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サモス県

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サモス県
Περιφερειακή ενότητα Σάμου
測地系: 北緯37度45分 東経26度50分 / 北緯37.750度 東経26.833度 / 37.750; 26.833座標: 北緯37度45分 東経26度50分 / 北緯37.750度 東経26.833度 / 37.750; 26.833
北エーゲ地方におけるサモス県の位置
ギリシャの国旗 ギリシャ共和国
地方北エーゲ
県都ヴァティ
面積778 km²
人口44,114 人 (2005年)
人口密度57 人/km²
ナンバープレートMO
自治体コード84
構成自治体数1
標準時EETUTC+2
夏時間EESTUTC+3
公式ウェブサイトwww.samos.gr

サモス県(サモスけん、ギリシア語: Σάμος / Samos)は、ギリシャ共和国北エーゲ地方を構成する行政区(ペリフェリアキ・エノティタ)のひとつ。県都はサモス島ヴァティ

かつてはイカリア島なども含まれていたが、2011年の行政区画再編以後、サモス県はサモス島のみからなる。

地理

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パッセンジャー港、カルロヴァシ港、ピタゴリオ港などの比較的大きな港がある。このうちピタゴリオには古代ギリシャの遺跡があり、サモス島のピタゴリオとヘーラー神殿としてユネスコ世界遺産にも登録されている。

アクセスはサモス島のサモス国際空港が最も便利で、1年中アテネ国際空港の往復便を運行している。また、夏にはヨーロッパの他の空港からも便が出ている。

県の特産品には、甘みが特徴のワインオリーブ油がある。この特産品は、サモスの主要産業の1つとなっている。他には天日干しにしたイチジク、アーモンド、蜂蜜などがある。

行政区画

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市(ディモス)

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現行の行政区画としてのサモス県Περιφερειακή ενότητα Σάμου)は、サモス島1島を管轄するサモス市1市のみからなる。

旧自治体(ディモティキ・エノティタ)

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カリクラティス改革(2011年1月施行)以前の自治体(ノモス)としてのサモス県Νομός Σάμου)には、イカリア島サモス島などが属し、8つのディモスを管轄していた。2005年時点でサモス県には44,114人が住んでおり、行政面積は778 km2、人口密度は56.7人/km2であった。

改革にともない、サモス島の基礎自治体がすべて合併してサモス市が発足し、イカリア島などはイカリア県として分離した。旧自治体は新自治体(ディモス)を構成する行政区(ディモティキ・エノティタ)となっている。

下表の番号は上図と対応している。「政庁所在地」欄で太字になっているものは、新自治体の政庁所在地となったものを示す。

旧自治体 綴り 政庁所在地 新自治体
1 ヴァティ Βαθύ ヴァティ  (el サモス
2 アイオス・キリコス英語版 Άγιος Κήρυκος アイオス・キリコス イカリア(イカリア県)
3 エヴディロス英語版 Εύδηλος エヴディロス イカリア(イカリア県)
4 カルロヴァシ英語版 Καρλόβασι カルロヴァシ  (el サモス
5 マラトカンボス英語版 Μαραθόκαμπος マラトカンボス サモス
6 ピタゴリオ Πυθαγόρειο ピタゴリオ サモス
7 ラヘス英語版 Ράχες ラヘス イカリア(イカリア県)
8 フルニ・コルセオン英語版 Φούρνοι Κορσέων フルニ  (el フルニ・コルセオン(イカリア県)

郡(エパルヒア)

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ノモスとしてのサモス県には、サモスとイカリアの2つの(エパルヒア)があったが、2006年以降法的な位置づけは行われていない。

郡名 綴り 中心地
サモス郡  (en Σάμος サモス
イカリア郡  (en Ικαρία アイオス・キリコス


外部リンク

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