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地域リーグ (サッカー)

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地域リーグ (サッカー)
加盟国 日本の旗 日本
大陸連盟 アジアサッカー連盟
創立 1966年
参加クラブ 135
リーグレベル 第5〜6部
上位リーグ 日本フットボールリーグ
下位リーグ 都道府県リーグ
2024年の地域リーグ
サッカー地域リーグの地域分け

日本におけるサッカー地域リーグ(ちいきリーグ)は、日本のサッカーリーグの一つで、日本全国を9地域に分けて、地域内の第1種(社会人)登録チームが対戦し成績を競うものである。日本サッカー協会 (JFA) 加盟団体・関係団体である各地域のサッカー協会・社会人サッカー協会が主催し、各リーグの実行組織が主催・主管する[1]

概要

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地域単位での社会人カテゴリにおけるサッカーリーグとしては、1965年に日本初のサッカー全国リーグである日本サッカーリーグ (JSL) が誕生した翌年の1966年に東海地区近畿(関西)地区で、1967年に関東地区で開始されたのを嚆矢とする。当初、地域単位のリーグはこの3地区しかなく、JSLへの昇格は全国社会人サッカー選手権大会(全社)上位チームとの入れ替え戦により行われていたが、全社の出場枠は競技者人口の多い大都市圏を中心に設定され、関東の6枠から東北(当時リーグ未実施)の1枠まで、地域毎のばらつきが大きかった。後に、1973年から75年にかけて北信越・中国・九州で地域単位のリーグが発足すると、地域リーグの代表がJSLとの入れ替えに臨むようレギュレーションが改められることになり、1977年に東北と四国で、1978年に北海道で発足している。

参加に当たっては全国社会人サッカー連盟もしくはその傘下団体に加盟することが要件となっていることが多く[2]、元々は実業団とノンプロのクラブチームがリーグメンバーの中心であり、各リーグの名称は近年まですべて「地域名+社会人サッカーリーグ」となっていたが、近年では大学サッカー部セカンドチームやJリーグ加盟を目指すクラブ(プロもしくはセミプロ)の参入なども増えていることから、「社会人」の冠を外し「地域名+サッカー(あるいはフットボール)リーグ」とするところ[注釈 1]が増えている。現在、東北・東海を除く全てがこの形式へ改称している。

現在の日本サッカーのリーグ構成においては、アマチュア(ノンプロ)リーグの最高峰である日本フットボールリーグ (JFL) と、各都道府県のサッカー協会が主催・主管する都道府県リーグの間に位置しており、日本サッカーのリーグ構成全体で見た場合にはアマチュアの上から2-3番目[3]Jリーグを含めた場合5-6番目[4])に位置する。

各地域リーグの多くが4月から10月にかけてリーグ戦を戦い、優勝チーム(2部制の場合は1部の優勝チーム)が11月に開催される全国地域サッカーチャンピオンズリーグ(地域CL、旧・全国地域サッカーリーグ決勝大会)に出場する。リーグ戦の間には、リーグ戦終了後に開催される全国社会人サッカー選手権大会の各地域の予選、各都道府県の天皇杯予選が行われ、リーグ戦終了後(概ね10月中旬)に全社が開催され、地域最上位リーグ所属チームが同大会での成績上位かつJFLへの参入意思を持つ場合には地域CLへの参加資格を得る。地域CLで上位に入ると、翌年のJFLに昇格することになる。

リーグ編成(2024年)

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リーグ名称 創設 編成(チーム数) 下位リーグ
北海道サッカーリーグ 1978年 8 ブロックリーグ(札幌道央道北道東道南
東北社会人サッカーリーグ 1977年 1部(10) 2部北(9) 青森岩手秋田
2部南(9) 宮城山形福島
関東サッカーリーグ 1967年 1部(10) 2部(10) 茨城栃木群馬埼玉千葉東京神奈川山梨
北信越フットボールリーグ 1975年 1部(8) 2部(8) 新潟富山石川福井長野
東海社会人サッカーリーグ 1966年 1部(8) 2部(8) 静岡岐阜愛知三重
関西サッカーリーグ 1966年 1部(8) 2部(8) 滋賀京都大阪兵庫奈良和歌山
中国サッカーリーグ 1973年 10 鳥取島根岡山広島山口
四国サッカーリーグ 1977年 8 徳島香川愛媛高知
九州サッカーリーグ 1973年 10 福岡佐賀長崎大分熊本宮崎鹿児島沖縄

歴代優勝チーム

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北海道 東北 関東 北信越 東海 関西 中国 四国 九州
1966 - - - - トヨタ自動車工業 大阪スポーツマンクラブ - - -
1967 浦和クラブ 名古屋相互銀行 大阪スポーツマンクラブ
1968 富士通 日本軽金属 大日日本電線
1969 甲府クラブ 日本軽金属 京都紫光クラブ
1970 甲府クラブ トヨタ自動車工業 田辺製薬
1971 藤和不動産 トヨタ自動車工業 京都紫光クラブ
1972 浦和クラブ 名古屋クラブ 新日鐵広畑
1973 古河千葉 本田技研工業 住友金属工業 マツダオート広島 三菱化成黒崎
1974 児玉クラブ 本田技研工業 ヤンマークラブ 広島フジタSC 鹿児島教員
1975 日立水戸 YKK 大協石油 三菱重工神戸 広島フジタSC 中津クラブ
1976 日産自動車 日精樹脂工業 名古屋クラブ 大日日本電線 広島フジタSC 中津クラブ
1977 新日鐵釜石 東芝堀川町 日精樹脂工業 ヤマハ発動機 電電近畿 三井造船 昭和クラブ 熊本教員
1978 函館76FC 新日鐵釜石 東邦チタニウム 日精樹脂工業 ヤマハ発動機 大日日本電線 マツダオート広島 大塚製薬 中津クラブ
1979 新日鐵室蘭 新日鐵釜石 埼玉教員SC 日精樹脂工業 名古屋クラブ 京都紫光クラブ マツダオート広島 大塚製薬 中津クラブ
1980 函館76FC 盛岡ゼブラ 埼玉教員SC 福井教員 藤枝市役所 電電近畿 川崎製鉄水島 南国クラブ 中津クラブ
1981 札幌マツダ 新日鐵釜石 古河千葉 YKK 大協石油 電電近畿 川崎製鉄水島 大塚製薬 三菱化成黒崎
1992 新日鐵室蘭 TDK 東邦チタニウム 日精樹脂工業 大協石油 兵庫教員団 川崎製鉄水島 藍友クラブ 三菱化成黒崎
1983 札幌マツダ TDK 横浜トライスター 日精樹脂工業 大協石油 松下電器産業 マツダオート広島 帝人 三菱化成黒崎
1984 札幌マツダ TDK 東邦チタニウム YKK 西濃運輸 京都府警察本部 川崎製鉄水島 帝人 三菱化成黒崎
1985 札幌蹴球団 秋田市役所 東邦チタニウム 山雅クラブ コスモ大協石油 NTT関西 川崎製鉄水島 帝人 新日鐵大分
1986 札幌蹴球団 松島クラブ 埼玉教員SC 新潟イレブンSC JATCO 大阪教員 マツダオート広島 帝人 鹿児島教員
1987 札幌マツダ 松島クラブ 埼玉教員SC 日精樹脂工業 JATCO 京都府警察本部 マツダSC 帝人 三菱化成黒崎
1988 札幌マツダ TDK 読売ジュニオール YKK 中央防犯 京都紫光クラブ マツダオート広島 NTT四国 新日鐵大分
1989 札幌マツダ TDK 読売ジュニオール YKK 西濃運輸 三洋電機洲本 マツダSC 大塚製薬 三菱化成黒崎
1990 新日鐵室蘭 NEC山形 東京ガス YKK 西濃運輸 京都府警察本部 マツダSC 帝人 とびうめクラブ
1991 札幌マツダ NEC山形 日産FCファーム テイヘンズFC 西濃運輸 大阪ガス マツダSC 帝人 NTT九州
1992 ほくでん NEC山形 本田技研狭山 YKK PJMフューチャーズ NTT関西 三菱自動車水島 NTT四国 新日鐵八幡
1993 北海道電力 NEC山形 本田技研狭山 YKK 日本電装 田辺製薬 マツダSC テイジン 東亜建設FC
1994 新日鐵室蘭 東北電力 横河電機 北陸電力 ジャトコ NTT関西 マツダSC 香川紫雲FC NTT九州
1995 北海道電力 ソニー仙台FC プリマハムFC土浦 YKK 日本電装 NTT関西 広島フジタSC テイジン 大分FC
1996 北海道電力 ソニー仙台FC ルミノッソ狭山 アルビレオ新潟FC ジャトコ NTT関西 マツダSC テイジン NTT九州
1997 北海道電力 ソニー仙台FC 横河電機 アルビレックス新潟 日立清水 佐川急便大阪SC マツダSC 香川紫雲FC NTT九州
1998 北海道電力 トーキン 横河電機 アローズ北陸 日立清水 佐川急便大阪SC マツダSC 愛媛FC ブレイズ熊本
1999 北海道電力 トーキン 栃木SC YKK 日立清水 教育研究社FC 三菱自動車水島 愛媛FC NTT九州
2000 北海道電力 TDK 佐川急便東京SC YKK 矢崎バレンテ 佐川急便大阪SC SC鳥取 愛媛FC NTT熊本
2001 夕張ベアフット FCプリメーロ ルミノッソ狭山 日精樹脂工業 藤枝市役所 佐川急便大阪SC 広島FC 南国高知FC プロフェソール宮崎
2002 夕張ベアフット TDK 青梅FC 長野エルザ 静岡FC 佐川印刷SC 三菱自動車水島 南国高知FC 沖縄かりゆし
2003 北海道電力 TDK 群馬FCホリコシ JSC 静岡FC アイン食品 三菱自動車水島 南国高知FC 沖縄かりゆし
2004 北海道電力 TDK ルミノッソ狭山 金沢SC 矢崎バレンテ ラランジャ京都 三菱自動車水島 南国高知FC ホンダロックSC
2005 ノルブリッツ北海道 TDK
グルージャ盛岡
ルミノッソ狭山 長野エルザ 静岡FC バンディオンセ神戸 佐川急便中国 南国高知FC ロッソ熊本
2006 ノルブリッツ北海道 TDK YSCC JSC FC岐阜 バンディオンセ神戸 ファジアーノ岡山 カマタマーレ讃岐 V・ファーレン長崎
2007 ノルブリッツ北海道 グルージャ盛岡 FC町田ゼルビア 松本山雅FC 静岡FC バンディオンセ神戸 ファジアーノ岡山 徳島ヴォルティス・
アマチュア
ニューウェーブ
北九州
2008 ノルブリッツ北海道 グルージャ盛岡 FC町田ゼルビア AC長野パルセイロ 静岡FC バンディオンセ加古川 レノファ山口 カマタマーレ讃岐 沖縄かりゆし
2009 札大GP グルージャ盛岡 YSCC JSC 矢崎バレンテ 三洋電機洲本 佐川急便中国 徳島ヴォルティス・
セカンド
沖縄かりゆし
2010 札大GP グルージャ盛岡 YSCC AC長野パルセイロ shizuoka.藤枝MYFC 三洋電機洲本 レノファ山口 カマタマーレ讃岐 HOYO Atletico ELAN大分
2011 ノルブリッツ北海道 福島ユナイテッドFC YSCC JSC shizuoka.藤枝MYFC 奈良クラブ デッツォーラ島根 愛媛FCしまなみ HOYO AC ELAN
大分
2012 ノルブリッツ北海道 福島ユナイテッドFC SC相模原 サウルコス福井 FC鈴鹿ランポーレ アミティエSC デッツォーラ島根 FC今治 FC KAGOSHIMA
2013 ノルブリッツ北海道 グルージャ盛岡 FC KOREA サウルコス福井 マルヤス工業 FC大阪 ファジアーノ岡山
ネクスト
FC今治 ヴォルカ鹿児島
2014 十勝フェアスカイFC FCガンジュ岩手 浦安SC サウルコス福井 FC鈴鹿ランポーレ 奈良クラブ 松江シティFC 高知UトラスターFC 新日鐵住金大分
2015 札幌蹴球団 FCガンジュ岩手 ブリオベッカ浦安 サウルコス福井 FC刈谷 アルテリーヴォ和歌山 松江シティFC FC今治 新日鐵住金大分
2016 ノルブリッツ北海道 コバルトーレ女川 東京23FC アルティスタ東御 FC刈谷 アルテリーヴォ和歌山 SRC広島 FC今治 J.FC MIYAZAKI
2017 十勝FC コバルトーレ女川 VONDS市原 サウルコス福井 鈴鹿アンリミテッドFC アミティエSC京都 三菱自動車水島 高知ユナイテッドSC テゲバジャーロ宮崎
2018 北海道十勝スカイアース ブランデュー弘前 栃木ウーヴァFC サウルコス福井 鈴鹿アンリミテッドFC バンディオンセ加古川 松江シティFC 高知ユナイテッドSC J.FC MIYAZAKI
2019 北海道十勝スカイアース いわきFC VONDS市原 福井ユナイテッドFC FC刈谷 おこしやす京都AC SRC広島 高知ユナイテッドSC 沖縄SV
2020 北海道十勝スカイアース ブランデュー弘前 栃木シティFC 福井ユナイテッドFC (FC刈谷)
[注釈 2]
FC TIAMO枚方 (SRC広島)
[注釈 3]
FC徳島 (沖縄SV)
[注釈 4]
2021 (北海道十勝スカイアース)
[注釈 5]
(コバルトーレ女川)
[注釈 6]
クリアソン新宿 福井ユナイテッドFC (藤枝市役所)
[注釈 7]
おこしやす京都AC 三菱自動車水島 (FC徳島)
[注釈 8]
沖縄SV
2022 BTOPサンクくりやま コバルトーレ女川 栃木シティFC アルティスタ浅間 FC刈谷 アルテリーヴォ和歌山 福山シティFC FC徳島 沖縄SV
2023 BTOP北海道 ブランデュー弘前 VONDS市原 福井ユナイテッドFC wyvern アルテリーヴォ和歌山 福山シティFC FC徳島 ヴェロスクロノス都農
2024 北海道十勝スカイアース ブランデュー弘前 VONDS市原 福井ユナイテッドFC FC伊勢志摩 飛鳥FC 福山シティFC FC徳島 ヴェロスクロノス都農
  • 2部制の地域は1部リーグ優勝チーム

関連項目

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脚注

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注記

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  1. ^ 例えば、北信越社会人サッカーリーグ⇒北信越フットボールリーグ
  2. ^ 新型コロナウイルスの影響によりリーグ戦が中止となったため、代替大会「2020年度 東海社会人サッカーリーグトーナメント」1部優勝チームが地域CLに出場
  3. ^ 新型コロナウイルスの影響によりリーグ戦が中止となったため、代替大会「CSL Championship2020」優勝チームが地域CLに出場
  4. ^ 新型コロナウイルスの影響によりリーグ戦が中止となったため、地域CL九州代表に前年優勝チームの沖縄SVを選出
  5. ^ 新型コロナウイルスの影響によりリーグ戦が途中中止となったため、地域CL北海道代表には中止時点で1位の北海道十勝スカイアースを選出
  6. ^ 新型コロナウイルスの影響によりリーグ戦が途中中止となったため、地域CL東北代表には中止時点で1部1位のコバルトーレ女川を選出
  7. ^ 新型コロナウイルスの影響によりリーグ戦が途中中止となったため、地域CL東海代表には中止時点で1部1位の藤枝市役所を選出
  8. ^ 新型コロナウイルスの影響によりリーグ戦が中止となったため、地域CL四国代表に前年優勝チームのFC徳島を選出

出典

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  1. ^ 第52回関東サッカーリーグ”. 関東サッカー協会. 2019年5月2日閲覧。
  2. ^ 東海社会人サッカーリーグ 規約”. 東海社会人サッカーリーグ公式サイト. 2019年5月2日閲覧。
  3. ^ リーグ概要”. 関西サッカーリーグ公式サイト. 2019年5月2日閲覧。
  4. ^ KSLについて/位置づけ”. 関東サッカーリーグ公式サイト. 2019年5月2日閲覧。

外部リンク

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