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エアカラン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エアカラン
Aircalin
IATA
SB
ICAO
ACI
コールサイン
AIRCALIN
法人番号 6700150000376 ウィキデータを編集
設立 1983年
ハブ空港 ヌメア国際空港
マイレージサービス Flying Blue
会員ラウンジ ハイビスカスサロン
親会社 ニューカレドニア政府
保有機材数 6機
就航地 10都市
本拠地 ニューカレドニア ヌメア
代表者 Martine Lagneau (President)
Didier Tappero (MD)
外部リンク www.aircalin.com ウィキデータを編集
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エアカラン (Aircalin) は、フランス海外領土であるニューカレドニアの国際線専門航空会社

解説

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1983年8月にニューカレドニア政府の出資によりエア・カレドニア・インターナショナル (Air Calédonie International) として設立。1996年に現在の名称に変更[1]

オセアニア地域と日本シンガポールの11都市に就航している。マイレージプログラムエールフランスのフライングブルー。

航空券の座席予約システム (CRS) は、アマデウスITグループが運営するアマデウスを利用している[2]

2014年8月より新塗装機での運航を開始。尾翼のハイビスカスが旧塗装より大きく描かれている。機体後部のブルーはニューカレドニアの海と空をイメージしている。

2024年5月、ニューカレドニア先住民族カナック住民の一部がいままで「1998年以前にニューカレドニアで選挙人名簿に登録されていた人」に制限されていた地方選挙参政権を「現地に10年以上暮らす住民」に拡大改正案が仏本国国会に提出可決されたことを発端に先住民票の重みが失われると反発し、暴動が発生し首都と空港などを結ぶ幹線道路上にバリケードなどを設置し、放火、略奪などが発生したため同月15日に一時非常事態宣言が出され、仏本国から治安部隊や軍が派遣されることとなり、空港発着が困難なため空港閉鎖となり、周辺国などの軍用機による外国人の出国脱出が試みられ在留邦人もこれにより出国した。同月23日に仏本国大統領が訪問し、地方参政権に関する憲法改正の手続きを延期する考えを述べ、同月27日には日本外務省が出国希望する在留邦人出国を確認、同月28日には非常事態宣言解除されたが、その後も散発的な衝突が続き夜間外出禁止令は解除されず、外国からの観光需要が激減し、他国航空便は運休が続き、同社運航便も2024年夏ダイヤで減便運航しているが、同年冬ダイヤからは一部便を除き運休を検討するとしている[3]

機材

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エアバスA330-900
エアバスA320

運用機材

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エアカランの機材は以下の通りである。

エアカラン 運航機材一覧(2024年現在)[4][5]
機種 運用機数 発注機数 座席 備考
C Y+ Y
エアバスA320neo 1 1 168 168 路線によりY+/Y配分変更
未稼働1機:F-OTIB(Tibarama)は整備保管
エアバスA330-900 2 26 21 244 291
3 1

退役機材

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就航都市

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2024年5月、ニューカレドニアで発生した一部原住民による暴動や夜間外出禁止令などによる需要喪失のため大幅減便及び運休実施しているため要確認[6]

アジア

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オーストラリア

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メラネシア

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ポリネシア

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休止路線

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コードシェア

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機内サービス

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クラス編成はクラスハイビスカス、プレミアムエコノミー、エコノミークラスの3クラス制。フランスのシャンパンおよびグランクリュ・ワインのリストが用意されており、食前酒にはシャンパン、食事にはニューカレドニア産の素材を使ったフランスや世界各国の伝統的な料理を提供している。エコノミークラスでも特別食以外に有料のアラカルト・メニューが6種類用意されており、事前予約で通常の機内食の代わりに選ぶことができる。

オンラインで任意の金額で入札するだけでアップグレードが可能になるサービス「マイ・プラスグレード」が用意されており、出発の14日前に対象者に送られてくるオークションへの招待メールからアップグレードの入札が可能。入札結果は出発の4日から24時間前にメールで通知される。

脚注

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外部リンク

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