らくラクはりま
らくラクはりま | |
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らくラクはりま | |
概要 | |
国 | 日本 |
種類 | 特別急行列車 |
現況 | 運行中 |
地域 | 京都府・大阪府・兵庫県 |
運行開始 | 2019年3月18日 |
運営者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
路線 | |
起点 | 京都駅 |
停車地点数 | 13(起終点含む) |
終点 | 網干駅 |
営業距離 | 141.0 km (87.6 mi) |
運行間隔 | 1往復 |
列車番号 | 1081M・1082M |
使用路線 | 東海道本線・山陽本線(JR京都線・JR神戸線) |
車内サービス | |
クラス | グリーン車・普通車 |
身障者対応 | 4号車 |
座席 |
グリーン車指定席:1号車半室 普通車指定席:1号車半室・2 - 6号車 |
その他 | 1号車半室は女性専用席 |
技術 | |
車両 | 289系電車(吹田総合車両所京都支所) |
軌間 | 1,067 mm |
電化 | 直流1,500 V |
最高速度 | 130 km/h |
ルート番号 | (全区間) |
らくラクはりまは、西日本旅客鉄道(JR西日本)が京都駅 - 網干駅間を東海道本線および山陽本線(JR京都線・JR神戸線)経由で運行している特別急行列車(通勤特急[1])である[2][3]。
概要
[編集]平日朝と夕方に運転される特急列車(通勤特急)である[4]。この列車の登場により、平日の18時から20時の間に大阪駅から姫路駅方面に向かう特急列車の間隔が毎時1本となる[5]。大阪駅から姫路駅までの所要時間は新快速より5分前後速い約1時間[6]。特急料金はJ-WESTカード会員向けの「J-WESTチケットレス」を利用すると割安になるよう設定される[4][7]。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う緊急事態宣言以降、確実に着座できる指定席の需要が拡大したため[8]、2020年(令和2年)7月6日から全席指定席で運転されている[9]。
特急列車としては、「らくラクびわこ」や「はるか」と同様にアーバンネットワーク内で運行が完結する。近畿圏を発着する特急列車の登場は2003年(平成15年)の「びわこエクスプレス」(現:らくラクびわこ)以来16年ぶりとなる[6]。また、本列車の運行開始と同時に「びわこエクスプレス」の種別呼称が「特急」から「通勤特急」に変更されたが、正式には特急のままである。
兵庫県内の尼崎駅以西において昼行かつ定期の電車特急が運行されるのは、尼崎駅 - 神戸駅間においては1997年(平成9年)に神戸駅発着の「スーパー雷鳥」が廃止されて以来22年ぶり、神戸駅 - 姫路駅間においては1972年(昭和47年)に山陽新幹線が岡山駅まで延伸開業したことにより在来線特急(「うずしお」など)が廃止されて以来47年ぶりとなる。
列車名の由来
[編集]播磨エリアから着席でらくらくと通勤・通学ができることをアピールしている。2024年(令和6年)より、「らくラク」はJR西日本における通勤特急のブランドとなった。
運行形態
[編集]2024年(令和6年)3月16日現在、平日朝の通勤時間帯に網干発京都行きが1本、平日夕方の通勤時間帯に京都発網干行きが1本運行されている[10][11]。
停車駅
[編集]京都駅 - 新大阪駅 - 大阪駅 - 三ノ宮駅 - 神戸駅 - 明石駅 - 西明石駅 - 大久保駅 - 加古川駅 - 姫路駅 - 英賀保駅 - はりま勝原駅 - 網干駅[10][11]
- 夕時間帯に前後を走る「はまかぜ」5号・「スーパーはくと」13号(2024年(令和6年)3月16日以降は13号・15号)の停車駅が「らくラクはりま」に合わせて拡大された[3][10]。ただしそれらは大久保駅には停車しない。
期間 | 東海道本線 | 山陽本線 | ||||||||||||
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京都駅 | 新大阪駅 | 大阪駅 | 三ノ宮駅 | 神戸駅 | 明石駅 | 西明石駅 | 大久保駅 | 加古川駅 | 姫路駅 | 英賀保駅 | はりま勝原駅 | 網干駅 | ||
2019/03/16 - 2021/03/12[2][3] | ● | ● | ● | ● | ● | ─ | ● | ● | ||||||
2021/03/13 - 2024/03/15[12] | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |||||
2024/03/16 - [10] | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
使用車両・編成
[編集]らくラクはりま | ||||||||||||||
← 網干 京都 →
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凡例 |
吹田総合車両所京都支所に所属する、289系電車6両編成を使用する[2][4][1][13]。
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非貫通型先頭車
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愛称幕
沿革
[編集]- 2018年(平成30年)
- 2019年(平成31年)3月18日:3月16日のダイヤ改正により、運行を開始[3][4]。
- 2020年(令和2年)7月6日:全席指定席での運転に変更[9]。
- 2021年(令和3年)3月15日:3月13日のダイヤ改正により、運行区間を新大阪駅 - 姫路駅間に拡大、停車駅に大久保駅を追加[12]。
- 2024年(令和6年)3月18日:3月16日のダイヤ改正により、運行区間を京都駅 - 網干駅間に拡大[10]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c “らくラクはりま”. JRおでかけネット. 西日本旅客鉄道 (2024年3月16日). 2024年7月23日閲覧。
- ^ a b c d 『「らくラク」通勤で、毎日に充実したひとときを。JR神戸線に通勤特急がデビューします!』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2018年11月30日 。2018年12月5日閲覧。
- ^ a b c d e 『2019年春ダイヤ改正(3月16日【土曜日】)』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2018年12月14日 。2018年12月14日閲覧。
- ^ a b c d e 『2019年3月16日にダイヤ改正を実施します』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道 近畿統括本部 。2018年12月15日閲覧。
- ^ 「JR西日本、新快速Aシート&「らくラクはりま」で座席サービス充実」『マイナビニュース』マイナビ、2018年12月14日。2018年12月15日閲覧。
- ^ a b 「JR神戸線に通勤特急「らくラクはりま」来春デビュー」『朝日新聞デジタル』朝日新聞社、2018年12月7日。2018年12月15日閲覧。
- ^ 「通勤特急「らくラクはりま」JR神戸線に2019年春デビュー JR西日本」『乗りものニュース』メディア・ヴァーグ、2018年11月30日。2018年12月15日閲覧。
- ^ 「JR神戸線の通勤特急「らくラクはりま」全席指定に JR西日本」『神戸新聞NEXT』神戸新聞社。2020年7月3日閲覧。
- ^ a b 『「期間限定 定期券併用チケットレス特急券」の発売延長について』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2020年6月25日。オリジナルの2020年9月28日時点におけるアーカイブ 。2020年12月22日閲覧。
- ^ a b c d e 『2024年春のダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道近畿統括本部 。2023年12月15日閲覧。
- ^ a b 『JTB小さな時刻表』 2024年春、JTBパブリッシング、2024年2月、132頁。
- ^ a b 『2021年3月13日にダイヤ改正を実施します』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道近畿統括本部、2020年12月18日 。2020年12月22日閲覧。
- ^ a b 「列車の編成ご案内」『JTB小さな時刻表』 2024年春、JTBパブリッシング、2024年2月、営業案内85頁。
外部リンク
[編集]- らくラクはりま:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道