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ハマヒバリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハマヒバリ
ハマヒバリ
ハマヒバリ
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
: ヒバリ科 Alaudidae
: ハマヒバリ属 Eremophila
: ハマヒバリ E. alpestris
学名
Eremophila alpestris
(Linnaeus, 1758)
和名
ハマヒバリ
英名
Shore Lark
Horned Lark
Eremophila alpestris flava

ハマヒバリ(浜雲雀、学名:Eremophila alpestris)は、スズメ目ヒバリ科に分類される鳥類の一種である。

分布

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ユーラシア大陸から北アメリカにかけてのツンドラ地帯や、中央アジア、モンゴル、中国北部等の乾燥地帯、アラスカカナダ等の地域で繁殖し、冬期はトルコイランパキスタン、中国西北部、アメリカメキシコに渡って越冬する。

日本では数は少ないが冬鳥として渡来し、北海道から九州までの各地で記録がある。通常は、1羽から3羽程度が観察される。

形態

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全長約16cm。頭頂から背、翼、尾までの上面は淡褐色で、頭部は黄色い。眼先から頬にかけて太い黒い線が走っている。体の下面はやや汚れた白色。上胸に喉に向かう帯状の黒い斑がある。後頭部に角のように伸びた冠羽が左右に一本ずつあることが、他ヒバリ類と見分けるポイントとなる。雌雄同色である。

生態

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越冬地では、干拓地、砂浜、川原、草地などの開けた土地に生息する。地上で植物の種子等を採食する。

ツンドラ地帯や山岳地帯の岩陰の地面の窪みに、枯れ草や植物の茎などを使って椀状の巣を作る。内部には動物の毛や植物の繊維を敷いてある。1腹2-7個の卵を産み、抱卵期間は10-14日である。抱卵は雌のみが行う。

地鳴きは「ピリ ピリ」「チュイ チュイ」など。

参考文献

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  • 真木広造他『日本の野鳥590』平凡社
  • 高野伸二他『山渓カラーガイド 日本の野鳥』山と渓谷社
  • マイケル・ウォルターズ著、山岸哲監修『世界「鳥の卵」図鑑』新樹社、2006年、156頁

関連項目

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