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クマツヅラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クマツヅラ
Verbena officinalis
Verbena officinalis
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : キク類 asterids
階級なし : シソ類 lamiids
: シソ目 Lamiales
: クマツヅラ科 Verbenaceae
: クマツヅラ属 Verbena
: クマツヅラ V. officinalis
学名
Verbena officinalis
L.[1]
英名
Common Vervain、Common Verbena
クマツヅラ

クマツヅラ(熊葛、学名: Verbena officinalis)はクマツヅラ科クマツヅラ属多年草。鳩がこの草を好むことから「pigeon grass」(鳩の草)、「pigeon meat」(鳩の餌) と言う呼び名も持つ[2]

形態・生態

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高さは50-80cm。の断面は四角く、上部で枝分かれする。

は羽状に3〜5裂する。

期は6〜9月で、淡紅紫色の花を咲かせる。

種子及び横に伸びる地下茎繁殖する。

分布

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ヨーロッパ中国日本全土に分布し、荒れ地道端に生える。北米帰化している。

人間との関わり

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葉はバベンソウ(馬鞭草)という生薬として、通経黄疸下痢の薬として利用され、ヨーロッパでもハーブとして用いられる。日本でも古くから用いられており、『和名抄』に「久末都々良」として登場する[3]

古代ローマでは祭礼に持ちいるなど、聖なる草とされた。Verbena には「祭壇を飾る草」という意味もある.。また、古代ドルイド僧は、清めの水、占い、予言などに用いたという。他にも魔力があり、魔除けの草として、ヨーロッパの古い文献などにその名が出てくるなど、宗教、呪術に結びつく内容が多く存在する[2]

脚注

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  1. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Verbena officinalis L.”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2013年10月10日閲覧。
  2. ^ a b 北野佐久子『基本ハーブの事典』東京堂出版、2005年、 p25-28
  3. ^ ひまじん. “クマツヅラ”. 都立薬用植物園の妖精達. 2013年10月10日閲覧。

参考文献

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  • 平野隆久写真『野に咲く花 : 写真検索』林弥栄監修、門田裕一改訂版監修(増補改訂新版)、山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑〉、2013年、451頁。ISBN 978-4-635-07019-5 

関連項目

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外部リンク

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