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佐藤宣践

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
獲得メダル
日本の旗 日本
柔道
世界柔道選手権
1967 ソルトレイクシティ 93kg級
1969 メキシコシティ 無差別級
1971 ルートヴィヒスハーフェン 93kg級
1973 ローザンヌ 93kg級

佐藤 宣践(さとう のぶゆき、1944年1月12日 - )は、日本柔道家北海道函館市出身。2012年、九段に昇段。東海大学名誉教授、2016年4月より桐蔭横浜大学第三代学長。身長178cm、体重88kg。

人物

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東京教育大学卒業後、博報堂に入社。1967年世界選手権の軽重量級で優勝。その後も1969年無差別級で3位、1971年軽重量級で2位、1973年軽重量級で優勝と安定した成績を挙げた。全日本選手権においても90kg前後の体格ながら1967年1971年に準優勝、1974年優勝と好成績を残す。またサンボも経験しており、1972年のヨーロッパ選手権では優勝を成し遂げている。

引退後は全柔連IJFで理事を歴任し、IJF教育委員会委員長として1995年のIJF技名称制定[1]などの柔道教育に尽力する傍ら東海大学の教員を務め、山下泰裕柏崎克彦井上康生など10名以上の世界チャンピオンを輩出している。2007年にはアジア柔道連盟会長選に立候補するも、投票でクウェートオベイド・アル・アンジ(Obaid Al-Amzi)に敗れ落選。

2009年3月に東海大学体育学部を退任し、以降は同大スポーツ教育振興本部の本部長を務める。2012年4月28日には講道館創立130周年記念式典にて九段に昇段し、赤帯を許された[2]

来歴

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共著書

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脚注

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  1. ^ a b 津村弘三「IJF技名称改正について」『柔道』第69巻第7号、講道館、1998年7月1日、56-62頁、NDLJP:6073775/35 
  2. ^ “講道館創立130周年記念 九段昇段者および新九段のことば”. 機関紙「柔道」 (財団法人講道館). (2012年6月1日) 
  3. ^ 秋の叙勲受章者毎日新聞 2021/11/3 東京朝刊
  4. ^ 『官報』号外第250号、令和3年11月4日
  5. ^ 令和3年秋の叙勲 瑞宝中綬章受章者”. 内閣府. 2023年1月25日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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  • 佐藤宣践 - JudoInside.com のプロフィール(英語)
先代
小島武司
桐蔭横浜大学学長
2016年 - 2020年
次代
溝上慎一