ハミイー
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ハミイー(Chmeee)はラリー・ニーヴンのSF小説『リングワールド』シリーズに登場するクジン人で、ルイス・ウーに次ぐ主役の一人である。
シリーズ一作目の『リングワールド』では彼には名前が無く、「獣への話し手(スピーカー・トゥ・アニマルズ)」という役職名で呼ばれている。彼の身分はクジンの外交官なのである。
なお、クジン人が他の種族を「獣」と呼ぶのは彼らの風習であるが、人類の方にはそれを無礼だと考える者もいる。
時は2850年、彼はパペッティア人のネサスの誘いを受けリングワールドへの探検隊の一員となる。
リングワールドからノウンスペースに帰還した際の功績により、クジンの族長からハミイーという名前と子孫を残す権利を与えられることになる。
彼は第二作『リングワールドふたたび』でも「至後者(ハインドモースト)」によってリングワールドに連れて行かれ、重要な役割を果たすことになる。第三作『リングワールドの玉座』ではプロローグでルイスたちと別れるが、代わりに彼が「大海洋(グレート・オーシャン)」のクジンの「地図」に住んでいたクジン人女性に産ませた息子が登場する。ハミイーは息子にルイス・ウーから「知恵と分別」を学ぶよう命じ、「侍者(アコライト)」という仮の名を与えてルイスの元へ行かせるのである。