中岡成文
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中岡 成文(なかおか なりふみ、1950年 - )は、日本の哲学者。大阪大学名誉教授。専門は、臨床哲学、倫理学。
来歴
[編集]山口県岩国市出身。広島学院高等学校卒[1]、1973年京都大学文学部哲学科卒[1]、1978年同大学院文学研究科博士課程哲学専攻単位習得満期退学[1]。1980年福岡女子大学専任講師[1]、1981年助教授[1]、1987年大阪大学教養部助教授[1]、1994年大阪大学文学部助教授[1]、1996年同文学研究科教授[1]。2001年医学系研究科「医の倫理学」教授を兼任[1]。大阪大学コミュニケーションデザイン・センター (CSCD) 初代センター長を務めた[1]。2014年定年退任[2]。
ヘーゲル哲学から出発して、西田幾多郎、田辺元、三木清などに取り組み、鷲田清一らと共に臨床哲学の運動を起こした。
著書
[編集]- 『ハーバーマス コミュニケーション行為』講談社 1996(現代思想の冒険者たち)/増補版 ちくま学芸文庫 2018
- 『私と出会うための西田幾多郎』出窓社 1999
- 『臨床的理性批判』岩波書店、双書現代の哲学 2001
- 『パラドックスの扉』岩波書店、双書哲学塾 2007
- 『試練と成熟-自己変容の哲学』大阪大学出版会 2012
- 『養生訓問答 ほんとうの「すこやかさ」とは』ぷねうま舎 2015
共編
[編集]- 『西洋哲学史 近代編.科学の形成と近代思想の展開』宗像恵共編著 ミネルヴァ書房 1995
- 『知のパラドックス』責任編集 岩波書店、1998 岩波新・哲学講義
- 『戦争責任と「われわれ」 「「歴史主体」論争」をめぐって』安彦一恵、魚住洋一共編 ナカニシヤ出版 1999 叢書倫理学のフロンティア
- 『ドキュメント臨床哲学』本間直樹共編 鷲田清一監修 大阪大学出版会 2010 シリーズ臨床哲学
翻訳
[編集]参考
[編集]- 中岡成文教授 - 大阪大学
- 試練と成熟-自己変容の哲学 - 紀伊國屋書店BookWeb
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j 「中岡成文教授 略歴」『メタフュシカ』第45号、大阪大学大学院文学研究科哲学講座、2014年12月、5頁、doi:10.18910/51531、ISSN 1342-6508、NAID 120005601309。
- ^ 「中岡成文教授 功績覚書 (中岡成文教授 退職記念号)」『メタフュシカ』第45号、大阪大学大学院文学研究科哲学講座、2014年12月、巻頭18-20、doi:10.18910/51523、ISSN 1342-6508、NAID 120005601303。