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ゼントリックス (バンド)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ゼントリックス
XENTRIX
ドイツ・ブランデ=ヘルナーキルヒェン公演 (2014年7月)
基本情報
別名 Sweet Vengeance
出身地 イングランドの旗 イングランド
ランカシャー州 プレストン
ジャンル スラッシュメタル
ヘヴィメタル
活動期間 1985年 - 1997年
2006年
2013年 - 現在
レーベル ロードランナー・レコード
Heavy Metal Records
リスナブル・レコード
公式サイト xentrix.co.uk
メンバー ジェイ・ウォルシュ (Vo/G)
クリスチャン・ハーバード (G)
クリス・シャイアーズ (B)
デニス・ガスナー (Ds)
旧メンバー クリス・アストリー (Vo/G)
ポール・マッケンジー (B)
ほか別記参照

ゼントリックス(XENTRIX)は、イングランド出身のスラッシュメタルバンド

1980年代に誕生した、英国産スラッシュ先駆的グループの一つ。長らく解散状態だったが、2010年代から活動を再開した。

概要・略歴

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創設者クリス・アストリー(Vo/G) 2014年

1985年、母国のプレストンにて、クリス・アストリー(Vo/G)を中心にメタルバンド「Sweet Vengeance」を結成。アストリーは当時まだ高校生であった。

その後メンバーの変遷を経て、1987年に制作したデモテープが評判を呼び、HR/HMレーベル「ロードランナー・レコード」と契約。これを契機に「XENTRIX」(ゼントリックス)と改名する。

1989年夏に1stアルバム『Shattered Existence』でデビュー[1]。翌1990年には早くも2ndアルバム『For Whose Advantage?』を発表し、業界からも高い評価を得る[2]

1992年、3rdアルバム『Kin』をリリース[3]。しかし1994年、「ロードランナー・レコード」との契約が終了し、新契約の取り付け先が難航。変化した音楽性に方向性の違いもあり、創始者であるクリス・アストリーが脱退してしまう。

ボーカルとギターを兼任していたアストリーに代わり、後任は個別に新メンバーを補充。1996年に4thアルバム『Scourge』をリリースする。しかし状況は好転せず、翌年にバンドは解散した。

2006年、アストリーも含めたクラシックメンバーで久々に集結し、短期のライブツアーを企画。

2013年、本格的な再開を公表し再始動。ライブを中心に、2015年10月頃まで活動した。

2017年、創設メンバー クリス・アストリーが降板し、ジェイ・ウォルシュに交代。

2019年、23年ぶりの5thアルバム『Bury the Pain』を発表[4]。11月、ライブイベント『JAPANESE ASSAULT FEST 19』の出演にて初来日予定[5]

スタイル

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サンフランシスコ産のスラッシュメタル、いわゆる「ベイエリア・スラッシュ」的なスタイルが特徴。英国産スラッシュバンドの殆どが、米国やドイツ圏のスタイルを模倣した第2世代であり、母国のスラッシュシーン自体も発展途上であった。当バンドもその例に漏れなかったが、独自の音楽性も加味し高い評価を得た。

また、1990年代ヘヴィメタルにとって転換期に当たり、スピード感が減退しドゥーミーなサウンドが流行する。後年には、当バンドも同スタイルに傾倒していった。

メンバー

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※2019年10月時点

現ラインナップ

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  • ジェイ・ウォルシュ (Jay Walsh) - ボーカル/ギター (2017- )
  • クリスチャン・ハーバード (Kristian Havard) - ギター (1985- )
  • クリス・シャイアーズ (Chris Shires) - ベース (2013- )
  • デニス・ガスナー (Dennis Gasser) - ドラムス (1985- )

旧メンバー

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  • クリス・アストリー (Chris Astley) - ギター/ボーカル (1985-1994, 2006-2017)
  • ダカウ・ハフ (Dacaw Hough) - ボーカル (1985)
  • シーン・オーウェンズ (Sean Owens) - ボーカル (1985)
  • ジョン・ブレナン (John Brennan) - ドラムス (1985)
  • デイヴ・キャッチポール (Dave Catchpole) - ドラムス (1986)
  • ピーター・ヒラー (Peter Hiller) - ベース (1985)
  • スティーヴ・ホジソン (Steve Hodgson) - ベース (1986-1987)
  • メル・ガッサー (Mel Gasser) - ベース (1987)
  • サイモン・ゴードン (Simon Gordon) - ボーカル (1995-1997)
  • アンデイ・ラッド (Andy Rudd) - ギター (1995-1997)
  • カール・アーンフィールド (Carl Arnfield) - キーボード (1992)
  • ポール・マッケンジー (Paul MacKenzie) - ベース (1985-2013)

ディスコグラフィー

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スタジオアルバム

  • Shattered Existence『砕かれた世界』(1989)
  • For Whose Advantage? (1990)
  • Kin (1992)
  • Scourge (1996)
  • Bury the Pain (2019)
  • Seven Words (2022)

EP

  • Dilute to Taste (1991)

脚注

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  1. ^ Shattered Existence ミニレビュー - CDjournal
  2. ^ XENTRIX / For Whose Advantage? レビュー - infectious-music.net
  3. ^ Kin ミニレビュー - CDjournal
  4. ^ Xentrix(ゼントリックス)23年振りのアルバム『Bury The Pain』をリリース”. TOWER RECORDS (2019年5月30日). 2019年10月8日閲覧。
  5. ^ XENTRIX、初来日決定『JAPANESE ASSAULT FEST 19』第二弾ラインナップ”. BURRN! online (2019年7月17日). 2019年10月8日閲覧。

外部リンク

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