されるだけでなく、常に一瞬早く動き仕太刀の動作を引き出してやる師匠役でもある。打太刀は「師の位」、仕太刀は「弟子の位」とされ、上級者が打太刀、下級者が仕太刀をとる。また、全て避けられることになっているとは言え打太刀からも技を打つ。