ジョシュ・アレン (クォーターバック)
Josh Allen | |||||||||||||||||||
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バッファロー・ビルズでのアレン (2021年) | |||||||||||||||||||
バッファロー・ビルズ #17 | |||||||||||||||||||
ポジション | クォーターバック | ||||||||||||||||||
生年月日 | 1996年5月21日(28歳) | ||||||||||||||||||
出身地 |
アメリカ合衆国 カリフォルニア州ファイヤボー | ||||||||||||||||||
身長: | 6' 5" =約195.6cm | ||||||||||||||||||
体重: | 237 lb =約107.5kg | ||||||||||||||||||
経歴 | |||||||||||||||||||
高校 | ファイヤボー高等学校 | ||||||||||||||||||
大学 |
リードリーCC ワイオミング大学 | ||||||||||||||||||
NFLドラフト | 2018年 / 1巡目全体7位 | ||||||||||||||||||
所属歴 | |||||||||||||||||||
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受賞歴・記録 | |||||||||||||||||||
オールプロ選出(計1回) | |||||||||||||||||||
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プロボウル選出(2回) | |||||||||||||||||||
2020, 2022 | |||||||||||||||||||
その他受賞・記録 | |||||||||||||||||||
NFL記録
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NFL 通算成績 (2023年終了時点) | |||||||||||||||||||
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Player stats at PFR |
ジョシュア・パトリック・アレン(Joshua Patrick Allen, 1996年5月21日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ファイヤボー出身のプロアメリカンフットボール選手。NFLのバッファロー・ビルズに所属している。ポジションはクォーターバック。
経歴
[編集]プロ入り前
[編集]アレンは、カリフォルニア州ファイアーボーにある1200ヘクタールのコットン農場で育った。高校時代はスポーツの傍ら、農場の手伝いや母の経営するレストランで働くなどした[1]。
バッファロー・ビルズ
[編集]2018年のNFLドラフト1巡目全体7位でバッファロー・ビルズに指名され入団した[2]。当初はA・J・マキャロン、ネイサン・ピーターマンとの先発の座を争う3番手QBであった[3]が、マキャロンがトレードでオークランド・レイダースに移籍したうえ、ピーターマンは開幕戦のボルチモア・レイブンズ戦でパサーレーティング0.0を記録したため、第2週の対ロサンゼルス・チャージャーズ戦から先発QBに起用された[4]。第6週のヒューストン・テキサンズ戦で肘を負傷し[5]4試合欠場した。この年は11試合に先発し5勝6敗という成績であった。
2019年シーズン、この年からキャプテンに就任した。第1週のニューヨーク・ジェッツ戦では3Q途中時点で16点のビハインドがある状況から逆転勝ちを収める[6]と、開幕から3連勝を達成。第11週のマイアミ・ドルフィンズ戦では3タッチダウンを挙げ週間MVPを獲得[7]。第15週のピッツバーグ・スティーラーズ戦でシーズン10勝目を挙げ、チームを2年ぶりのプレーオフ進出に導いた。またビルズがシーズン10勝を達成したのは1999年以来のことであった[8]。自身初のプレーオフでは、ワイルドカードラウンドでヒューストン・テキサンズと対戦。自らがレシーバーとなりタッチダウンを挙げるなど一時16点リードをつけていたがオーバータイムの末19-22で敗れた[9]。
2020年シーズン、9月に行われた3試合で10回のタッチダウンパス、パス1,038ヤード獲得、パス成功率71.1%、QBレーティング124.8を記録、2回のタッチダウンランを挙げチームの開幕3連勝に貢献。月間MVPを受賞した[10]。翌週の試合にも勝利し、チームは2008年以来となる開幕4連勝を達成した。第9週のシアトル・シーホークス戦では試合前日に祖母を亡くすというショッキングな出来事を乗り越えパス成功率81.6%、3タッチダウン、レーティング138.5を記録し、チームの勝利に貢献。週間MVPに選ばれた[11]。さらに12月・1月に行われた5試合でアレンはタッチダウンパス15回、タッチダウンラン2回、パス成功率70.1%、パス1,516ヤード、QBレーティング117.5、5勝0敗の成績を挙げシーズン2度目の月間MVPを受賞した[12]。チームも13勝3敗を挙げ、25年ぶりに地区優勝を果たし、ニューイングランド・ペイトリオッツの地区11連覇を止めた。
ポストシーズンではワイルドカードラウンドでインディアナポリス・コルツに27-24で勝利、チームの1995年以来となるポストシーズン勝利を飾るとディビジョナルラウンドでボルチモア・レイブンズにも17-3で勝利。AFCチャンピオンシップゲームに進出したが、カンザスシティ・チーフスに24-38で敗れスーパーボウル進出とはならなかった。
このシーズンはパス4,544ヤード獲得・37タッチダウンを記録したが、これらはいずれもビルズのフランチャイズレコードとなった。その他4度の週間MVPに加え2度の月間MVPを受賞し、プロボウルにも選出された。シーズンMVP投票ではアーロン・ロジャースに次ぐ2位につけるなど飛躍の1年となった。
オフに5年目オプションの行使に加え[13]。 6年2億5,800万ドルの契約延長に合意した[14]。
2021年シーズン、開幕戦のピッツバーグ・スティーラーズ戦こそ敗れるも、第3週のワシントン・フットボールチーム戦では5つのタッチダウンを挙げて勝利した他、第5週では昨年のプレーオフで敗れたチーフス相手に勝利する[15]など4連勝を達成した。第9週のジャクソンビル・ジャガーズ戦では相手チーム同姓同名のLBジョシュ・アレンと対戦するという珍しい試合になったが、試合はその相手のアレンにインターセプトを喫するなど6-9で敗れた[16]。第18週のニューヨーク・ジェッツ戦に勝利し、地区連覇が決定した。 このシーズンはパス成功率63.3%・パス4,407ヤード・タッチダウンパス36本・レーティング92.2という成績であった。またラッシングでは763ヤード獲得・6タッチダウンを挙げ、平均獲得ヤード6.3ヤードはQBではリーグトップの成績であった。
ポストシーズンではワイルドカードラウンドでペイトリオッツと対戦し、パス25本中21本成功で308ヤード獲得、5タッチダウンに加えラッシングでも66ヤード獲得するなど圧倒し、47-17で勝利した。ディビジョナルラウンドでは昨年のカンファレンスチャンピオンシップで対戦したチーフスと再戦。ビルズは第4Qの2ミニッツウォーニング時点で21-26でリードを許し、攻撃権も4th&13と追い込まれていたが、アレンはウォーニング明け最初のプレーでタッチダウンパスをステフォン・ディグスに通し逆転に成功した。2ポイントコンバージョンも決め3点のリードを奪ったが、相手QBのパトリック・マホームズもタイリーク・ヒルへのタッチダウンパスを決め、わずか52秒でリードを奪い返される。残り1分2秒で4点差と再び追い込まれたアレンだったが、パスを繋ぎ通しわずか49秒でタッチダウンを挙げ、残り13秒の時点で36-33と再びリードを奪った。勝利が目前にまで迫ったビルズだったが、チーフスにラストプレーで同点フィールドゴールを許すと、オーバータイムではコイントスで先攻を奪われ、相手の最初の攻撃権でタッチダウンを許しアレンが登場する間も無く36-42で敗れた。この試合でアレンはパス37本中27本成功、329ヤード獲得、4タッチダウン、ラン68ヤードという成績であった。ポストシーズン2試合でのレーティングは149.0という好成績であった[17]。
2022年シーズン、チームを地区優勝に導き、プロボウルに選出された[18]。ディビジョナルラウンドでベンガルズに敗退し、AFCチャンピオンシップゲームへの進出はならなかった。
2023年シーズンは、地区優勝を決定する最終戦でマイアミ・ドルフィンズに勝ち、チームを第2シードでプレーオフに導いたが、プレーオフでは二戦目で再びカンザスシティ・チーフスに屈した。
2024年シーズン、12月1日のサンフランシスコ・フォーティナイナーズ戦でタッチダウンパス、タッチダウンラン、パスレシーブタッチダウンを1試合で達成したはじめてのクォーターバックとなった。このときのパスレシーブタッチダウンはジョシュ・アレンからのパスを受けたアメリ・クーパーからラテラル・パスを受けたものでジョシュ・アレンが投げたパスをジョシュ・アレンが受けた記録となる。
詳細情報
[編集]年度別成績
[編集]レギュラーシーズン
[編集]年度 | チーム | 背 番 号 |
試合 | パス | ラン | ファンブル | ||||||||||||
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出場 | 先発 | 成功 回数 |
試投 回数 |
成功 確率 |
獲得 ヤード |
平均 獲得 ヤード |
TD | Int | レイテ ィング |
試行 回数 |
獲得 ヤード |
平均 獲得 ヤード |
TD | ファン ブル数 |
ロスト | |||
2018 | BUF | 17 | 12 | 11 | 169 | 320 | 52.8 | 2,074 | 6.5 | 10 | 12 | 67.9 | 89 | 631 | 7.1 | 8 | 8 | 2 |
2019 | 16 | 16 | 271 | 461 | 58.8 | 3,089 | 6.7 | 20 | 9 | 85.3 | 109 | 510 | 4.7 | 9 | 14 | 4 | ||
2020 | 16 | 16 | 396 | 572 | 69.1 | 4,544 | 7.9 | 37 | 10 | 107.2 | 102 | 421 | 4.1 | 8 | 9 | 6 | ||
2021 | 17 | 17 | 409 | 646 | 63.3 | 4,407 | 6.8 | 36 | 15 | 92.2 | 122 | 763 | 6.3 | 6 | 8 | 3 | ||
2022 | 16 | 16 | 359 | 567 | 63.3 | 4,283 | 7.6 | 35 | 14 | 96.6 | 124 | 762 | 6.2 | 7 | 13 | 5 | ||
2023 | 17 | 17 | 385 | 579 | 66.5 | 4,306 | 7.4 | 29 | 18 | 92.2 | 111 | 524 | 4.7 | 15 | 7 | 4 | ||
NFL:6年 | 94 | 93 | 1,989 | 3,145 | 63.2 | 22,703 | 7.2 | 167 | 78 | 92.2 | 657 | 3,611 | 5.5 | 53 | 59 | 24 |
- 2023年度シーズン終了時
- 太字は自身最高記録
- ■はリーグ最高記録
ポストシーズン
[編集]年度 | チーム | 試合 | パス | ラン | ファンブル | ||||||||||||
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出場 | 先発 | 成功 回数 |
試投 回数 |
成功 確率 |
獲得 ヤード |
平均 獲得 ヤード |
TD | Int | レイテ ィング |
試行 回数 |
獲得 ヤード |
平均 獲得 ヤード |
TD | ファン ブル数 |
ロスト | ||
2019 | BUF | 1 | 1 | 24 | 46 | 52.2 | 264 | 5.7 | 0 | 0 | 69.5 | 9 | 92 | 10.2 | 0 | 2 | 1 |
2020 | 3 | 3 | 77 | 120 | 64.2 | 817 | 6.8 | 5 | 1 | 94.3 | 25 | 145 | 5.8 | 1 | 2 | 0 | |
2021 | 2 | 2 | 48 | 62 | 77.4 | 637 | 10.3 | 9 | 0 | 149.0 | 17 | 134 | 7.9 | 0 | 1 | 0 | |
2022 | 2 | 2 | 48 | 81 | 59.3 | 616 | 7.6 | 3 | 3 | 80.1 | 12 | 46 | 3.8 | 1 | 3 | 1 | |
2023 | 2 | 2 | 47 | 69 | 68.1 | 389 | 5.6 | 4 | 0 | 101.7 | 20 | 146 | 7.3 | 3 | 1 | 0 | |
計 | 10 | 10 | 244 | 378 | 64.6 | 2,723 | 7.2 | 21 | 4 | 100.0 | 83 | 563 | 6.8 | 5 | 9 | 2 |
- 2023年度シーズン終了時
- 太字は自身最高記録
- ■はNFL記録
脚注
[編集]- ^ “How Wyoming's Josh Allen went from zero scholarships to the top of NFL draft boards”. Yahoo Sports (2017年8月18日). 2020年8月11日閲覧。
- ^ “ビルズがトレードで7位指名権を確保、ワイオミング大学のQBアレンを指名”. NFL JAPAN (2018年4月27日). 2021年2月14日閲覧。
- ^ “ビルズ新人QBアレンはデプスチャート3番手でキャンプをスタート”. NFL JAPAN (2018年7月27日). 2021年2月14日閲覧。
- ^ “ビルズ、第2週の先発QBに新人アレンを指名”. NFL JAPAN (2018年9月13日). 2021年2月14日閲覧。
- ^ “シーズン第6週、ビルズQBアレンが肘の負傷で途中離脱”. NFL JAPAN (2018年10月15日). 2021年2月14日閲覧。
- ^ Alper, Josh (September 8, 2019). “date=2019-09-08 Bills come back from 16–0 to beat the Jets” (英語). ProFootballTalk. 2022年3月11日閲覧。
- ^ “Josh Allen throws 3 TD passes to help Bills beat Miami 37–20. This performance would lead to Allen's second AFC Offensive Player of the Week.” (英語). USA Today (November 17, 2019). March 11, 2022閲覧。
- ^ “スティーラーズを下したビルズがプレーオフ進出”. NFL JAPAN. (2019年12月16日) 2022年3月11日閲覧。
- ^ “ワイルドカード初戦はオーバータイムの末、テキサンズに軍配!”. NFL JAPAN. (2020年1月5日) 2022年3月11日閲覧。
- ^ “QBウィルソン、QBアレンらが9月の月間最優秀選手賞を受賞”. NFL JAPAN. (2020年10月2日) 2022年10月28日閲覧。
- ^ “第9週の最優秀選手はバイキングスRBクック、ビルズQBアレンら”. NFL JAPAN. (2020年11月12日) 2022年10月28日閲覧。
- ^ “12月の最優秀選手はパッカーズRBロジャース、ビルズQBアレンら”. NFL JAPAN. (2021年1月8日) 2022年10月28日閲覧。
- ^ “ビルズ、QBアレンとLBエドマンズの5年目オプションを行使”. NFL JAPAN. (2021年5月4日) 2022年10月29日閲覧。
- ^ “ビルズとQBアレンが6年284億円の契約延長に合意”. NFL JAPAN. (2021年8月7日) 2022年10月29日閲覧。
- ^ “チーフスに勝利したことを「大ごと」にはしないとビルズQBアレン”. NFL JAPAN. (2021年10月12日) 2022年10月29日閲覧。
- ^ “QBとLBのジョシュ・アレン対決はジャガーズに軍配”. NFL JAPAN. (2021年11月8日) 2022年10月29日閲覧。
- ^ “NFL Passer Rating Single-Season Playoffs Leaders” (英語). Pro-Football-Reference.com. 2022年10月29日閲覧。
- ^ “2023年プロボウルゲームス:AFCロースター”. NFL Japan. 2022年12月22日閲覧。
外部リンク
[編集]- Wyoming Cowboys bio
- Buffalo Bills bio
- ジョシュ・アレン - IMDb
- Josh Allen (@joshallenqb) - Instagram
クォーターバック
ランニングバック ワイドレシーバー
タイトエンド
|
オフェンシブライン
ディフェンシブライン
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ラインバッカー
ディフェンスバック
スペシャルチーム
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Roster December 19, 2024現在
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