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ブーベの恋人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ブーベの恋人
La ragazza di Bube
監督 ルイジ・コメンチーニ
脚本 ルイジ・コメンチーニ
マルチェッロ・フォンダート
原作 カルロ・カッソーラ
製作 フランコ・クリスタルディ
出演者 クラウディア・カルディナーレ
ジョージ・チャキリス
音楽 カルロ・ルスティケッリ
主題歌 クラウディア・カルディナーレ
『ブーベの恋人』
撮影 ジャンニ・ディ・ヴェナンツォ
編集 ニーノ・バラーリ
製作会社 ヴィデス・チネマトグラフィカ
配給 イタリアの旗 ルックス・フィルム
日本の旗 松竹映配
公開 イタリアの旗 1963年12月27日
西ドイツの旗 1964年6月 ベルリン
日本の旗 1964年9月12日
フランスの旗 1964年9月16日
アメリカ合衆国の旗 1964年11月11日
上映時間 イタリアの旗 110分
アメリカ合衆国の旗 106分
アルゼンチンの旗 109分
製作国 イタリアの旗 イタリア
フランスの旗 フランス
言語 イタリア語
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ブーベの恋人』(ブーベのこいびと、イタリア語: La ragazza di Bube)は、1960年(昭和35年)に出版されたカルロ・カッソーラによるイタリアの長篇小説であり、1963年(昭和38年)製作・公開、ルイジ・コメンチーニ監督のイタリアフランス合作映画である[1][2]第14回ベルリン国際映画祭コンペティション参加作品[1]クラウディア・カルディナーレによる同作の主題歌のタイトルでもある。

本項では映画、楽曲についても記述する。

略歴・概要

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小説『ブーベの恋人』は、1958年(昭和33年) - 1959年(昭和34年)にイタリアの小説家カルロ・カッソーラが執筆、同国の出版社エイナウディEinaudi)が1960年に出版したもので、カッソーラは本作で、同年度のストレーガ賞を受賞した[1]

映画版『ブーベの恋人』は、1963年、イタリアの映画プロデューサーフランコ・クリスタルディが、彼の経営する映画製作会社ヴィデス・チネマトグラフィカを母体として製作を開始、完成したものである[1]。原作小説の脚色は、監督のルイジ・コメンチーニ、および脚本家のマルチェッロ・フォンダートが共同で行った[1]

映画『ブーベの恋人』は、同年12月27日、イタリアの映画会社ルックス・フィルムの配給により公開され、翌1964年(昭和39年)6月に西ドイツ(現在のドイツ)の西ベルリン(現在のベルリン)で行われた第14回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品された[1]。同年のダヴィド・ディ・ドナテッロ賞では、ダヴィド・ディ・ドナテッロ製作賞をプロデューサーのフランコ・クリスタルディが獲得、翌1965年(昭和40年)のナストロ・ダルジェント賞では、主演のクラウディア・カルディナーレナストロ・ダルジェント主演女優賞を獲得した[1]

日本での映画『ブーベの恋人』は、第14回ベルリン国際映画祭閉幕後の1964年9月12日、松竹映配(のちの松竹富士の源流)が輸入・配給して、公開された[1]。同作の劇場公開にあたって、弘文堂が原作小説の翻訳本を刊行、音楽業界では、公開2か月後の同年11月、映画主題歌を日本語に翻訳カヴァーし、いしだあゆみビクターレコード)、ザ・ピーナッツキングレコード)が競作でシングルレコードをリリースしている。

2004年(平成16年)2月25日、アイ・ヴィー・シーが日本語字幕付DVDを発売している。

キャスト

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役名 俳優 日本語吹き替え
フジテレビ 東京12ch ?版
マーラ クラウディア・カルディナーレ 赤沢亜沙子 北島マヤ
ブーベ ジョージ・チャキリス 野沢那智 納谷六朗 堀勝之祐
ステファーノ マルク・ミシェル 堀勝之祐
リリアーナ ダニー・パリス 杉山佳寿子
イネス モニク・ヴィータ 渡辺典子
マーラの母 カルラ・カーロイタリア語版
マーラの父 エミリオ・エスポジート 大木民夫
司祭 ピエルルイジ・カトッチ
アルナルド ウーゴ・キティイタリア語版
リドーリ マリオ・ルーピ
マウロ ルルーノ・シピオーニ
ビットパート ルチアーノ・マリンゴーラ
パグ ダリオ・ドルチイタリア語版
リリアナ アンナ・マリア・フェスタ
ガブリエッラ・ジョルジェッリ[3]

ビブリオグラフィ

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翻訳和書に関しては、国立国会図書館蔵書の一覧である[4]

主題歌

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ディスコグラフィ

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作詞・作曲:カルロ・ルスティケッリ、日本語版訳詞:漣健児

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  1. ^ a b c d e f g h La ragazza di Bube, インターネット・ムービー・データベース (英語), 2011年2月24日閲覧。
  2. ^ La Ragazza di Bube, allmovie (英語), 2011年2月24日閲覧。
  3. ^ ノンクレジット
  4. ^ opac.ndl.go.jp 検索結果、国立国会図書館、2011年2月24日閲覧。

参考文献

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関連事項

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外部リンク

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