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下妻市

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下妻市
下妻市旗 下妻市章
下妻市旗 下妻市章
1954年7月1日制定
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 茨城県
市町村コード 08210-4
法人番号 6000020082104 ウィキデータを編集
面積 80.88km2
総人口 41,499[編集]
推計人口、2024年10月1日)
人口密度 513人/km2
隣接自治体 つくば市筑西市常総市結城郡八千代町
市の木 マツ
市の花 キク
市の鳥 なし
下妻市役所
市長 菊池博
所在地 304-8501
茨城県下妻市本城町二丁目22番地
北緯36度11分04秒 東経139度58分03秒 / 北緯36.18442度 東経139.96747度 / 36.18442; 139.96747座標: 北緯36度11分04秒 東経139度58分03秒 / 北緯36.18442度 東経139.96747度 / 36.18442; 139.96747
外部リンク 公式ウェブサイト

下妻市位置図

― 市 / ― 町・村

特記事項 なし
ウィキプロジェクト
2021年(令和3年)撮影の下妻市中心部周辺の空中写真。市街地北西の湖は砂沼。西側に見える河川は鬼怒川である。
同年5月4日撮影の12枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

下妻市(しもつまし)は、茨城県西部の県西地域に位置する。東京都心から約60km圏にある田園都市である[1]

常陸国真壁郡筑波郡千葉県より移管された旧下総国結城郡(旧豊田郡・旧岡田郡)で構成される。1954年(昭和29年)市制施行。

地理

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市東部に小貝川、西部に鬼怒川が流れ、中央部に砂沼がある[1]

気候

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下妻(1991年 - 2020年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 17.7
(63.9)
23.8
(74.8)
26.1
(79)
29.6
(85.3)
33.3
(91.9)
36.6
(97.9)
37.0
(98.6)
37.7
(99.9)
36.8
(98.2)
32.5
(90.5)
25.5
(77.9)
24.7
(76.5)
37.7
(99.9)
平均最高気温 °C°F 9.0
(48.2)
9.9
(49.8)
13.4
(56.1)
18.8
(65.8)
22.9
(73.2)
25.5
(77.9)
29.2
(84.6)
30.7
(87.3)
27.3
(81.1)
21.7
(71.1)
16.2
(61.2)
11.2
(52.2)
19.6
(67.3)
日平均気温 °C°F 3.0
(37.4)
4.1
(39.4)
7.6
(45.7)
12.9
(55.2)
17.8
(64)
21.1
(70)
24.7
(76.5)
25.8
(78.4)
22.4
(72.3)
16.7
(62.1)
10.5
(50.9)
5.2
(41.4)
14.3
(57.7)
平均最低気温 °C°F −2.4
(27.7)
−1.4
(29.5)
2.0
(35.6)
7.3
(45.1)
13.4
(56.1)
17.5
(63.5)
21.3
(70.3)
22.3
(72.1)
18.7
(65.7)
12.4
(54.3)
5.4
(41.7)
−0.1
(31.8)
9.7
(49.5)
最低気温記録 °C°F −13.7
(7.3)
−11.4
(11.5)
−6.4
(20.5)
−3.2
(26.2)
2.7
(36.9)
9.9
(49.8)
13.1
(55.6)
14.9
(58.8)
6.8
(44.2)
1.1
(34)
−3.8
(25.2)
−7.7
(18.1)
−13.7
(7.3)
降水量 mm (inch) 39.1
(1.539)
39.5
(1.555)
80.2
(3.157)
101.2
(3.984)
122.9
(4.839)
121.2
(4.772)
144.2
(5.677)
123.9
(4.878)
171.9
(6.768)
176.0
(6.929)
70.5
(2.776)
41.2
(1.622)
1,231.8
(48.496)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 4.0 5.0 9.0 9.9 10.7 11.7 11.9 8.4 10.9 10.3 6.6 5.1 103.7
平均月間日照時間 199.4 184.7 186.2 181.3 177.8 123.0 141.8 175.0 133.2 137.2 154.2 179.3 1,978
出典1:Japan Meteorological Agency
出典2:気象庁[2]

隣接している市町村

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市勢

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2005年国勢調査速報値によれば人口は36,889人。2006年1月1日結城郡千代川村を編入合併し、2005年国勢調査の時点で両市村を合わせた人口は46,427人とされる。

人口

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下妻市と全国の年齢別人口分布(2005年) 下妻市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 下妻市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
下妻市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 35,512人
1975年(昭和50年) 37,361人
1980年(昭和55年) 39,337人
1985年(昭和60年) 41,506人
1990年(平成2年) 42,704人
1995年(平成7年) 45,466人
2000年(平成12年) 46,544人
2005年(平成17年) 46,435人
2010年(平成22年) 44,987人
2015年(平成27年) 43,293人
2020年(令和2年) 42,521人
総務省統計局 国勢調査より


地名の由来

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935年承平5年)の『和名抄』に「しもつま」として記されているのが、史料初見とされている。現在の市名「下妻」と書き記すようになったのは、おおむね鎌倉時代以降といわれている。

歴史

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年表

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旧下妻市役所(2008年)

行政区域変遷

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  • 変遷の年表
下妻市市域の変遷(年表)
月日 現下妻市市域に関連する行政区域変遷
1889年(明治22年) 4月1日 町村制施行により、以下の町村がそれぞれ発足。[7][8]
  • 旧下妻市
    • 真壁郡
      • 下妻町 ← 下妻町・砂沼新田・坂本新田・大木新田
      • 大宝村 ← 下木戸村・横根村・平川戸村・比毛村・堀籠村・大串村・福田新田・
        平沼新田・大宝村・北大宝村
      • 騰波ノ江村 ← 忠左衛門新田・若柳村・上新田村・数須村・中新田村・下新田村・筑波島村
      • 上妻村 ← 江村・黒駒村・平方村・尻手村・柴村・大木村・渋井村・半谷村・
        赤須村・桐ケ瀬村・前河原村・長塚村
    • 豊田郡
      • 総上村 ← 小島村・今泉村・中居指村・二本紀村・古沢村・袋畑村
      • 豊加美村 ← 山尻村・谷田部村・柳原村・加養村・樋橋村・肘谷村・新堀村
    • 筑波郡
  • 千代川村
    • 豊田郡
      • 宗道村 ← 田下村・下栗村・本宗道村・新宗道村・渋田村・伊古立村・長萱村・
        唐崎村・見田村
      • 玉村 ← 羽子村・小保川村・原宿村・若宮戸村・原村
      • 蚕飼村 ← 大園木村・鯨村
    • 岡田郡
      • 大形村 ← 鎌庭村・五箇村・別府村・皆葉村・村岡村
1896年(明治29年) 4月1日 豊田郡・岡田郡は結城郡に編入。
1930年(昭和5年) 上妻村の一部(江の一部)は関本町に編入。
1939年(昭和14年)
  • 上妻村の一部(長塚)は下妻町に編入。
  • 下妻町の一部(大木新田)は上妻村に編入。
1952年(昭和27年)
  • 大宝村の一部(大宝・福田新田の各一部)は上妻村に編入。
  • 上妻村の一部(大木・大木新田の各一部)は大宝村に編入。
1954年(昭和29年) 4月1日 大宝村・騰波ノ江村は下妻町に編入。
6月1日 上妻村・総上村・豊加美村・高道祖村は下妻町に編入。
  • 同日、下妻町は市制施行し下妻市になる。
10月10日 玉村の一部(羽子・原)は宗道村に編入。
1955年(昭和30年) 1月1日 宗道村・蚕飼村・大形村とともに合併し千代川村が発足。
2006年(平成18年) 1月1日 千代川村は下妻市に編入。
  • 変遷表
下妻市市域の変遷表(※細かい境界の変遷は省略)
1868年
以前
明治元年 - 明治22年 明治22年
4月1日
明治22年 - 昭和19年 昭和20年 - 昭和64年 平成元年 - 現在 現在
真壁郡 城廻村 明治15年
下妻町
下妻町 下妻町 下妻町 昭和29年6月1日
市制
下妻市 下妻市
東当郷村
西当郷村
南当郷村
砂沼新田
坂本新田
長塚村 上妻村
の一部
昭和14年
下妻町に編入
下木戸村 大宝村 大宝村 昭和29年4月1日
下妻町に編入
横根村
平川戸村
比毛村
堀籠村
大串村
福田新田
平沼新田
大宝村
北大宝村
忠左衛門新田 騰波ノ江村 騰波ノ江村
若柳村
上新田村
数須村
中新田村
下新田村
筑波島村
江村 上妻村 上妻村 上妻村 昭和29年6月1日
下妻町に編入
黒駒村
平方村
尻手村
柴村
渋井村
半谷村
赤須村
桐ケ瀬村
前河原村
大木村 大木村
明治元年
大木新田
下妻町
の一部
昭和14年
上妻村に編入
筑波郡 高道祖村 高道祖村 高道祖村 高道祖村
豊田郡 小島村 総上村 明治29年4月1日
結城郡に編入
総上村
今泉村
中居指村
松岡村 明治11年
二本紀村
行田村
古沢村
袋畑村
山尻村 豊加美村 豊加美村
谷田部村
柳原村
加養村
樋橋村
肘谷村
新堀村
田下村 宗道村 宗道村 昭和30年1月1日
千代川村
平成18年1月1日
下妻市に編入
下栗村
本宗道村
新宗道村
渋田村
伊古立村
長萱村
唐崎村
見田村
羽子村 玉村
一部
昭和29年10月10日
宗道村に編入
原村
大園木村 蚕飼村 蚕飼村
鯨村
岡田郡 鎌庭村 大形村 大形村
五箇村
別府村
皆葉村
村岡村

行政

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  • 市長菊池博2018年4月14日就任、2期目)
  • 歴代市長
    初代:澤部元信[注釈 1](1954年 - 1955年)
    2代:横瀬花兄七(1955年 - 1959年)
    3代:澤部元信(1959年- 1963年)
    4代:中山繁(1963年- 1967年)
    5代:加藤俊介(1967年 - 1981年)
    6代:鳩貝充(1981年 - 1988年)
    7代:横島良市(1988年 - 1995年)
    8代:山中博(1995年 - 2002年)
    9代:小倉敏雄(2002年 - 2010年)
    10代:稲葉本治(2010年 - 2018年)
市庁舎
千代川庁舎(旧千代川村役場)
  • 本庁舎・第二庁舎
  • 千代川庁舎

議会

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市議会

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  • 定数:18人
  • 議長:須藤豊次
  • 副議長:宇梶浩太

県議会

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  • 選挙区:下妻市選挙区
  • 定数:1人
  • 任期:2023年1月8日 - 2027年1月7日
  • 投票日:2022年12月11日
  • 当日有権者数:34,157人
  • 投票率:46.00%
候補者名 当落 年齢 所属党派 新旧別 得票数
飯塚秋男 70 自由民主党 8,999票
程塚智則 45 無所属 6,564票

衆議院

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茨城県第1区
当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数 重複
福島伸享 51 無所属 105,072票
比当 田所嘉徳 67 自由民主党 96,791票
茨城県第7区
当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数 重複
永岡桂子 67 自由民主党 74,362票
比当 中村喜四郎 72 立憲民主党 70,843票
水梨伸晃 42 日本維新の会 14,683票

産業

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  • 平成27年の国勢調査では第2次産業と第3次産業の就業者割合が全体の9割以上となっている[1]
  • 茨城県の銘柄豚「ローズポーク」の産地の1つである[9]

交通

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鉄道

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バス

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道路

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東西と南北に2本の国道が交差して走り、鉄道が南北に通っている。路線バスにより、つくば市・土浦市方面と結ばれている。

地域

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郵便 

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市内の集配業務は全て下妻郵便局が受け持っている。

  • 下妻郵便局(集配局)
  • 大形郵便局
  • 上妻郵便局
  • 下妻砂沼郵便局
  • 大宝郵便局
  • 高道祖(たかさい)郵便局
  • 千代川郵便局
  • 若柳簡易郵便局(2021年1月1日廃止[10])

学校

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  • 小学校
    • 市立下妻小学校
    • 市立大宝小学校
    • 市立騰波ノ江小学校
    • 市立上妻小学校
    • 市立総上小学校
    • 市立豊加美小学校
    • 市立高道祖小学校
    • 市立宗道小学校
    • 市立大形小学校

電気

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かつて下妻町には電燈会社があった。才賀藤吉が1912年(明治45年)2月に事業許可を受け[11]、8月に下妻電気を設立[12]。1913年(大正2年)11月事業開始、供給区域は真壁郡下妻村、関本町上妻村大宝村、結城郡豊加美村宗道村玉村総上村石下町。発電所は持たず下野電力より受電した[13]。1922年(大正11年)茨城電力に合併された[14]

コミュニティ

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ウェブ上に、下妻市周辺地域のコミュニティ活性化を目的としたコミュニティサイトが開設されている。

ナンバープレート

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名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

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マスコットキャラ

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シモンちゃん

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下妻駅前に設置された看板に描かれたシモンちゃん

下妻市の公式サイトに描かれている、オオムラサキ萌え擬人化したキャラクター。株式会社ヘレナメディアリサーチ制作。

新聞のインタビューで「ページのお堅いイメージを払拭して作っただけであり、性別も決めていない」とされている[22]

総務部情報政策課の管理下におかれているため「市のマスコットキャラクター」というよりも「下妻市公式サイトでの案内キャラクター」である。これまで公式グッズ等の販売は2008年10月に催された「しもつま砂沼フェスティバル」においてグッズ(マグカップ、ミニタオル、キーホルダー)付きのチケットが販売され、2009年10月より下妻駅構内に設置された観光案内所にてストラップが、茨城国体に合わせ受注生産でシモンちゃんが胸にあしらわれたポロシャツが販売されたことがあった。現在は「道の駅しもつま」でキャラクター入りの手ぬぐいが販売されている。

2011年6月16日には、江戸時代街道「下妻街道」の基点となっていた場所で、下妻と縁のある東京都足立区千住北千住駅近くに、シモンちゃんにちなんで名づけられた下妻市特産品アンテナショップ「シモンちゃんの家」が開店し、看板にシモンちゃんが描かれた(現在は閉店)。

2015年には市内の原動機付自転車のナンバープレートの図柄に期間限定で採用された[23]ほか、2017年から市内を走るコミュニティバスのラッピングマスコットにもなっている。[24]

著名な出身者

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知名度と市名の選定

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  • 映画『下妻物語』(深田恭子土屋アンナ主演、2004年5月29日公開)の舞台となっている。更にこの年、茨城県立下妻第二高等学校野球部が第86回全国高等学校野球選手権大会に初出場を決め、当市出身の柔道選手の塚田真希2004年アテネオリンピックに出場して金メダルを獲得したことにより、下妻の名称が全国に知られるようになって、この名称へのこだわりが強くなったといった市民意識の変化などによって市名の再考を促す動きが大きくなったことで[25]、以下のように広域合併案が白紙になった。
    • 平成の大合併において最初、当市と八千代町千代川村石下町法定合併協議会を設置し、「既存市町村名を使わない」ことを確認した上で2005年3月の新設合併を目指して協議が進められ、2004年5月頃には新市名称として「きぬ」「常総」「常総きぬ」の三点の候補に絞り込み、同年9月下旬には当時設置されていた隣の水海道市伊奈町谷和原村の法定合併協議会[注釈 2]が新市名称に「常総市」を決めたためにこれを除外し、他の二択という状況になっていた。しかし上記にあるような事情により、市民から「下妻市の名を残して欲しい」という陳情を集めた署名が1万人以上集まって提出されたことを受け、同年10月18日の協議会の第12回会合において、既存市町村名も候補に加えるように動議が提出された[25][26]。しかしこれに他の3町村の委員らが反発、同年11月22日の第14回会合において当市が脱会する意思を表したことで協議会の解散が決定した[27]。その後翌2005年1月に改めて当市と千代川村との合併協議会が設置され[26]、新市名にも下妻の名を継承した上で翌2006年1月1日の合併で決着した。

脚注

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注釈

[編集]
  1. ^ お笑い芸人澤部佑の曽祖父。
  2. ^ その後この協議会は破談となり解散。後に水海道市は当市などとの合併が破談となった石下町との合併協議会を改めて設置し、石下町を編入した上で常総市と改称した(常総市#市名の節も参照)。

出典

[編集]
  1. ^ a b c 下妻市総合計画 総論 下妻市(2024年10月22日閲覧)
  2. ^ 下妻 過去の気象データ検索”. 気象庁. 2023年3月5日閲覧。
  3. ^ 所理喜夫・佐久間好雄・網野善彦・佐々木銀弥 編『図説 茨城県の歴史』図説 日本の歴史8、河出書房新社、1995年11月15日、238pp. ISBN 4-309-61108-7 (138ページより)
  4. ^ 字の区域の設定(平成14年7月18日 茨城県告示第838号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第1382号: pp. p.2-3, (2002年7月18日) 
  5. ^ 都市計画/区画整理”. 市政情報. 下妻市公式ホームページ. 2014年11月20日閲覧。
  6. ^ 広報しもつま 2023年5月号”. 下妻市. 2024年8月25日閲覧。
  7. ^ 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 8 茨城県』、角川書店、1983年 ISBN 4040010809より
  8. ^ 日本加除出版株式会社編集部『全国市町村名変遷総覧』、日本加除出版、2006年、ISBN 4817813180より
  9. ^ 宮田哲「ぐるっと首都圏・食べる・つながる 茨城・ローズポーク 弾力あり柔らかな肉 生産も販売も指定制で」毎日新聞2017年8月21日付朝刊、東京版25ページ
  10. ^ https://www.post.japanpost.jp/newsrelease/storeinformation/detail/index.php?id=4763 廃止:若柳簡易郵便局 日本郵便 2020年12月18日
  11. ^ 『電気事業要覧. 第〔6〕回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  12. ^ 『日本全国諸会社役員録. 第21回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  13. ^ 『電気事業要覧. 第9回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  14. ^ 『電気事業要覧. 第14回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  15. ^ 公式
  16. ^ 大宝城大宝城大宝城
  17. ^ 関東最古の八幡様 大宝八幡宮(公式)
  18. ^ 下妻市ホームページ[1]
  19. ^ 公式
  20. ^ 下妻市ホームページ
  21. ^ 国登録有形文化財 江連用水旧溝宮裏両樋  | 下妻市公式ホームページ”. www.city.shimotsuma.lg.jp. 2019年7月3日閲覧。
  22. ^ 朝日新聞2007年1月20日掲載記事「絵本もお役所も『萌え』」より
  23. ^ http://www.city.shimotsuma.lg.jp/page/page001297.html
  24. ^ http://www.city.shimotsuma.lg.jp/page/page001742.html
  25. ^ a b 下妻市、八千代町など4市町村の名称問題こじれる 新市名称は持ち越し、「下妻」にこだわる意見噴出”. 市町村合併情報@いばらき. 井手よしひろ(元茨城県議会議員) (2004年10月19日). 2024年8月12日閲覧。
  26. ^ a b 平成17年2月10日発行「しもつま市議会だより」
  27. ^ 下妻市脱退で解散/結城郡3町村との合併協”. 日本工業経済新聞社 (2004年11月30日). 2024年8月12日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]