エド・ハリス
エド・ハリス Ed Harris | |||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017年 | |||||||||||||||||||||||
本名 | Edward Allen Harris | ||||||||||||||||||||||
生年月日 | 1950年11月28日(73歳) | ||||||||||||||||||||||
出生地 | アメリカ合衆国ニュージャージー州 | ||||||||||||||||||||||
身長 | 173 cm | ||||||||||||||||||||||
職業 | 俳優、プロデューサー、監督、脚本家 | ||||||||||||||||||||||
ジャンル | 映画、テレビドラマ、舞台 | ||||||||||||||||||||||
活動期間 | 1976年 - | ||||||||||||||||||||||
配偶者 | エイミー・マディガン(1983年 - ) | ||||||||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||||||||
映画 『ゲーム・チェンジ 大統領選を駆け抜けた女』 『ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金』 『スノーピアサー』/『ゼロ・グラビティ』 『ラン・オールナイト』/『マザー!』 『ジオストーム』/『ロスト・ドーター』 『トップガン マーヴェリック』 テレビドラマ 『ウエストワールド』 | |||||||||||||||||||||||
|
エド・ハリス(Ed Harris, 本名 Edward Allen Harris, 1950年11月28日 - )は、アメリカ合衆国ニュージャージー州出身の俳優、映画監督。
来歴
[編集]長老派教会会員の中流階級の家庭で、3人兄弟の次男として生まれる[1]。イングランド系、ドイツ系、ウェールズの血を引く。 高校ではフットボールチームでキャプテンを務め、チームを優勝に導いた[2][3]。
1969年、スポーツ奨学金でコロンビア大学に進学したが挫折。2年後に家族の引っ越しに伴いオクラホマ州へ移り、演劇に興味をもったことからオクラホマ大学へ入学する。地元の劇場で働いた後、カルフォルニア芸術大学で再び演技を学んだ。
俳優としての転機は1980年公開の『ボーダーライン』でチャールズ・ブロンソンと共演したことだった。翌年の『ナイトライダーズ』ではバイクに乗ったアーサー王を演じた。1989年の『ジャックナイフ』でゴールデングローブ賞に初ノミネート。1995年の『アポロ13』ではゴールデングローブ賞、アカデミー賞にノミネートされたが、受賞には至らなかった。1998年『トゥルーマン・ショー』でゴールデングローブ賞 助演男優賞を受賞した。
2000年の『ポロック 2人だけのアトリエ』では監督を務め、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。2005年には『ヒストリー・オブ・バイオレンス』で全米映画批評家協会賞助演男優賞を受賞した。
私生活
[編集]1983年に『プレイス・イン・ザ・ハート』で共演したエイミー・マディガンと結婚。1人の娘がいる[5]。
主な出演作品
[編集]映画
[編集]公開年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 | 吹き替え |
---|---|---|---|---|
1978 | コーマ Coma |
レジデント | ||
1980 | ボーダーライン Borderline |
ホッチキス | ||
1981 | ナイトライダーズ Knightriders |
ビリー | ||
1982 | クリープショー Creepshow |
ハンク | 秋元羊介 | |
1983 | ライトスタッフ The Right Stuff |
ジョン・グレン | 牛山茂 | |
アンダー・ファイア Under Fire |
オーテス | 若本規夫 | ||
1984 | スイング・シフト Swing Shift |
ジャック・ウォルシュ | ||
プレイス・イン・ザ・ハート Places in the Heart |
ウェイン | |||
1985 | コードネームはエメラルド Code Name: Emerald |
ガス・ラング | ||
アラモベイ Alamo Bay |
Shang Pierce | |||
ジェシカ・ラングの スウィート・ドリーム Sweet Dreams |
チャーリー | |||
1987 | 情事の突破口!/追いつめられたエリート弁護士の復讐 The Last Innocent Man |
ハリー・ナッシュ | テレビ映画 | |
ウォーカー Walker |
ウィリアム・ウォーカー | |||
1988 | ワルシャワの悲劇 神父暗殺 To Kill a Priest |
ステファン | ||
1989 | ジャックナイフ Jacknife |
デヴィッド・フラニガン | ||
アビス The Abyss |
バッド・ブリッグマン | 仲村秀生(ソフト版) 大塚明夫(フジテレビ版) | ||
1991 | ステート・オブ・グレース State Of Grace |
フランキー | 有本欽隆(VHS版) 磯部勉(テレビ東京版) | |
パリス・トラウト Paris Trout |
ハリー | |||
1992 | 摩天楼を夢みて Glengarry Glen Ross |
デイヴ・モス | 堀勝之祐 | |
立候補/ダーティ・トリックス Running Mates |
ヒュー・ハサウェイ | テレビ映画 | ||
1993 | ザ・ファーム 法律事務所 The Firm |
ウェイン・タランス | 大塚明夫(ソフト版) 納谷六朗(フジテレビ版) | |
ニードフル・シングス Needful Things |
アラン | 菅生隆之 | ||
1994 | チャイナ・ムーン China Moon |
カイル | ||
ミルク・マネー Milk Money |
トム | 納谷六朗 | ||
1995 | 理由 Just Cause |
ブレア・サリヴァン | 千田光男(ソフト版) 大塚芳忠(テレビ東京版) | |
アポロ13 Apollo 13 |
ジーン・クランツ | 納谷六朗(ソフト版) 津嘉山正種(フジテレビ版) 小川真司(テレビ朝日版) | ||
ニクソン Nixon |
エヴェレット・ハワード・ハント | 西村知道 | ||
1996 | レイジング・ブレット/復讐の銃弾 Eye for an Eye |
マック | 納谷六朗(ソフト版) 屋良有作(テレビ東京版) | |
ザ・ロック The Rock |
フランシス・X・ハメル准将 | 柴田秀勝(ソフト版) 津嘉山正種(日本テレビ版) 小川真司(テレビ朝日版) | ||
1997 | 目撃 Absolute Power |
セス・フランク | 磯部勉(ソフト版) 池田勝(テレビ朝日版) | |
1998 | トゥルーマン・ショー The Truman Show |
クリストフ | ゴールデングローブ賞 助演男優賞 受賞 | 納谷六朗(ソフト版) 堀勝之祐(フジテレビ版) |
グッドナイト・ムーン Stepmom |
ルーク・ハリソン | 佐古正人 | ||
奇蹟の詩 サード・ミラクル The Third Miracle |
フランク | 内田直哉 | ||
2000 | ポロック 2人だけのアトリエ Pollock |
ジャクソン・ポロック | 兼監督・製作・脚本 | 金尾哲夫(ソフト版) |
スターリングラード Enemy at the Gates |
ケーニッヒ少佐 | 佐々木勝彦(ソフト版) 津嘉山正種(日本テレビ版) | ||
2001 | 戦争のはじめかた Buffalo Soldiers |
バーマン大佐 | 小島敏彦 | |
ビューティフル・マインド A Beautiful Mind |
パーチャー | 有本欽隆 | ||
2002 | めぐりあう時間たち The Hours |
リチャード・ブラウン | 村田則男 | |
2003 | ボブ・ディランの頭のなか Masked and Anonymous |
オスカー | ||
白いカラス The Human Stain |
レスター・ファーリー | 池田勝 | ||
僕はラジオ Radio |
ハロルド・ジョーンズ | 有本欽隆 | ||
2005 | ヒストリー・オブ・バイオレンス A History of Violence |
カール・フォガティ | 土師孝也 | |
追憶の街 エンパイア・フォールズ Empire Falls |
マイルス | テレビ映画 | ||
2006 | 敬愛なるベートーヴェン Copying Beethoven |
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン | 原康義 | |
2007 | ゴーン・ベイビー・ゴーン Gone Baby Gone |
レミー・ブレサント | 菅生隆之 | |
ザ・クリーナー 消された殺人 Cleaner |
エディ・ロレンゾ | |||
ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記 National Treasure: The Book of Secrets |
ウィルキンソン | |||
2008 | アパルーサの決闘 Appaloosa |
ヴァージル・コール | 兼監督・製作・脚本 日本劇場未公開 |
佐々木勝彦 |
2010 | アメリカン・プリズン Once Fallen |
リアム・ライアン | 日本劇場未公開 | (吹き替え版なし) |
ウェイバック -脱出6500km- The Way Back |
ミスター・スミス | 菅生隆之 | ||
バージニア その町の秘密 Virginia |
リチャード・“ディック”・ティプトン保安官 | 日本劇場未公開 | (吹き替え版なし) | |
2011 | スクール・デイズ That's What I Am |
サイモン先生 | 日本劇場未公開 | |
サルベーション Salvation Boulevard |
ポール・ブレイロック教授 | 日本劇場未公開 | (吹き替え版なし) | |
2012 | 崖っぷちの男 Man on a Ledge |
デイヴィッド・イングランダー | 菅生隆之 | |
ゲーム・チェンジ 大統領選を駆け抜けた女 Game Change |
ジョン・マケイン | テレビ映画 | 佐々木勝彦 | |
2013 | スウィート・エンジェル Sweet Vengeance |
コーネリアス・ジャクソン保安官 | 兼製作総指揮 日本劇場未公開 |
(吹き替え版なし) |
ファントム/開戦前夜 Phantom |
デミ | 玉野井直樹 | ||
ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金 Pain & Gain |
エド・デュボイス3世 | 菅生隆之 | ||
スノーピアサー Snowpiercer |
ウィルフォード | |||
ゼロ・グラビティ Gravity |
ミッション・コントロール | 声の出演 | 岩崎ひろし | |
フェイス・オブ・ラブ The Face of Love |
トム / ギャレット | (吹き替え版なし) | ||
2014 | プレーンズ2 ファイアー&レスキュー Planes: Fire & Rescue |
ブレード・レンジャー | 声の出演 | 金尾哲夫 |
アナーキー Cymbeline |
シンベリン | 菅生隆之 | ||
2015 | ラン・オールナイト Run All Night |
ショーン・マグワイア | ||
サスペクツ・ダイアリー すり替えられた記憶 The Adderall Diaries |
ニール・エリオット | 日本劇場未公開 | 及川ナオキ | |
2016 | ハリウッド・スキャンダル Rules Don't Apply |
ブランスフォード氏 | 日本劇場未公開 | 山内健嗣 |
疑わしき戦い In Dubious Battle |
ジョイ | (吹き替え版なし) | ||
2017 | ジオストーム Geostorm |
レオナルド・デッコム | 菅生隆之 | |
さようなら、コダクローム Kodachrome |
ベン | |||
マザー! mother! |
男性 | |||
2019 | ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実 The Last Full Measure |
レイ・モット | 藤井隼 | |
2020 | 沈黙のレジスタンス 〜ユダヤ孤児を救った芸術家〜 Resistance |
ジョージ・S・パットン | (吹き替え版なし) | |
2021 | ロスト・ドーター The Lost Daughter |
ライル | 山内健嗣 | |
2022 | トップガン マーヴェリック Top Gun: Maverick |
チェスター・“ハンマー”・ケイン少将 | [6] | 菅生隆之 |
2023 | 1984年、ダウンタウン・アウル DOWNTOWN OWL |
ホレス | (吹き替え版なし) | |
2024 | Love Lies Bleeding | ポストプロダクション |
テレビシリーズ
[編集]放映年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 | 吹き替え |
---|---|---|---|---|
1981 | 白バイ野郎ジョン&パンチ Chips |
ロニー | 計1話出演 | 千田光男 |
1994 | ザ・スタンド The Stand |
スターキー | ミニシリーズ、クレジットなし | 玄田哲章 |
2016- | ウエストワールド Westworld |
黒服の男 / ウィリアム | 有本欽隆(シーズン1) 金尾哲夫(シーズン2) |
日本語吹き替え
[編集]主に担当しているのは、以下の二人である。
- 菅生隆之
- 『ニードフル・シングス』で初担当。2000年代後半に入ってからは大半の作品で担当するようになり、最も多く吹き替えている。菅生演じるハリスは業界内でも評価が高く、吹替演出家の依田孝利は『トップガン マーヴェリック』で菅生にオファーできたことを「本当にうれしかった」と語っている[7]。
- 納谷六朗
- 『ミルク・マネー』で初担当。主に1990年代の作品を担当し、菅生の次に多く吹き替えていた。
このほかにも、有本欽隆、津嘉山正種、佐々木勝彦、金尾哲夫、小川真司、堀勝之祐、千田光男、池田勝、磯部勉なども複数回、声を当てている。
アカデミー賞ノミネート歴
[編集]これまで4度アカデミー賞にノミネートされているが、未だ受賞がない。
アカデミー賞 | 1995年 | 助演男優賞 | 『アポロ13』 | ノミネート |
1998年 | 『トゥルーマン・ショー』 | ノミネート | ||
2000年 | 主演男優賞 | 『ポロック 2人だけのアトリエ』 | ノミネート | |
2002年 | 助演男優賞 | 『めぐりあう時間たち』 | ノミネート |
脚注
[編集]- ^ http://www.tiscali.co.uk/entertainment/film/biographies/ed_harris_biog/2
- ^ Rohan, Virginia. "North Jersey-bred and talented too", The Record (Bergen County), June 18, 2007. Accessed June 25, 2007. "Ed Harris: Class of 1969, Tenafly High School"
- ^ Stein, Ruthe. They're Ready For Their Close-Ups: Camped out at Oscars, the starstruck wait to sneak a peek, サンフランシスコ・クロニクル, March 25, 2001. Accessed May 31, 2007. "She's hoping to score a seat near the front and catch the eye of Oscar nominee Ed Harris, who went to Tenafly High School in New Jersey with her mother."
- ^ http://www.tiscali.co.uk/entertainment/film/biographies/ed_harris_biog/3
- ^ The Lily Dolores Harris picture
- ^ “『トップガン』続編、エド・ハリスやジョン・ハムも出演!”. シネマトゥデイ (2018年8月27日). 2018年8月27日閲覧。
- ^ “森川智之「夢はかなう」と感無量!『トップガン』公開時に映画館で「俺はマーヴェリックになるんだ」と妄想|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS”. MOVIE WALKER PRESS (2022年5月18日). 2023年10月4日閲覧。