W52S
ウォークマンケータイ W52S(だぶりゅーごーにーえす)は、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(現:ソニーモバイルコミュニケーションズ)が日本国内向けに開発した、auブランドを展開するKDDIおよび沖縄セルラー電話の携帯電話である。
キャリア | au |
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製造 | ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ |
発売日 | 2007年6月19日 |
概要 | |
OS | REX OS + KCP |
CPU | Qualcomm MSM6550 225MHz |
音声通信方式 | CDMA 1X WIN (CDMA2000 1xMC) (800MHz[1]/新800MHz/2GHz) |
データ通信方式 | CDMA 1X WIN (CDMA2000 1xEV-DO Rel.0) |
形状 | スライド式 |
サイズ | 108 × 54(最広部57) × 19.9(最厚部22) mm |
質量 | 130 g |
連続通話時間 | 約230分 |
連続待受時間 | 約250時間 (移動と静止の組み合わせ) |
外部メモリ | メモリースティック マイクロ (8GBまで) microSD (2GBまで) |
日本語入力 | POBox Pro+Advanced Wnn V2 |
FeliCa | あり (Touch Message対応) |
赤外線通信機能 | IrDA |
Bluetooth | なし |
放送受信機能 | FM放送対応 |
備考 | SAR値:1.10W/Kg |
メインディスプレイ | |
方式 | 透過型微反射TFT液晶ディスプレイ |
解像度 | フルワイドQVGA (240×432ドット) |
サイズ | 2.7インチ |
表示色数 | 262,144色 |
サブディスプレイ | |
なし | |
メインカメラ | |
画素数・方式 | 201万画素CMOS |
機能 | AF・連写機能 |
サブカメラ | |
なし | |
カラーバリエーション | |
アルペジオブルー (Arpeggio Blue) | |
ピチカートピンク (Pizzicato Pink) | |
ハーモニクスホワイト (Harmonics White) | |
■テンプレート / ■ノート ■ウィキプロジェクト |
特徴
[編集]同社の日本向け端末初のウォークマンケータイとして開発されたW42Sの後継モデルである。
内蔵メモリは前機種W42Sがデータフォルダ38MB+音楽用メモリ1GBとしていたのに対し、本機種ではW42Sの約2倍で発売当時業界最大の2GBに拡大され、データフォルダ1.5GB+ATRAC用メモリ512MBとなった。512MBの専用領域(削除可)を設けることで、W42Sでは保存不可能だったATRACファイルも保存可能となった。連続再生時間も日本国内の携帯電話で最長約110時間にアップした。FMトランスミッターを採用し、車載のFMラジオなどでも音楽が楽しめるのも特徴である。
また、外部メモリは日本では初めてメモリースティックマイクロ(M2)に対応するほか、同社のau向け端末では初めてmicroSDカードにも対応している。ただし、microSDを使用する場合は付属のアダプタが必要であり、ATRACファイルは使用することができない。なお、次機種のW53SではメモリースティックPRO Duoを採用し、その後のモデルは他社と共通のmicroSD規格に移行したため、現時点でメモリースティックマイクロを採用している機種は唯一、このW52Sのみである。
音楽以外の機能もW42Sから強化されており、W42Sでは非対応だったEZ FeliCaに対応するほか、災害時ナビ・ラッピングメール・Touch Message、更に新800MHz帯エリア対応などといったauの最新サービス(2007年時点)にも対応している。
W42Sに引き続きスライドスタイルを採用している。スライドアシスト機構もW42Sから継承しているが、W31S同様にレールが見えないデザインになっているのが特徴である。
沿革
[編集]- 2007年(平成19年)4月10日 - 電気通信端末機器審査協会(JATE)認定。
- 2007年5月22日 - KDDI、およびソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズから公式発表。
- 2007年6月19日 - 中国・沖縄地区にて発売。
- 2007年6月21日 - 北海道・関東・中部・関西・四国・九州地区にて発売。
- 2007年6月22日 - 東北・北陸地区にて発売。
- 2008年(平成20年)2月 - 販売終了。
- 2012年(平成24年)7月22日 - L800MHz帯(旧800MHz帯・CDMA Bandclass 3/JTACS)エリアによるサービスの停波によりそれ以降はN800MHz(新800MHz帯・CDMA Bandclass 0 Subband 2)帯エリアおよび2GHz(CDMA Bandclass 6)帯エリアの各サービスで利用する事となる。
対応サービス
[編集]- au Smart Sports(アプリのダウンロードが必要)
- 着うたフル
- EZ待ちうた
- EZ・FM
- EZ FeliCa
- EZチャンネルプラス
- EZナビウォーク(電子コンパス)
- EZ助手席ナビ
- 安心ナビ
- 災害時ナビ
- 緊急通報位置通知
- EZチャンネル
- au LISTEN MOBILE SERVICE(ビデオクリップ対応)
- 赤外線通信
- EZケータイアレンジ
- EZアプリ(BREW)(オープンアプリプレイヤー対応)
- PCサイトビューアー
- デコレーションメール
- 絵しゃべりメール
- ラッピングメール
- Touch Message
- メモリースティックオーディオ
- メモリースティックビデオ
不具合
[編集]2008年3月18日に以下の不具合の修正がケータイアップデートにより行われた。[2]
- プレフィックス設定をした場合、Cメール送信に失敗する場合がある
- EZwebにて着うたのストリーミング再生を行った場合、タイトルが表示されない場合がある
2008年9月9日に以下の不具合の修正がケータイアップデートにより行われた。[3]
- Eメールの自動受信ができない、もしくは、Cメールの受信・音声着信ができない場合がある
関連項目
[編集]- W42S - 先代機種
- Xmini(W65S) - 後継のウォークマン携帯
- W61S - 後継のスライド型機種
- 携帯電話
- au(携帯電話)
- ソニーモバイルコミュニケーションズ
- CDMA 1X WIN
- 沢尻エリカ - 同機イメージキャラクター[4]
脚注
[編集]- ^ 2012年7月23日より利用不可
- ^ ケータイアップデートのお知らせ au 2008年3月18日
- ^ ケータイアップデートのお知らせ au 2008年9月9日
- ^ “チャイナドレスでキメッ!沢尻エリカ、新CMでカンフーに挑戦”. MSN産経ニュース. (2007年6月7日). オリジナルの2007年10月12日時点におけるアーカイブ。 2022年10月4日閲覧。