アグアルディエンテ
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アグアルディエンテ(ポルトガル語: aguardente、スペイン語: aguardiente)は、コロンビアで親しまれているサトウキビを材料にしアニスを香り付けに使用した蒸留酒[1][2]。「燃える水」の意味であり、南米において蒸留酒全般を指す語としても用いられる[3]。
サトウキビから作る無色透明の蒸留酒で、アルコール度数は25度から30度ほど[4]。安価であることから、コロンビアでは人気が高い[4]。アニスの香り付けをしないプレーンのものもある[4]。
コロンビアでは小さめのグラスに注いだアグアルディエンテをストレートで飲むのが一般的である[2]。産地によって風味や味わいも異なる[2]。
エル・ドラケ
[編集]エル・ドラケ(el draque)は、アグアルディエンテ、砂糖、ライム、ミントを使用するカクテル[5]。
エル・ドラケを16世紀後半にイギリスの海賊リチャード・ドレイクがキューバに伝え、使用する酒をラム酒に代えてカクテルのモヒートが誕生したとする説がある[5]。
出典
[編集]- ^ 「スピリッツを知る」『カクテルの図鑑 :カクテルのレシピ407点とカクテルを楽しむための基礎知識』マイナビ、2013年、173頁。ISBN 978-4839946234。
- ^ a b c 「コロンビア」『W27 世界のお酒図鑑』地球の歩き方、2023年、171頁。ISBN 978-4059207276。
- ^ 朱鷺田祐介「マールとグラッパ」『酒の伝説』新紀元社〈Truth In Fantasy〉、2012年。ISBN 978-4775306970。
- ^ a b c 「コロンビア」『地図でスッと頭に入る中南米&北アメリカ36の国と地域』昭文社、2022年、117頁。ISBN 978-4398147806。
- ^ a b “特集 人気のモヒートを大胆にアレンジ!!”. アサヒビール. 2024年1月11日閲覧。