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成績係数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

成績係数(せいせきけいすう、Coefficient Of Performance、COP)または動作係数(どうさけいすう)とは、冷房機器などのエネルギー消費効率の目安として使われる係数。なお、「エネルギー消費効率」は成績係数(COP)の同意語(類義語)として使われることがある[1]。 消費電力1 kWあたりの冷却・加熱能力を表した値である。文部科学省学術用語集』の「物理学編(増訂版)」や「建築学編(増訂版)」では「成績係数」、「船舶工学編」では「動作係数」となっている。

COPは省エネ法にも採用されているため、冷房機器の性能指標として広く一般に浸透している。冷房機器をある一定の温度条件の下で運転した場合(定格条件)の性能を評価することから定格エネルギー消費効率とも呼ばれ、定格冷房・定格暖房時の消費電力1 kWあたりの冷房・暖房能力、すなわち冷房機器の場合、

冷房COP = 冷房能力(kW)÷冷房消費電力(kW)

で表される。

また理想的な場合次のような性質が成り立つ。

  • ヒートポンプの成績係数 = 冷凍機としての成績係数 + 1 (消費電力の廃棄熱の分、冷却量より加熱量が多くなるため)
  • 熱効率とは異なり、COPは1を超え得る。上記のため暖房の場合、1以上でないと単なるヒーターの方が高効率である事になる。
  • 低温熱源と高温熱源の温度差が小さいほど大きくなる。

関連項目

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出典

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  1. ^ エネルギー消費効率は成績係数とも呼ばれ、COPとはCoefficient Of Performance(成長係数)の頭文字 - エネルギー情報センター内 新電力ネット
    エネルギー消費効率は成績係数とも呼ばれ、COPとはCoefficient Of Performance(成長係数)の頭文字 at the Wayback Machine (archived 2024-07-06) - エネルギー情報センター内 新電力ネット

外部リンク

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