マル州
座標: 北緯37度0分 東経62度0分 / 北緯37.000度 東経62.000度
マル州 Mary welaýaty | |
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メルブ遺跡(2011年) | |
位置 | |
マル州の位置 | |
歴史 | |
設置 | 1939年11月21日 |
行政 | |
国 | トルクメニスタン |
州都 | マル |
州 | マル州 |
地理 | |
面積 | |
州域 | 87,150 km2 |
人口 | |
人口 | (2022年現在) |
州域 | 1,613,386人 |
人口密度 | 18.5人/km2 |
備考 | トルクメニスタンでは5州中1位。 |
その他 | |
等時帯 | TMT (UTC+5) |
ISO 3166-2 | TM-M |
公式ウェブサイト : maryhakimlik |
マル州(マルしゅう、トルクメン語: Mary welaýaty、ロシア語: Марыйский велаят)は、トルクメニスタンを構成する州(ベラヤト)の一つ[1][2]。州都はマル。カラクム砂漠に位置し、北をレバプ州、東と南をアフガニスタンと、西をアハル州と接している。面積は8万7千平方キロメートル[3]で、北海道より少し大きい。人口は約161万人(2022年国勢調査[3])で、州では最も多い。
名称
[編集]州都のマルに由来する。旧称はメルブ。
公用語のトルクメン語では Mary welaýaty (トルコ語発音: [maɾɯ])。日本語訳はマル州。在トルクメニスタン日本国大使館ではマルィ州と表記している[4]。
一方ソビエト連邦時代の公用語であるロシア語では Марыйский велаятと綴り、それを転記したマリ州[5][6]またはマリィ州とも呼ばれる。
歴史
[編集]トルクメン・ソビエト社会主義共和国時代の1939年11月21日に設置された[7]。なお1963年1月10日から1970年12月14日までは廃止されていた[8]。
行政区分
[編集]マル州は、2市11県(etrapy)に分かれる[9]。また下位区分として、2017年1月時点で8つの市、14の町、143のゲンゲシュ(小会議)、329の村があった[10] 。
- バイラマリー県(Baýramaly) - バイラマリー市
- Garagum県
- マル県(Mary) - マル市
- Murgap県
- Oguzhan県(以前は Howuzhan県と呼ばれた)
- Sakarçäge県
- セルヘタバット県(Serhetabat、以前は Guşgy県と呼ばれた)
- Tagtabazar県
- Türkmengala県
- Wekilbazar県
- Ýolöten県
2008年4月18日にAltyn Sähra県が新設されたが[11]、2016年7月24日に廃止された[12]。
住民
[編集]国勢調査の人口値 | ||
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年 | 人口 | ±% |
1939[13] | 290,341 | — |
1959[14] | 417,578 | +43.8% |
1970[15] | 622,343 | +49.0% |
1979[16] | 632,345 | +1.6% |
1989[17] | 811,840 | +28.4% |
1995[3] | 1,017,226 | +25.3% |
2022[3] | 1,613,386 | +58.6% |
2022年国勢調査の人口は1,613,386人で、国全体の約23パーセントを占める[3]。現在の民族構成は独立後一度も国勢調査が公開されていないため不明だが、ソビエト連邦で最後に実施された1989年国勢調査ではトルクメン人が81パーセント、ロシア人が7パーセント、バローチ人が3パーセントだった[17]。
観光地
[編集]- メルブ遺跡 - 世界遺産
- マルグッシュ遺跡 - バクトリア・マルギアナ複合の遺跡
脚注
[編集]- ^ “トルクメニスタン/一般情報” (英語). 駐日トルクメニスタン大使館. 2021年4月29日閲覧。
- ^ “Turkmenistan/Goverment”. 中央情報局 (2021年4月16日). 2021年4月29日閲覧。
- ^ a b c d e “Republic of Turkmenistan”. Citypopulation.de (2023年8月12日). 2023年9月11日閲覧。
- ^ “トルクメニスタン情報”. 在トルクメニスタン日本国大使館 (2021年2月22日). 2021年4月29日閲覧。
- ^ “トルクメニスタン(2019年度)”. 国際交流基金. 2021年4月29日閲覧。
- ^ “シルクロードの地 「トルクメニスタン」”. 日本貿易会 (2016年6月). 2021年4月29日閲覧。
- ^ Указ Президиума ВС СССР от 21.11.1939 об образовании Ашхабадской, Красноводской, Марыйской … и Ташаузской областей в составе Туркменской ССР(ウィキソース)
- ^ (ロシア語) Туркменская Советская Социалистическая Республика. Ashgabat: Изд-во Чувашского обкома КПСС. (1984). p. 486
- ^ “Biz barada” (トルクメン語). 州政府公式サイト. 2021年4月29日閲覧。
- ^ “Административно-территориальное деление Туркменистана по регионам по состоянию на 1 января 2017 года”. 2018年7月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年7月8日閲覧。
- ^ “В Марыйском велаяте образован новый район «Алтын сахра»” (ロシア語). Turkmenistan.ru (2008年4月19日). 2016年3月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月29日閲覧。
- ^ “Административно-территориальные изменения Марыйского велаята” (ロシア語). Turkmen Portal (2016年7月24日). 2021年4月29日閲覧。
- ^ Tim Bespyatov. “Ethnic composition of regions of Soviet Union: 1939 census” (ロシア語). 2021年4月29日閲覧。
- ^ Tim Bespyatov. “Ethnic composition of regions of Soviet Union: 1959 census” (ロシア語). 2021年4月29日閲覧。
- ^ Tim Bespyatov. “Ethnic composition of regions of Soviet Union: 1970 census” (ロシア語). 2021年4月29日閲覧。
- ^ Tim Bespyatov. “Ethnic composition of regions of Soviet Union: 1979 census” (ロシア語). 2021年4月29日閲覧。
- ^ a b c Tim Bespyatov. “Ethnic composition of regions of Soviet Union: 1989 census” (ロシア語). 2021年4月29日閲覧。