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ジャガー・R5

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジャガー・R5
マーク・ウェバーがドライブするR5(アメリカGP)
マーク・ウェバーがドライブするR5(アメリカGP
カテゴリー F1
コンストラクター ジャガー
デザイナー

イギリスの旗 イアン・ポコック[1][2]
Engineering Director/PI Research
イギリスの旗 デビッド・ピッチフォース
Technical Director/PI Research
イギリスの旗 ロバート・テイラー[3]
Chief Designer
オーストラリアの旗 マルコム・オーストラー
Chief Engineer/Reynard

イギリスの旗 ベン・アガザンジェロウ[4]
Head of Aerodynamics/Fondtech
イギリスの旗 ダレン・デイビスAerodynamics/Reynard
イギリスの旗 アンドリュー・グリーン
Head of advanced engineering[5]
イギリスの旗 クリス・ハモンド[6][7]
(2003.03- ) chief of Vehicle Science
イギリスの旗 マーク・ギラン[8]
Head of vehicle performance
イギリスの旗 ニック・ヘイズ[9][10]
Technical Director/Cosworth Racing
イギリスの旗 ジョージ・レンドラム[11]
Managing Director/PI Research[12]
先代 ジャガー・R4
後継 レッドブル・RB1
(ジャガー・R6)
主要諸元
シャシー カーボンファイバー モノコック
エンジン 2,998 cc (182.9 cu in) 90度, V10 NA
トランスミッション ジャガー製 7速 縦置き セミAT シーケンシャル
燃料 カストロール
タイヤ ミシュラン
主要成績
ドライバー 14. オーストラリアの旗 マーク・ウェバー
15. オーストリアの旗 クリスチャン・クリエン
出走時期 2004年
コンストラクターズタイトル 0
ドライバーズタイトル 0
初戦 2004年オーストラリアGP
出走優勝ポールFラップ
18000
テンプレートを表示

ジャガー・R5 (Jaguar R5) は、ジャガー・レーシング2004年のF1世界選手権参戦用に開発し投入したフォーミュラ1カー[13]2005年よりレッドブル・レーシングへのチーム売却が決まったため、ジャガー最後のF1カーとなった。

概要

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前年モデルのR4の正常進化型。親会社フォードからの予算大幅減額という厳しい状況下で開発が行われた。

マーク・ウェバーと新人のクリスチャン・クリエンがドライブした。ウェバーは相変わらず予選で速さを見せ、マレーシアGPではチームの最高成績となるフロントロー2位を獲得。 中々レース結果には繋がらなかったが、4度のポイント圏内完走を果たした。クリエンはリタイアは4度のみ、ベルギーGPでは6位に入賞するなど信頼できるドライバーであることを証明した。

シーズン終盤にはフォードがF1からの撤退とチーム売却を発表。ジャガーは10ポイントを得て、コンストラクターズランキング7位で最後のシーズンを終えた。後継となったレッドブルは、クリエンを継続して起用したが、ウェバーはウィリアムズに移籍した。

F1における全成績

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(key) (太字ポールポジション

チーム エンジン タイヤ ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 得点 順位
2004年 ジャガー コスワース V10 M AUS
オーストラリアの旗
MAL
マラヤ連邦の旗
BHR
バーレーンの旗
SMR
サンマリノの旗
ESP
スペインの旗
MON
モナコの旗
EUR
欧州連合の旗
CAN
カナダの旗
USA
アメリカ合衆国の旗
FRA
フランスの旗
GBR
イギリスの旗
GER
ドイツの旗
HUN
ハンガリーの旗
BEL
ベルギーの旗
ITA
イタリアの旗
CHN
中華人民共和国の旗
JPN
日本の旗
BRA
ブラジルの旗
10 7位
マーク・ウェバー Ret Ret 8 13 12 Ret 7 Ret Ret 9 8 6 10 Ret 9 10 Ret Ret
クリスチャン・クリエン 11 10 14 14 Ret Ret 12 9 Ret 11 14 10 13 6 13 Ret 12 14

参照

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  1. ^ RB1 launch (Engineering director) Ian Pocock 写真”. motorsport.com. 2022年10月29日閲覧。
  2. ^ Q&A: Dr Ian Pocock (Jaguar Racing).”. Crash (2004年1月19日). 2022年11月4日閲覧。
  3. ^ RB1 launch (Head of vehicle design) Rob Taylor 写真”. motorsport.com. 2022年10月29日閲覧。
  4. ^ RB1 launch (Head of aerodymanics) Ben Agathangelou 写真”. motorsport.com. 2022年10月29日閲覧。
  5. ^ RB1 launch (Head of advanced engineering) Andrew Green 写真”. motorsport.com. 2022年10月29日閲覧。
  6. ^ RB1 launch (Head of vehicle service) Chris Hammond 写真”. motorsport.com. 2022年10月29日閲覧。
  7. ^ Q&A: Chris Hammond (Jaguar Racing).”. Crash (2004年1月21日). 2022年11月4日閲覧。
  8. ^ Mark Gillan”. linkedin.com. 2022年11月17日閲覧。
  9. ^ Nick Hayes - people”. grandprix.com. 2022年10月29日閲覧。
  10. ^ Q+A with Cosworth's technical director”. f1technical.net. 2022年11月5日閲覧。
  11. ^ George Lendrum”. linkedin.com. 2022年10月28日閲覧。
  12. ^ Q+A with PI Research's director”. f1technical.net. 2022年11月4日閲覧。
  13. ^ Jaguar R5”. f1technical.net. 2022年8月17日閲覧。