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北海道戯曲賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
北海道戯曲賞
日本の旗 日本
主催北海道舞台塾実行委員会
初回2014年
最新回2023年
最新受賞者七坂稲
公式サイト公式サイト

北海道戯曲賞(ほっかいどうぎきょくしょう)は、公益財団法人北海道文化財団内に設置されている、北海道舞台塾実行委員会が主催する戯曲の賞。 1998年(平成10年)より3年開催された北海道戯曲コンクール「北の戯曲賞」を前身として、再び優れた舞台作品を創出する目的で開催[1]北海道のみならず全国に門戸を開いており、次代を担う劇作家を発掘するとともに、優れた作品を道民に提供することも目的としている。 応募作品は1人1作品となり、日本語による戯曲で、既発表・既上演の作品についても応募可能だが、他の戯曲賞への応募歴のある作品・過去に受賞歴のある作品の応募は出来ない。 第1次審査・第2次審査を経て、大賞・優秀賞受賞作品を選出。戯曲集として発行するとともに、公益財団法人北海道文化財団アートスペース等で一般に公開される。

受賞者・受賞作品一覧

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大賞 優秀賞 最終選考作品
平成26年(2014年) 1 藤原達郎(福岡県
『悪い天気』
島田佳代(鹿児島県
『乗組員』
粟飯原ほのか(神奈川県)『あなたとのもの語り』
イトウワカナ(北海道)『薄暮(haku-bo)』
加藤英雄(東京都)『ムカイ先生の歩いた道』
戸塚直人(北海道)『私の父』
福谷圭祐大阪府)『終末の予定』
平成27年(2015年) 2 なし 池田美樹(熊本県
『ぼくの、おばさん』
南出謙吾(東京都)
『終わってないし』
幸田真洋(福岡県)『中央区今泉』
すがの公(北海道)『戦うゾウの死ぬとき』
鈴木穣(東京都)『ブスとたんこぶ』
原田ゆう(東京都)『浮いていく背中に』
横山拓也(大阪府)『流れんな』
平成28年(2016年) 3 なし 藤原佳奈(東京都)
『Sの唄』
吉田小夏(東京都)
『海の五線譜』
イトウワカナ(北海道)『ブルーマウンテン号の卵と間違い探し』
合田団地京都府)『船の行方知らず』
鈴木穣(東京都)『ひみつ箱』
土橋淳志(大阪府)『あの町から遠く離れて』
中野守(兵庫県)『チャットルームでなぐり合い!』
平石耕一(埼玉県)『めくじら尺』
まきりか(東京都)『ミュージカル「DAICHI」』
村上典子(東京都)『カノン』
平成29年(2017年) 4 本橋龍(東京都)
『動く物』
中野守(兵庫県)
『10分間~タイムリープが止まらない~』
島田佳代(鹿児島県)『鱗の宿』
弦巻啓太(北海道)『サウンズ・オブ・サイレンシーズ』
田坂哲郎福岡県)『些細なうた』
田邊克彦(青森県)『鶴吉印章堂~畑山さんの印』
滝本祥生(東京都)『中ノ嶋ライト』
川口大樹(福岡県)『西のメリーゴーランド』
大迫旭洋(宮崎県)『南の国から』
荒木建策(東京都)『メゾン・ド・ユー』
木村恵美子(埼玉県)『Replace Grace』
平成30年(2018年) 5 大池容子(東京都)
『バージン・ブルース』
伸由樹生(神奈川県)
『酒乱お雪』
本橋龍(東京都)
『転職生』
斜田章大(愛知県)『小説家の檻』
相馬杜宇(神奈川県)『新在り処』
國吉咲貴(埼玉県)『チキン南蛮の日々』
松岡伸哉(福岡県)『はるまつあきふゆ』
キタモトマサヤ(大阪府)『ほたる-ふたりの女優のために』
令和元年(2019年) 6 なし 本橋龍(東京都)
『さなぎ』
霧島ロック(東京都)
『Share シェア』
鈴木穣(千葉県)『あいがけ』
升味加耀(東京都)『害悪』
松岡伸哉(福岡県)『さよなら、サンカク』
宮崎玲奈(神奈川県)『須磨浦旅行譚』
大池容子(東京都)『ハイライト』
戸澤直人(北海道)『私、ミープヒースの物語』
令和2年(2020年) 7 なし 南出謙吾(大阪府)
『夕映えの職分』
松岡伸哉(福岡県)『かいじゅうたち』
山脇立嗣(京都府)『その先の凪』
霧島ロック(東京都)『ッぱち!』
刈馬カオス(愛知県)『フラジャイル・ジャパン』
中村ケンシ(大阪府)『ムスウノヒモ』
令和3年(2021年) 8 葭本未織(兵庫県)
『南千住回遊野外劇「リアの跡地」』
なし 柳生二千翔(東京都)『アンダーカレント』
私道かぴ(大阪府)『犬が死んだ、僕は父親になることにした』
野村有志(大阪府)『コルチカム』
斜田章大(愛知県)『残火(ザンカ)』
鈴木アツト(東京都)『藤田嗣治~白い暗闇~』
令和4年(2022年) 9 ごまのはえ(大阪府)
『チェーホフも鳥の名前』
なし 大原渉平(滋賀県)『畦道』
佐藤礼一(東京都)『おもいでは君のこころの襲鱗』
鈴木アツト(東京都)『カレル・チャペック~水の足音~』
池亀三太(東京都)『ゴンドラ』
萩谷至史(東京都)『脱出は第二宇宙速度で』
令和5年(2023年) 10 七坂稲(兵庫県)
『迷惑な客』
鈴木アツト
『犬と独裁者』
久保田響介(東京都)『流れてく』
白江夏生み(東京都)『ふねを漕ぐ魚たち』
山本タカ(東京都)『老獣のおたけび』

最終選考会・選考委員

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  • 2014年 - 2014年12月23日、公益財団法人北海道文化財団内アートスペース
長田育恵演劇ユニットてがみ座主宰)、斎藤歩(札幌座チーフディレクター)、土田英生(劇団MONO代表)、畑澤聖悟(劇団渡辺源四郎商店主宰)、前田司郎(劇団五反田団主宰)
  • 2015年 - 2015年12月5日、公益財団法人北海道文化財団内アートスペース
長田育恵(演劇ユニットてがみ座主宰)、斎藤歩(札幌座チーフディレクター)、土田英生(劇団MONO代表)、畑澤聖悟(劇団渡辺源四郎商店主宰)、前田司郎(劇団五反田団主宰)
長田育恵(演劇ユニットてがみ座主宰)、斎藤歩(公益財団法人北海道演劇財団常務理事・芸術監督)、土田英生(劇団MONO代表)、畑澤聖悟(劇団渡辺源四郎商店主宰)、前田司郎(劇団五反田団主宰)
  • 2017年 - 2018年1月26日、北海道内
長田育恵(演劇ユニットてがみ座主宰)、斎藤歩(公益財団法人北海道演劇財団常務理事・芸術監督)、土田英生(劇団MONO代表)、畑澤聖悟(劇団渡辺源四郎商店主宰)、前田司郎(劇団五反田団主宰)
  • 2018年 - 2019年1月、北海道内
桑原裕子(劇団KAKUTA主宰)、斎藤歩(公益財団法人北海道演劇財団専務理事・芸術監督)、土田英生(劇団MONO代表)、長塚圭史(劇団阿佐ヶ谷スパイダース主宰)、前田司郎(劇団五反田団主宰)
桑原裕子(劇団KAKUTA主宰)、斎藤歩(公益財団法人北海道演劇財団専務理事・芸術監督)、土田英生(劇団MONO代表)、長塚圭史(劇団阿佐ヶ谷スパイダース主宰)、前田司郎(劇団五反田団主宰)
江本純子(毛皮族・財団、江本純子)、桑原裕子(劇団KAKUTA主宰)、斎藤歩(公益財団法人北海道演劇財団専務理事・芸術監督)、瀬戸山美咲(ミナモザ)、長塚圭史(劇団阿佐ヶ谷スパイダース主宰)
江本純子(毛皮族・財団、江本純子)、桑原裕子(劇団KAKUTA主宰)、斎藤歩(札幌座)、瀬戸山美咲(ミナモザ)、古川健劇団チョコレートケーキ
  • 2022年
江本純子(毛皮族・財団、江本純子)、桑原裕子(劇団KAKUTA主宰)、瀬戸山美咲(ミナモザ)、古川健(劇団チョコレートケーキ)、松井周(サンプル)
  • 2023年
江本純子(毛皮族・財団、江本純子)、瀬戸山美咲(ミナモザ)、福原充則(ピチチ5)、古川健(劇団チョコレートケーキ)、松井周(サンプル)

出典

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脚注

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注釈

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  1. ^ 12月11日に開催を予定していたが大雪のために一度中止となり、改めて1月中旬に東京都内で審査会を実施した。

外部リンク

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