伊勢湾フェリー
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本社(2007年1月) | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒517-0011 三重県鳥羽市鳥羽三丁目1484-111 鳥羽フェリーターミナル2階 |
設立 | 1964年4月4日 |
業種 | 海運業 |
法人番号 | 2190001007338 |
事業内容 | フェリー運航など |
資本金 | 9,000万円 |
純利益 |
7,137万3,000円 (2024年3月期)[2] |
総資産 |
12億9,589万2,000円 (2024年3月期)[2] |
主要株主 |
愛知県(7%) 三重県(7%) 田原市(3%) 鳥羽市(3%) |
外部リンク |
www |
伊勢湾フェリー株式会社(いせわんフェリー、英語: Isewan Ferry Co., Ltd[1])は、三重県鳥羽市に本社を置く海運会社。鳥羽と愛知県の伊良湖(田原市)を結ぶ定期航路(フェリー)を運航している。2024年2月現在、加藤汽船グループに所属する[3]。
沿革
[編集]- 1964年4月: 名古屋鉄道・近畿日本鉄道の折半出資により伊勢湾自動車運送船株式会社を設立する。
- 1964年11月7日[4]: 鳥羽 - 伊良湖間フェリー航路の営業を開始する。
- 1973年5月: 商号を伊勢湾フェリー株式会社に変更する。
- 1976年10月9日[4]: 鳥羽 - 師崎(愛知県南知多町)間フェリー航路の営業を開始する。
- 1997年7月: 本店を名古屋市から三重県鳥羽市へ移転する。
- 2004年4月: 静岡営業所を本社営業部に統合する。
- 2005年2月9日: 鳥羽 - 師崎航路の運航を終了する。
- 2005年2月10日: 鳥羽 - 常滑(中部臨空都市)間フェリー航路の営業を開始する。
- 2006年3月1日: ダイヤを改定し、常滑航路を2往復に減便する。
- 2007年3月31日: 常滑航路の運航を終了し、常滑営業所を閉鎖する。
- 2010年3月24日: 鳥羽 - 伊良湖航路の運航を同年9月30日で終了し、会社も清算すると発表。国土交通省中部運輸局に廃止届を提出。
- 2010年8月20日: 「鳥羽伊良湖航路対策協議会」の会合で、同年10月1日付で現経営陣と各地方自治体(愛知県・三重県・田原市・鳥羽市)が全株式を買収(事実上のマネジメント・バイアウト)し、鳥羽 - 伊良湖航路を存続させることで合意したこと、および中部運輸局に提出されていた廃止届を取り下げることを発表する[5]。
- 2010年10月1日: 各自治体から支援を受けた新体制での事業を開始する。名鉄と近鉄は前日付けで経営から撤退した。
航路
[編集]運航中の航路
[編集]注記
- ゴールデンウィーク・お盆・年末年始は早朝臨時便(1往復)を設定する日がある。なお、この期間中は乗用車の航送予約をすることができない。
- Fダイヤは多客期(2022年度はゴールデンウィーク・お盆)のみ、Aダイヤは平日の閑散期のみそれぞれ運航。
- 船内には特別室という有料客室を設けているが、事前に予約すること・乗船券と同時に購入することはできない(※特別室のチケットは船内売店で販売[9])。
- 伊勢湾に生息するハセイルカやスナメリ等が航路で見られる事があり、発見情報を記録・公開している[10][11][12]。
かつて運航されていた航路
[編集]船舶
[編集]3隻のカーフェリーで運航を行う。かつて常滑(師崎)航路を運航していた際は、更に3隻(三河丸・渥美丸・志摩丸)が在籍していた。
運航中の船舶
[編集]- 鳥羽丸(3代)
- 知多丸
- 2004年就航、内海造船瀬戸田工場建造、2,331総トン、全長73.32 m、幅13.8 m
- 伊勢丸 (2代)
- 2005年就航、内海造船瀬戸田工場建造、2,331総トン、全長73.32 m、幅13.8 m
-
鳥羽丸
- 答志島沖(2008年9月) -
伊勢丸
- 伊良湖港(2006年12月) -
知多丸
- 鳥羽港(2007年3月)
過去の船舶
[編集]- 伊良湖丸(初代)[14]
- 鳥羽丸(初代)[14]
- 志摩丸(初代)[14]
- 渥美丸(初代)[15]
- 第二豊予丸[14]
- 伊良湖丸(2代)[15]
- 伊勢丸(初代)[15]
- 鳥羽丸(2代)[15]
- 志摩丸(2代)[15]
- 渥美丸(2代)[16]
- 三河丸[14]
-
伊勢丸(初代)
(2004年1月) -
志摩丸(2代) 旧塗装
(1989年1月) -
渥美丸(2代)
(2003年8月) -
三河丸
(2002年8月)
本社・主な営業所所在地
[編集]-
鳥羽フェリーターミナル
(本社・鳥羽営業所) -
道の駅伊良湖クリスタルポルト(伊良湖フェリーターミナル)
-
旧・常滑フェリーターミナル
(旧・常滑営業所)
脚注
[編集]- ^ a b “Isewan Ferry” (英語). Isewan Ferry Co., Ltd. 2023年3月3日閲覧。
- ^ a b 伊勢湾フェリー株式会社 第60期決算公告
- ^ “会社案内”. ジャンボフェリー. 2024年2月15日閲覧。
- ^ a b c 『世界の艦船別冊 日本のカーフェリー:その揺籃から今日まで』海人社、2009年、317頁。
- ^ “第4回鳥羽伊良湖航路対策協議会の結果概要について”. 愛知県庁 (2010年8月20日). 2011年4月10日閲覧。
- ^ “2020 年東京オリンピック・パラリンピック までに太平洋岸自転車道をつなぐ取り組み ~第1回太平洋岸自転車道推進協議会の開催について~”. 国土交通省関東地方整備局道路部(2018年11月26日作成). 2019年4月18日閲覧。
- ^ a b フェリー・旅客船ガイド 2006年春季号 (日刊海事通信社 2006)
- ^ “運航カレンダー(2022年度)”. 伊勢湾フェリー. 2022年5月8日閲覧。
- ^ “船内インフォメーション・船内売店営業再開について”. 伊勢湾フェリー. 2022年5月8日閲覧。
- ^ “イルカ発見履歴”. 伊勢湾フェリー. 2024年11月5日閲覧。
- ^ “伊勢湾港におけるハセイルカ出現状況について”. 伊勢湾フェリー. 2024年11月5日閲覧。
- ^ “イルカ・スナメリ撮影写真”. 伊勢湾フェリー. 2024年11月5日閲覧。
- ^ 全国フェリー・旅客船ガイド 1987年上期号 (日刊海事通信社 1986)
- ^ a b c d e f g h i j k 『世界の艦船別冊 日本のカーフェリー:その揺籃から今日まで』海人社、2009年、168-170頁。
- ^ a b c d e 日本船舶明細書 1988 (日本海運集会所 1988)
- ^ 日本船舶明細書 1993 (日本海運集会所 1992)
関連項目
[編集]- 東海ラジオ放送 - かつて時報前に生コマーシャルを放送していた時間帯があった。
- 三遠伊勢連絡道路 - 地域高規格道路候補路線。
- 名鉄海上観光船 - 名鉄単独系列のフェリー会社。かつて鳥羽港へ乗入れていた。
- 志摩マリンレジャー - 近鉄単独系列の船会社。鳥羽港や賢島を拠点に運航。
外部リンク
[編集]- 伊勢湾フェリー(公式ウェブサイト)