アンフィオニデス
アンフィオニデス | ||||||||||||||||||||||||
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幼生
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Amphionides reynaudii (H. Milne-Edwards, 1833) | ||||||||||||||||||||||||
シノニム | ||||||||||||||||||||||||
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アンフィオニデス Amphionides reynaudii は、プランクトン性甲殻類の1種である。全世界の熱帯域の海洋に生息し、幼生は表層でよく見られるが、成体になると深海に移動する。アンフィオニデス目、アンフィオニデス科は単型である。
形態
[編集]全長25mm程度になる[1]。ミシス幼生期が13期あり、この間は表層で生活する[2]。
眼は大きく、眼柄を持ち前方に突出する。第1胸脚は口を覆っており、その基節は平たい。これは、餌粒子を口に運ぶための適応だと考えられる[2]。
雄は雌より第一触角が太く、長くなる。また、雄は成長に連れて第8胸脚が出現するが、雌では出現しない。これに伴い、雄の生殖孔は第8胸脚に開くが、雌では第6胸脚に開く[1]。雌では第一腹肢が大型化して背甲の開口部を塞ぎ、受精卵を育てるための憩室とする。第5胸脚も伸長し、これで卵の掃除を行う[1]。雄成体はほとんど発見されない。これは、雄は背甲が流線型で遊泳力が強いことと、成熟後の寿命が非常に短いことによると考えられる[1]。
分布
[編集]汎存種であり、全世界の熱帯海域に分布する。プランクトンで、幼生は深度100m以浅、成体は700-1700mに生息する[1]。
分類
[編集]記載は幼生個体によるもので、当初はエビの1種だと考えられていた。1904年にCarl Wilhelm Erich Zimmerが成体を別種として記載したが、これが同一種だと分かったのは1969年のことだった。1973年、Donald I. Williamsonによって本種は独自の目に移された[1]。種小名 reynaudii はアンリ・ミルン=エドゥアールによって付けられたもので、おそらく彼の友人であるFrançois Dominique de Reynaudへの献名である[3]。ミルン=エドゥアールが付けた属名は Amphion であったが、これはスズメガ科の一属のジュニアホモニムである[1]。
脚注
[編集]Amphionides reynaudiiの外部識別子 | |
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Encyclopedia of Life | 1024089 |
ITIS | 660855 |
WoRMS | 107080 |
次も参照: ウィキスピーシーズ |
- ^ a b c d e f g h D. I. Williamson (1973). “Amphionides reynaudii (H. Milne Edwards), representative of a proposed new order of Eucaridan Malacostraca”. Crustaceana 25 (1): 35–50. doi:10.1163/156854073X00470. JSTOR 20102008.
- ^ a b Kutschera, Verena and Maas, Andreas and Waloszek, Dieter and Haug, Carolin and Haug, Joachim T (2012). “RE-STUDY OF LARVAL STAGES OF AMPHIONIDES REYNAUDII (MALACOSTRACA: EUCARIDA) WITH MODERN IMAGING TECHNIQUES”. Journal of Crustacean Biology 32 (6) .
- ^ Hans G. Hansson. “Reynaud”. Biographical Etymology of Marine Organism Names. Göteborgs Universitet. 2011年6月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年5月11日閲覧。
参考文献
[編集]- Henri Milne-Edwards (1833). “Note sur un nouveau genre de Crustacés de l'ordre des Stomapodes [Note on a new genus of crustaceans of the order Stomatopoda]” (French). Annales de la Société Entomologique de France 1: 336–340 .
- Poul Heegaard (1969). “Larvae of decapod crustacea. The Amphionidae”. Dana Report 77: 1–82 .