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宮古島市

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みやこじまし ウィキデータを編集
宮古島市
宮古島市旗 宮古島市章
宮古島市旗
2005年10月1日制定
宮古島市章
2005年10月1日制定
日本の旗 日本
地方 九州地方
都道府県 沖縄県
市町村コード 47214-0
法人番号 4000020472140 ウィキデータを編集
面積 203.90km2
総人口 53,015[編集]
推計人口、2024年12月1日)
人口密度 260人/km2
隣接自治体 なし
市の木 ガジュマル[1]
市の花 ブーゲンビレア(市花)
デイゴ(市花木)[1]
他のシンボル 市鳥:サシバ
市魚:タカサゴ(グルクン)
市蝶:オオゴマダラ
市貝:スイジガイ[1]
宮古島市役所
市長 座喜味一幸
所在地 906-8501
沖縄県宮古島市平良字西里1140番地
北緯24度47分24秒 東経125度17分42秒 / 北緯24.79006度 東経125.29489度 / 24.79006; 125.29489座標: 北緯24度47分24秒 東経125度17分42秒 / 北緯24.79006度 東経125.29489度 / 24.79006; 125.29489
宮古島市庁舎
外部リンク 公式ウェブサイト

宮古島市位置図

― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト

宮古島市(みやこじまし)は、宮古列島に位置する沖縄県である。

地理

[編集]
宮古島市街(旧平良市街)

宮古島市は、宮古列島宮古島池間島大神島来間島伊良部島下地島の大小6つの島々からなり、琉球諸島のほぼ中間に位置している[2]。最も大きい島は宮古島で総面積の約78%を占める[2]。宮古島と池間島は池間大橋、宮古島と来間島は来間大橋、宮古島と伊良部島は伊良部大橋、伊良部島と下地島は6本の橋によって結ばれている。人口は沖縄県内の市町村で第9位。

現在の市域には、かつて平良市及び宮古郡伊良部町上野村城辺町下地町の5市町村が存在したが、2005年平成17年)10月1日合併(新設合併)して宮古島市が誕生した。旧市町村と宮古島市を構成する島しょとの対応関係は以下のとおり。

  • 平良市 - 宮古島北部、池間島、大神島
  • 下地町 - 宮古島南西部、来間島
  • 上野村 - 宮古島南部
  • 城辺町 - 宮古島南東部
  • 伊良部町 - 伊良部島、下地島

気候

[編集]

一年を通して高温多湿である。ケッペンの気候区分では、1971年-2000年平年値では温帯湿潤気候にあたっていたが、1981年-2010年の平年値では熱帯雨林気候にあたる[3]。また、他の気候区分では、亜熱帯海洋性気候ともいわれる[4]

宮古島地方気象台

  • 気温 - 最高35.3℃(1971年(昭和46年)7月16日)、最低6.9℃(1967年(昭和42年)1月16日
  • 最大日降水量 - 908.1ミリ(1959年(平成12年)9月15日
  • 最大瞬間風速 - 85.3メートル(1966年(昭和41年)9月5日
  • 夏日最多日数 - 259日(1998年(平成10年))
  • 真夏日最多日数 - 136日(2021年(令和3年))
  • 猛暑日最多日数 - 2日(1971年(昭和46年))
  • 熱帯夜最多日数 - 150日(2016年(平成28年))
  • 冬日最多日数 - 0日(1938年(昭和13年) - )


宮古島地方気象台(宮古島市平良字下里、標高39m)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 27.0
(80.6)
27.6
(81.7)
28.6
(83.5)
30.7
(87.3)
33.3
(91.9)
35.1
(95.2)
35.3
(95.5)
34.2
(93.6)
34.2
(93.6)
32.5
(90.5)
30.9
(87.6)
28.8
(83.8)
35.3
(95.5)
平均最高気温 °C°F 20.6
(69.1)
21.1
(70)
22.8
(73)
25.1
(77.2)
27.7
(81.9)
30.3
(86.5)
31.7
(89.1)
31.3
(88.3)
30.1
(86.2)
27.8
(82)
25.3
(77.5)
22.2
(72)
26.4
(79.5)
日平均気温 °C°F 18.3
(64.9)
18.6
(65.5)
20.1
(68.2)
22.5
(72.5)
25.0
(77)
27.7
(81.9)
28.9
(84)
28.6
(83.5)
27.6
(81.7)
25.5
(77.9)
23.1
(73.6)
20.0
(68)
23.8
(74.8)
平均最低気温 °C°F 16.3
(61.3)
16.6
(61.9)
17.9
(64.2)
20.4
(68.7)
23.0
(73.4)
25.7
(78.3)
26.8
(80.2)
26.5
(79.7)
25.6
(78.1)
23.8
(74.8)
21.3
(70.3)
18.2
(64.8)
21.9
(71.4)
最低気温記録 °C°F 6.9
(44.4)
7.3
(45.1)
8.6
(47.5)
11.4
(52.5)
15.2
(59.4)
17.4
(63.3)
21.4
(70.5)
21.2
(70.2)
19.7
(67.5)
17.2
(63)
12.9
(55.2)
9.6
(49.3)
6.9
(44.4)
降水量 mm (inch) 138.8
(5.465)
119.8
(4.717)
138.7
(5.461)
148.7
(5.854)
222.3
(8.752)
194.7
(7.665)
151.6
(5.969)
257.4
(10.134)
259.3
(10.209)
157.9
(6.217)
139.8
(5.504)
147.2
(5.795)
2,076
(81.732)
平均降水日数 (≥0.5 mm) 14.3 12.0 12.4 11.3 11.7 11.0 10.6 14.0 13.2 11.2 12.5 13.9 148.2
湿度 72 74 76 79 82 84 80 81 79 75 74 71 77
平均月間日照時間 85.5 90.3 116.0 122.9 149.3 191.9 241.0 210.9 179.3 151.9 112.3 92.7 1,743.9
出典:気象庁 (平均値:1991年-2020年、極値:1937年-現在)[5][6]


鏡原の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 27.1
(80.8)
28.4
(83.1)
28.7
(83.7)
30.4
(86.7)
33.2
(91.8)
34.3
(93.7)
35.3
(95.5)
35.0
(95)
34.9
(94.8)
32.5
(90.5)
31.2
(88.2)
29.8
(85.6)
35.3
(95.5)
平均最高気温 °C°F 20.9
(69.6)
21.9
(71.4)
22.9
(73.2)
25.2
(77.4)
28.2
(82.8)
30.6
(87.1)
32.2
(90)
31.7
(89.1)
30.6
(87.1)
28.3
(82.9)
25.9
(78.6)
22.4
(72.3)
26.7
(80.1)
日平均気温 °C°F 17.9
(64.2)
18.7
(65.7)
19.7
(67.5)
22.0
(71.6)
25.0
(77)
27.5
(81.5)
28.7
(83.7)
28.4
(83.1)
27.4
(81.3)
25.2
(77.4)
22.9
(73.2)
19.5
(67.1)
23.6
(74.5)
平均最低気温 °C°F 15.4
(59.7)
16.1
(61)
16.8
(62.2)
19.4
(66.9)
22.5
(72.5)
25.3
(77.5)
26.2
(79.2)
25.9
(78.6)
24.9
(76.8)
22.9
(73.2)
20.6
(69.1)
17.2
(63)
21.1
(70)
最低気温記録 °C°F 6.9
(44.4)
7.8
(46)
7.9
(46.2)
10.9
(51.6)
14.6
(58.3)
18.4
(65.1)
22.3
(72.1)
22.9
(73.2)
18.6
(65.5)
17.7
(63.9)
12.4
(54.3)
6.9
(44.4)
6.9
(44.4)
降水量 mm (inch) 150.8
(5.937)
125.4
(4.937)
119.0
(4.685)
141.4
(5.567)
199.4
(7.85)
189.8
(7.472)
142.8
(5.622)
264.8
(10.425)
241.7
(9.516)
137.6
(5.417)
165.5
(6.516)
148.4
(5.843)
2,026.7
(79.791)
出典1:理科年表
出典2:気象庁 (平均値:2003年-2020年、極値:2003年-現在)[7][8]


下地島(下地島)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 27.5
(81.5)
27.5
(81.5)
28.2
(82.8)
30.2
(86.4)
32.6
(90.7)
34.2
(93.6)
36.1
(97)
35.0
(95)
34.4
(93.9)
33.6
(92.5)
30.5
(86.9)
28.8
(83.8)
36.1
(97)
平均最高気温 °C°F 21.2
(70.2)
22.1
(71.8)
23.1
(73.6)
25.3
(77.5)
28.2
(82.8)
30.4
(86.7)
32.1
(89.8)
31.8
(89.2)
30.9
(87.6)
28.7
(83.7)
26.2
(79.2)
22.7
(72.9)
26.9
(80.4)
日平均気温 °C°F 18.4
(65.1)
19.1
(66.4)
20.1
(68.2)
22.4
(72.3)
25.2
(77.4)
27.8
(82)
29.1
(84.4)
28.8
(83.8)
27.9
(82.2)
25.8
(78.4)
23.4
(74.1)
20.0
(68)
24.0
(75.2)
平均最低気温 °C°F 15.9
(60.6)
16.6
(61.9)
17.4
(63.3)
19.9
(67.8)
22.9
(73.2)
25.7
(78.3)
26.8
(80.2)
26.4
(79.5)
25.5
(77.9)
23.6
(74.5)
21.2
(70.2)
17.7
(63.9)
21.6
(70.9)
最低気温記録 °C°F 7.0
(44.6)
6.8
(44.2)
8.9
(48)
11.8
(53.2)
14.4
(57.9)
18.7
(65.7)
22.0
(71.6)
23.1
(73.6)
18.6
(65.5)
16.5
(61.7)
13.3
(55.9)
7.3
(45.1)
6.8
(44.2)
降水量 mm (inch) 124.5
(4.902)
103.5
(4.075)
110.8
(4.362)
142.2
(5.598)
197.0
(7.756)
192.0
(7.559)
112.5
(4.429)
262.2
(10.323)
224.9
(8.854)
130.5
(5.138)
159.0
(6.26)
120.8
(4.756)
1,879.7
(74.004)
出典1:理科年表
出典2:気象庁 (平均値:2003年-2020年、極値:2003年-現在)[9][10]


伊良部 (標高10m)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 27.8
(82)
27.5
(81.5)
29.5
(85.1)
30.2
(86.4)
32.2
(90)
33.8
(92.8)
35.0
(95)
35.1
(95.2)
33.9
(93)
31.8
(89.2)
31.2
(88.2)
28.9
(84)
35.1
(95.2)
平均最高気温 °C°F 20.2
(68.4)
20.6
(69.1)
22.4
(72.3)
24.9
(76.8)
27.4
(81.3)
29.8
(85.6)
31.7
(89.1)
31.2
(88.2)
30.0
(86)
27.8
(82)
24.9
(76.8)
21.7
(71.1)
26.05
(78.89)
日平均気温 °C°F 17.8
(64)
18.1
(64.6)
19.8
(67.6)
22.3
(72.1)
24.7
(76.5)
27.2
(81)
28.8
(83.8)
28.3
(82.9)
27.2
(81)
25.2
(77.4)
22.5
(72.5)
19.5
(67.1)
23.45
(74.21)
平均最低気温 °C°F 15.5
(59.9)
15.8
(60.4)
17.2
(63)
19.9
(67.8)
22.3
(72.1)
25.1
(77.2)
26.4
(79.5)
25.9
(78.6)
24.8
(76.6)
23.1
(73.6)
20.5
(68.9)
17.3
(63.1)
21.15
(70.06)
最低気温記録 °C°F 6.9
(44.4)
6.3
(43.3)
5.1
(41.2)
10.0
(50)
14.3
(57.7)
16.3
(61.3)
22.0
(71.6)
21.5
(70.7)
17.5
(63.5)
16.7
(62.1)
10.0
(50)
6.4
(43.5)
5.1
(41.2)
降水量 mm (inch) 116.9
(4.602)
122.4
(4.819)
128.6
(5.063)
152.1
(5.988)
184.6
(7.268)
174.3
(6.862)
102.4
(4.031)
208.0
(8.189)
194.6
(7.661)
129.6
(5.102)
116.1
(4.571)
129.0
(5.079)
1,758.4
(69.228)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 12.9 11.7 12.9 10.2 10.7 10.4 9.2 12.3 11.9 9.2 11.1 10.5 133
平均月間日照時間 93.9 94.6 125.0 127.8 130.0 150.7 208.1 210.6 189.2 170.3 128.3 111.5 1,740
出典1:理科年表
出典2:気象庁 (平均値:1978年-2000年、極値:1978年-2009年)[11][12]


城辺 (標高55m)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
降水量 mm (inch) 132.8
(5.228)
122.7
(4.831)
143.8
(5.661)
145.9
(5.744)
213.9
(8.421)
195.8
(7.709)
143.2
(5.638)
224.7
(8.846)
216.4
(8.52)
153.1
(6.028)
145.0
(5.709)
151.9
(5.98)
2,010.4
(79.15)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 12.9 10.7 11.6 10.3 11.1 10.2 8.9 11.1 11.1 9.7 10.3 11.6 130.3
出典1:理科年表
出典2:気象庁 (平均値:1991年-2020年、極値:1978年-現在)[13][14]


字名一覧

[編集]

住所表示はいずれも字名の前に旧市町村名がつく。字名が旧町村名と同一の場合も同じ(字伊良部→伊良部字伊良部、字上野→上野字上野)。

平良地域 いずれも旧市名の「平良」が字名の頭につく(例:字西里→平良字西里)。

  • 池間(いけま) - 池間島
  • 大浦(おおうら)
  • 大神(おおがみ) - 大神島
  • 狩俣(かりまた)
  • 久貝(くがい)
  • 島尻(しまじり)
  • 下里(しもさと)
  • 荷川取(にかどり)
  • 西里(にしざと)
  • 西仲宗根(にしなかそね)
  • 西原(にしはら)
  • 東仲宗根(ひがしなかそね)
  • 東仲宗根添(ひがしなかそねぞえ)
  • 前里(まえざと) - 池間島
  • 松原(まつばら)

城辺地域 いずれも旧町名の「城辺」が字名の頭につく(例:字福里→城辺字福里)

  • 新城(あらぐすく)
  • 下里(しもざと)
  • 下里添(しもざとそえ)
  • 友利(ともり)
  • 長間(ながま)
  • 西里添(にしざとそえ)
  • 比嘉(ひが)
  • 福里(ふくざと)
  • 保良(ぼら)

上野地域 いずれも旧村名の「上野」が字名の頭につく(例:字上野→上野字上野)

  • 上野(うえの)
  • 新里(しんざと)
  • 野原(のばる)
  • 宮国(みやぐに)

下地地域 いずれも旧町名の「下地」が字名の頭につく(例:字上地→下地字上地)

  • 上地(うえち)
  • 嘉手苅(かでかり)
  • 川満(かわみつ)
  • 来間(くりま) - 来間島
  • 洲鎌(すがま)
  • 与那覇(よなは)

伊良部地域(伊良部島) いずれも旧町名の「伊良部」が字名の頭につく(例:字長浜→伊良部字長浜)

  • 池間添(いけまそえ)
  • 伊良部(いらぶ) 一部下地島にまたがる
  • 国仲(くになか) 一部下地島にまたがる
  • 佐和田(さわだ) 一部下地島にまたがる
  • 仲地(なかち) 一部下地島にまたがる
  • 長浜(ながはま)
  • 前里添(まえざとぞえ)

歴史

[編集]

宮古島市成立前の詳細な沿革は、宮古島#歴史平良市#歴史伊良部町#歴史上野村 (沖縄県)#歴史城辺町 (沖縄県)#歴史下地町参照。

行政

[編集]

歴代市長

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  • 初代 伊志嶺亮:2005年11月13日 - 2008年12月31日
    旧平良市長。市職員の不祥事により任期途中で引責辞任[20]
  • 2代 下地敏彦:2009年1月25日 - 2021年1月24日
    旧城辺町助役。3期12年務めた[21]。退任後の2021年5月12日、在職中の収賄容疑で沖縄県警に逮捕された[22]
  • 3代 座喜味一幸:2021年1月25日 -
    無所属新人、社民、社大、共産、立民推薦をうけ当選[21]

合併の経緯

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多良間村を含む宮古列島の6市町村は、2001年(平成13年)7月に「宮古地区市町村合併研究会」を設置し、2002年(平成14年)4月には法定合併協議会に移行した。協議会では合併期日を2005年(平成17年)1月1日、新市名を「宮古市」としたが、多良間村では2004年(平成16年)2月に行われた住民投票の結果、反対票が賛成票を上回ったため離脱を表明し、合併協議は暗礁に乗り上げた[23]

さらに下地町でも議会が合併に慎重となり、2004年(平成16年)8月には多良間村を除く5市町村での法定協議会設置案を否決(他の4市町村は可決)し、9月には合併協議からの離脱を表明、また上野村でも下地町を除く合併に異論が出たため離脱を表明し、平良市・城辺町・伊良部町で法定協議会を設置した[23]

2004年(平成16年)12月になり下地町と上野村が3市町の法定協議会に復帰し、5市町村での合併協議が進められ、新市名は「宮古市」「宮古島市」「琉宮市」の中から「宮古市」に決定した。しかし、岩手県宮古市から事前照会が無かったとして見直しを要請されたため、2005年(平成17年)2月から3月にかけて新市名を問う住民アンケートを実施。その結果「宮古島市」が「宮古市」を上回ったため、最終的に「宮古島市」が新市名に採用された[23]

2005年(平成17年)3月15日には合併協定調印に漕ぎ着けたが、伊良部町では直後に審議が行われた合併関連議案を否決した(4市町村は可決)。合併特例法の期限が迫る中、4市町村では急遽、伊良部町を除く法定協議会を設置したが、3月25日に伊良部町議会は合併関連議案を一転して可決し、当初の予定通りの合併が実現した[23]

市の組織・庁舎

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旧宮古島市役所平良庁舎

2005年の合併当時、新市域内には旧市町村の5つの庁舎(旧平良市役所本庁舎、旧城辺町役場、旧下地町役場、旧上野村役場、旧伊良部町役場)が存在したため、宮古市地区市町村合併協議会では分庁方式を採用する方向であった。分庁方式では各庁舎に業務部門を設置することになるが、離島である伊良部町に業務部門を設置することで生じる問題点や、分庁方式となった場合の行政サービスの低下を懸念する声などがあり、伊良部庁舎は伊良部総合支所として設置することになった。このため宮古島市では分庁方式と総合支所方式が並立する形で業務を行っていた。

その後、宮古島市は2017年8月に「宮古島市総合庁舎整備事業基本構想」を策定して、総合庁舎を建設して分庁方式を解消する方針を示し[24]、宮古島市消防本部の北側に3階建ての総合庁舎が建設されて、2021年4月1月4日に開庁した[25]。総合庁舎の完成後も各支庁舎の支所機能は維持される[26]

国の行政機関

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県の行政機関

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  • 沖縄県宮古事務所(旧宮古支庁)
  • 宮古農林水産振興センター
  • 福祉保健部宮古福祉保健所
  • 土木建築部宮古土木事務所
  • 土木建築部下地島空港管理事務所
  • 教育委員会宮古教育事務所

警察

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消防

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議会

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市議会

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  • 定数:24名
  • 任期:2025年(令和7年)11月12日[27]

2024年3月28日時点の会派構成は以下のとおり(括弧内は党派)。

  • 市民ネット結 2名(無所属 2名)
  • 新政会 3名(無所属 3名)
  • 自民 4名(自由民主党 1名、無所属 3名)
  • 保守宮古未来会 5名(無所属 5名)
  • 公明党 2名(公明党 2名)
  • 無会派 5名(日本共産党 1名、無所属 4名)[28]

県議会

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2024年沖縄県議会議員選挙[29]
  • 選挙区 - 宮古島市選挙区
  • 定数 - 2人
  • 投票日 - 2024年6月16日
  • 当日有権者数 - 46,002人
  • 投票率 - 47.41%
候補者名 当落 年齢 党派名 新旧別 得票数
新里匠 47 無所属 7,934票
下地康教 64 自由民主党 7,207票
國仲昌二 630 立憲民主党 6,454票

衆議院

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候補者名 当落 年齢 所属党派 新旧別 得票数 重複
西銘恒三郎 67 自由民主党 87,671票
金城徹 68 立憲民主党 72,031票

経済

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産業

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主要産業は農業及び観光業である[30]

市内に本社を置く主な企業

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現在は市外に本社を移転しているものの、宮古島で創業した企業に、サンエー(スーパーマーケット運営等、2017年沖縄県内企業売上高1位)、大米建設(建設業、同49位)がある[34]。また、アニメ制作会社スタジオアールエフは、かつて宮古島市に本社を置いていたが、2023年に東京都に移転している[35]。なお、宮古島に本社を置いていた間も、アニメ制作は東京で行い、宮古島では福祉関連の業務を行っていた[36]

姉妹都市・提携都市

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日本国内

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日本国外

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地域

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人口

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宮古島市と全国の年齢別人口分布(2005年) 宮古島市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 宮古島市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
宮古島市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 58,667人
1975年(昭和50年) 55,957人
1980年(昭和55年) 58,797人
1985年(昭和60年) 58,535人
1990年(平成2年) 55,429人
1995年(平成7年) 54,326人
2000年(平成12年) 54,249人
2005年(平成17年) 53,493人
2010年(平成22年) 52,039人
2015年(平成27年) 51,186人
2020年(令和2年) 52,931人
総務省統計局 国勢調査より


インフラ

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医療

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教育

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大学

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高等学校

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中学校

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小学校

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特別支援学校

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公共施設

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博物館

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植物園

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図書館・中央公民館

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ホール・集会場

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  • マティダ市民劇場
  • 宮古島市立中央公民館
  • 宮古島市立伊良部公民館
  • 宮古島市立下地公民館
  • 宮古島市立久松地区公民館
  • 宮古島市立西原地区公民館
  • 宮古島市立下崎地区公民館
  • 池間島離島振興総合センター
  • 伊良部島離島振興総合センター
  • 来間島離島振興総合センター
  • 城辺農村環境改善センター
  • 上野農村環境改善センター
  • 下地農村環境改善センター

体育施設

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  • 宮古島市総合体育館(建て替えのため2024年8月末で閉館)[46]
  • 宮古島市民球場
  • 勤労者体育センター(野球場)
  • 城辺運動公園(野球場)
  • 宮古島市城辺陸上競技場
  • 宮古島市農業者トレーニングセンター
  • 佐良浜スポーツセンター
  • 宮古島市上野体育館
  • 下地勤労者体育センター

交通

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宮古空港
下地島空港

空路

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空港

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  • 宮古空港
    2,000m級滑走路を持ち中型ジェット機が離着陸可能。年間旅客搭乗者数は約157万人(2017年)[47]
  • 下地島空港
    1994年の那覇線運休後は定期旅客路線の就航がなく、主に乗員訓練空港として使われたが、2011年に日本航空が、2013年度で全日空がそれぞれ撤退し、その後は琉球エアーコミューター及び海上保安庁等の小型機の訓練が中心となっていた[48]。本空港の活用については米軍基地移転や自衛隊配備の案もあったが、2017年に三菱地所等との基本合意書が締結され、LCCや国際便の就航、パイロット育成が行われることとなった。
    2019年3月にジェットスターによる定期便が就航。2020年10月25日にはスカイマークが就航し、2022年現在はスカイマークが通年で、ジェットスターは3-10月の夏季ダイヤで定期路線を就航させている[49]

海路

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港湾

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航路

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  • 平良港 - 多良間島・譜天間港
  • 島尻港 - 大神島
かつて存在した航路
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  • 平良港 - 伊良部島・佐良浜港
    • 宮古フェリー(フェリーゆうむつ1日6便、うぷゆう1日11-12便)
    • はやて(フェリーはやて1日7便、スーパーライナーはやて1日11-12便)
    • 伊良部大橋開通に伴い廃止された。

陸路

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伊良部大橋

大神島を除く各島は橋で結ばれており、陸路で往来することができる。

国道

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県道

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路線バス

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共和バスの路線バス

以下の4社が運行している。伊良部大橋開通を機に2015年2月1日に宮古協栄バス、八千代バス、共和バスの3社が平良港まで路線を延長し、「平良港」停留所を結節点として相互乗り換えが可能となった[50][51]。2021年1月4日には、宮古島市役所の新庁舎への移転に伴い、結節点が新設の「宮古島市役所」停留所に変更された[52][53][54]。また、他に期間限定で宮古空港と市街地を結ぶ巡回バス「宮古島ループバス」も運行されている[55](詳細は宮古空港#交通参照)。

  • 宮古協栄バス - 宮古島で最大規模の路線バス事業者で、宮古島市中心部と宮古島の中・南部各地を結ぶ6系統の路線を運行する。宮古空港を経由する路線や、来間大橋を渡り来間島と宮古島を結ぶ路線、伊良部大橋を渡り下地島空港とを結ぶ路線もある。本社兼ターミナル(停留所名は「協栄車庫」)は中心市街地の南西側に位置している。
  • 八千代バス・タクシー - 市北部の半島部および池間島と市中心部・宮古島市役所を結ぶ1路線を運行する。旧宮古島市役所の北東側に本社を置き、長年、同所にある「平良」停留所をターミナル(発着点)としてきたが、2021年1月4日より「宮古島市役所」停留所が発着点となり、「平良」は路線途中の停留所になった[54]
  • 共和バス - 伊良部島を拠点としており伊良部大橋開通以前は伊良部島内のみで運行していたが、橋の開通により、同橋を経由し平良港と伊良部島を結ぶ路線の運行を開始した[50]。2021年1月4日に宮古島側の発着点が「平良港」停留所から「宮古島市役所」停留所に変更された[52]
  • 中央交通 - 2019年3月から下地島空港と宮古島市中心部を結ぶ定期バス路線を運行。クローズドドアシステムを採用し、途中のバス停では下地島空港への乗車、下地島空港からの下車のみ可能。

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

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東平安名岬
砂山ビーチ
うえのドイツ文化村

名所

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ビーチ・海岸

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旧跡

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神社仏閣

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観光スポット

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祭事

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催事

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なお、与那覇湾では毎年7月にサニツ浜カーニバルが開催されていたが、新型コロナウイルスの影響で2019年の第29回大会から中止が続き、2022年6月24日に開催された実行委員会総会で廃止が決定された[57]

マスメディア

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新聞

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放送

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  • NHK沖縄放送局の送信所および沖縄県内にある民放の送信所が存在する。NHK沖縄放送局送信施設入り口には現在も、OHK沖縄放送協会の看板跡が残る。長年離島への中継局設置を行っていなかったFM沖縄も初の離島中継局として伊良部島に送信所を整備して2018年11月30日から試験放送を行い、2019年1月23日に本放送を開始[58][59]
  • 宮古テレビケーブルテレビ) - 1978年(昭和53年)に宮古島有線テレビとして開局。
  • エフエムみやこコミュニティFM) - 2006年(平成18年)より2018年(平成30年)までFM沖縄の番組も一部ネットしていた。市内に2か所送信所がある。
  • 琉球放送(RBCiラジオ)、ラジオ沖縄(ROK)のFM中継局がある。RBCiラジオはかつてAMの中継放送局で独自のコールサインをもち、那覇の親局とは別に独自の番組を放送したことがある[注 1]が、夜間の外国・本土からの混信によりFM波に切り替えて、中継局も宮古島の久貝から伊良部島へ移した。
  • 民放テレビについては、1992年12月にRBCと沖縄テレビ放送(OTV)が共同で開設した宮古島中継局が開局されるまでの間は一切視聴できなかったため、宮古テレビで在京キー局の番組、さらにはRBCとOTVの夕方のニュース番組までも録画・空輸して時差放送されていた。中継開局後は直接受信、および宮古テレビ再配信で視聴可能となった。
  • しかし、琉球朝日放送(QAB 1995年10月開始)だけは開局後もしばらく宮古島中継を行わなかったため、長らく系列局のある県ながら視聴できない状態が続いたが、2009年にデジタル放送での開局が決まり、同時に宮古テレビでも再配信が開始された(ただしアナログ中継はなかったため、宮古テレビ視聴者を対象としてデジアナ変換による放送が行われた)
  • 島内の支局としては、NHK沖縄放送局のほかに、琉球放送や沖縄テレビ放送などが存在する。また、宮古テレビ内には、在京キー局である日本テレビ放送網テレビ朝日の伝送設備がある。

宮古島中継局・送信所周波数一覧

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(ラジオ)

所在地 NHK1 NHK2 NHKFM RBCi ROK FM沖縄 FMみやこ
宮古島 1368 1602 85.0 82.7 84.1 77.4 76.5
  • 周波数単位はNHKAMはkHz、NHKFMと民放ラジオ、エフエムみやこ(2か所とも同一)はMHz。
  • NHKは平良(宮古島)、民放(RBCi・ROK・FM沖縄)は伊良部(伊良部島)にある。エフエムみやこは宮古島に2か所(平良・上野)送信所がある。
  • 出力はNHKAMと民放ラジオは100W、NHKFMは1kW、エフエムみやこは2か所とも20W。

(テレビ)

所在地
ID
総合
(1)
教育
(2)
RBC
(3)
OTV
(8)
QAB
(5)
宮古島 17 13 14 15 16
  • 単位はCH、IDはリモコンキーID
  • いずれも平良(宮古島)にある。出力はいずれも100W。

郵便・電話

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郵便

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郵便の集配業務は宮古郵便局が行っている。民営化前には宮古島内には宮古郵便局をはじめ、旧市町村ごとに5つの集配郵便局(ただし、旧平良市内は大神島含む宮古島と池間島に分かれる)があったが、市町村合併や郵政民営化を控えた2005年(平成17年)から2006年(平成18年)9月にかけて、集配業務を宮古郵便局に一元化した。

宮古郵便局は、本土復帰前は那覇局八重山局と同じく「中央郵便局」であった。また同名の郵便局が岩手県宮古市にもある。

郵便番号は以下の通りとなっている(郵便番号の右のカッコ名は一元化前の受け持ち局)。

  • 宮古郵便局:906-00xx(宮古、大口事業者は906-85xx、906-86xx、906-87xx)、906-01xx(城辺)、906-02xx(沖縄上野)、906-03xx(下地)、906-042x(池間)、906-05xx(伊良部)

無集配郵便局

  • 平良西里郵便局
  • 平良久貝郵便局
  • 城辺郵便局
  • 長間郵便局
  • 上野郵便局
  • 下地郵便局
  • 池間郵便局
  • 佐良浜郵便局
  • 伊良部郵便局

簡易郵便局

  • 狩俣簡易郵便局
  • 西辺簡易郵便局
  • 砂川簡易郵便局

電話

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宮古島のうち旧平良市内は復帰前から自動ダイヤル化(旧市内に限り)されていたが、それ以外の地域の自動ダイヤル化は1976年(昭和51年)の沖縄本島との海底ケーブル開通とほぼ同時に行われ、同時に沖縄県内や日本本土との市外通話も可能になった(それまでは現在では自動コレクトコールの番号である「106」などをダイヤルして交換手に頼まなければ通話ができなかった。これは逆に他地域から旧平良市へかけるときもそうだった)。

市外局番はダイヤル化当初数年間は旧平良市の宮古島内のみ09807で、池間島は098075、旧下地町と旧上野村は098076、旧城辺町は098077、旧伊良部町は098078と別々だったが、1983年(昭和58年)頃に多良間村(当初は098079)も含め09807に統一された。さらに2002年(平成14年)12月には電話会社の新規参入で市内局番1桁では逼迫する恐れが出てきたため市外局番を現在の0980となり(多良間村も含む)、市内局番が従来の70番台に加え、60番台も使用可能になったものの未だに60番台は使用していない。また単位料金区域(MA)は多良間村を含め沖縄宮古MAであり、同じ0980を市外局番にもつ沖縄本島北部(名護市以北)の名護MAや石垣市などの八重山MAへは同じ局番でも市外通話となり、市外局番からダイヤルすることになる。長年同じ沖縄県内の沖縄本島や石垣島とはかなり距離があるため、通話料金もかなり割高だったが1980年代後半にようやく沖縄県内の市外通話料金が特例で隣接扱いとなり、沖縄本島や石垣島などへ通話料金は日中3分20円(10円で話せる時間は1分半、公衆電話は1997年より42.5秒)となった。

宮古島市内の市外局番の変遷

  • 平良(池間島を除く) 09807-X(1976 - 2002)→0980-7X(2002 - )
  • 池間島 098075(1976 - 1983)→09807-5(1983 - 2002)→0980-75(2002 - )
  • 下地・上野 098076(1976 - 1983)→09807-6(1983 - 2002)→0980-76(2002 - )
  • 城辺 098077(1976 - 1983)→09807-7(1983 - 2002)→0980-77(2002 - )
  • 伊良部島(下地島も含む) 098078(1976 - 1983)→09807-8(1983 - 2002)→0980-78(2002 - )

※沖縄宮古MA全域で1990年代以降、市内局番の空き番号である「4」(現在は「74」)が使用可能になり、下4桁の加入者番号の頭1 - 2桁で使用地域を分けている。

※平良地域は1990年代以降、従来の市内局番2または3(現在の72また73)が満杯になったため池間島向けの市内局番の5(現在の75)が使用可能になった(ただし加入者番号は3000 - 9999)ほか、市内局番2桁化後は多良間村向けの市内局番79も使用できるようになった(加入者番号は同村で使われてる2000番台を除く番号)。また市内局番72のうち加入者番号5000番台は宮古島北部の字狩俣と島尻、大神島で使用されている。

著名な出身者

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政治・経済

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芸能・マスコミ

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スポーツ

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その他

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宮古島市にゆかりのある人物

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脚注

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注釈

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  1. ^ その名残で現在も市内にサテライトスタジオがあり、そこから沖縄県内に放送される番組がある

出典

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関連項目

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外部リンク

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