パンチブラザーズ
パンチブラザーズ | |
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基本情報 | |
出身地 | ブルックリン, ニューヨークシティ, ニューヨーク, United States |
ジャンル | プログレッシブ・ブルーグラス, クラシック, アコースティック |
活動期間 | 2006–present |
レーベル | Nonesuch |
公式サイト | Punchbrothers.com |
メンバー |
クリス・シーリ ゲイブ・ウィッチャー ノーム・ピケルニー クリス・エルドリッジ ポール・コワート |
旧メンバー |
ブライアン・サットン グレッグ・ギャリソン |
パンチブラザーズ(Punch Brothers)はクリス・シーリ(マンドリン)、ゲイブ・ウィッチャー(フィドル)、ノーム・ピケルニー(バンジョー)、クリス・エルドリッジ(ギター)、ポール・コワート(ベース)からなるバンド。彼らのスタイルは「ブルーグラスのインストゥルメンタル性とモダン・クラシックの中での自然性」[1] や「アメリカン・カントリー・クラシカル・チャンバー・ミュージック」[2] と評される。
歴史
[編集]2006-2007:始まりと成長
[編集]2006年にクリス・シーリがアルバム"How to Grow a Woman from the Ground"をレコーディング。その際、Nashville City Paperのインタビューの中で、シーリはバンドの構成を語った。
We got together one night just to drop a ton of money, drink too much wine, eat steaks, and commiserate about our failed relationships. We had gotten to play together a few days before and we had said that we needed to do something musical together. With our hearts smashed to pieces, it became more urgent — our lives had gone the same way for so long. I knew I wanted to have a band with Gabe [Witcher], but I didn’t know if it would be a rock ensemble, an ambitious acoustic classical thing or a bluegrass group. We played, and there was a serious, instantaneous connection. Then I knew I wanted to put together a bluegrass band — one with a lot of range, but aesthetically a bluegrass band.[3]
当初は"The How to Grow a Band"というバンド名で知られていた。2007年、バンドは公式に、名前を"The Tensions Mountain Boys"と改める。そののち、更にバンド名を変更し、"パンチブラザーズ"で定着。バンド名はマーク・トウェインの短編"A Literary Nightmare"の中の耳について離れない一節に由来する。[4] この一節は"Punch, brothers! punch with care! Punch in the presence of the passenjare"の二つの文からなる。この文は汽車の車掌の呪文である。
彼らの結成は、American Songwriter誌によって「21世紀におけるブルーグラスボーイズの誕生」と評された。[5]
2007-2009年:"The Blind Leaving the Blind" and "Punch"
[編集]2007年5月17日、彼らはカーネギーホールでデビューを果たす。シーリの最も輝かしい作品である"The Blind Leaving the Blind"は4部構成で40分にわたる大作である。シーリはこの曲が2003年の自身の離婚を扱ったものだと語っている。
2008年2月13日、パンチブラザーズとして初のカントリー・ワイドツアーを封切る。
2008年2月26日、パンチブラザーズはNonesuch Recordsからアルバム"Punch"をリリース。このアルバムには"The Blind Leaving the Blind"や、他にいくつかのオリジナル楽曲が収録されている。[6]
2008年5月、インタビューでさらにアルバムを出す予定はあるかと聞かれたシーリは、「確実に出す予定だ」と答えた。[7]
2008年11月、ウェブサイトにて、ベース弾きのグレッグ・ギャリソンが脱退することを発表。彼の代わりに、カーティス音楽学校でエドガー・メイヤーからベースを学んだ、ポール・コワートが加入。[8]
2010年:Antifogmatic
[編集]彼らの2ndアルバムにあたるAntifogmaticは、2010年6月15日にリリースされた。トラディショナル・ブルーグラスやニューグラスなど、10曲を収録。コワートの加入後、初めてのアルバムとなる。
2011年:Documentary How to Grow A Band
[編集]Mark Meattoによってパンチブラザーズのドキュメンタリー"How to Grow A Band"が製作される。これは二年間にわたりパンチブラザーズを追った作品であり、ウェブサイトによれば「それぞれの才能と、グループの個性、芸術性、商業性、若さ、そして利発さとの間で張りつめたものに、焦点を当て解き明かす」というものである。この作品は2011年4月15日、第42回ナッシュビル映画祭でプラチナ受賞を果たす。また、2011年6月の第38回テルライド・ブルーグラス・フェスでも上映された。
2012年:Who's Feeling Young Now?
[編集]パンチブラザーズは2012年2月に3rdアルバム"Who's Feeling Young Now?"をリリースした。2012年のThe Hunger Gamesのサウンドトラックに、このアルバムの"Dark Days"が提供されている。2012年11月には、"Who's Feeling Young Now?"とセットで5曲組のEP"Ahoy!"をリリース。
2015年:The Phosphorescent Blues
[編集]2014年11月、初めてのシングルとなる"I Blew It Off"を、まだ名前のついていない4thアルバムから抜粋しリリース。2014年12月、新しいアルバム"The Phosphorescent Blues"を2015年1月27日に、ニューシングルの"Julep"と共にリリースすると告知。[9]
バンドメンバー
[編集]現在のメンバー
[編集]- クリス・シーリ – マンドリン、ボーカル、マンドラ、ブズーキ
- ゲイブ・ウィッチャー - フィドル、ボーカル、ドラム
- ノーム・ピケルニー – バンジョー、ボーカル、スチールギター
- クリス・エルドリッジ – ギター、ボーカル
- ポール・コワート - ベース、ボーカル
元メンバー
[編集]- ブライアン・サットン – ギター、ボーカル (2006-2007)
- グレッグ・ギャリソン – ベース、ボーカル (2006-2008)
ディスコグラフィ
[編集]Albums
[編集]Title | Album details | Peak chart positions | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
US Grass | US | US Heat | US Rock | US Folk | ||
Punch |
|
1 | — | 10 | — | — |
Antifogmatic |
|
2 | 128 | 1 | 39 | 2 |
Who's Feeling Young Now? |
|
1 | 76 | — | 19 | 5 |
Ahoy! EP |
|
1 | 144 | — | 42 | 7 |
The Phosphorescent Blues |
|
1 | 37 | — | 9 | 4 |
The Wireless EP |
|
1 | — | — | 34 | 9 |
"—" denotes releases that did not chart |
Music videos
[編集]Year | Video | Director |
---|---|---|
2013 | "Movement and Location"[10] | Danny Clinch |
脚注
[編集]- ^ Paphides, Pete (January 25, 2008). “Chris Thile and his mandolin”. The Times (London) May 22, 2010閲覧。
- ^ Holden, Stephen (February 22, 2008). “Covers and Classical Moves From a Bluegrass Virtuoso”. The New York Times
- ^ “Nickel Creek’s Thile ‘grows’ a new band”. Nashville City Paper (2006年8月23日). 2006年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年10月13日閲覧。
- ^ “Punch Brothers: Punch”. Amazon.com. 2010年4月23日閲覧。
- ^ “Punch Brothers: American Pickers”. American Songwriter. 31 May 2012閲覧。
- ^ “Nonesuch Records Signs Singer/Composer/Mandolinist Chris Thile and His New Band, Punch Brothers”. All About Jazz (2007年10月9日). 2007年12月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年10月10日閲覧。
- ^ “Now out of the Creek, Thile's packing Punch - The Boston Globe”. Boston.com (2008年4月5日). 2015年3月18日閲覧。
- ^ “Punch Brothers”. Punchbrothers.com. 2015年3月18日閲覧。
- ^ “The Phosphorescent Blues – Pre-Order Now”. Punchbrothers.com (2014年12月4日). 2015年3月18日閲覧。
- ^ “CMT : Videos : Punch Brothers : Movement and Location”. Country Music Television. January 25, 2013閲覧。