UEFA EURO 2016予選
UEFA EURO 2016の予選は、2014年9月から2015年11月にかけて開催された。
本大会はフランスで行われるため、同国は開催国として予選が免除される[1][2]。予選は開催国・フランスを除くUEFAに加盟する53の国と地域が23の本大会出場権を懸けて争う予定である。また、ジブラルタルが予選に初めて出場した。
本大会出場国
編集出場国・地域 | 予選 | 出場決定日 | 出場大会1 |
---|---|---|---|
フランス | 開催国 | 2010年 5月28日 | 8 (1960,1984,1992,1996,2000,2004,2008,2012) |
イングランド | グループE1位 | 2015年 9月5日 | 8 (1968, 1980, 1988, 1992, 1996, 2000, 2004, 2012) |
チェコ[* 1] | グループA1位 | 2015年 9月6日 | 8 (1960, 1976, 1980, 1996, 2000, 2004, 2008, 2012) |
アイスランド | グループA2位 | 2015年 9月6日 | 0(初出場) |
オーストリア | グループG1位 | 2015年 9月8日 | 1(2008) |
北アイルランド | グループF1位 | 2015年10月8日 | 0(初出場) |
ポルトガル | グループI1位 | 2015年10月8日 | 6 (1984, 1996, 2000, 2004, 2008, 2012) |
スペイン | グループC1位 | 2015年10月9日 | 9 (1964, 1980, 1984, 1988 1996, 2000, 2004, 2008, 2012) |
スイス | グループE2位 | 2015年10月9日 | 3 (1996, 2004, 2008) |
イタリア | グループH1位 | 2015年10月10日 | 8 (1968, 1980, 1988, 1996, 2000, 2004, 2008, 2012) |
ベルギー | グループB1位 | 2015年10月10日 | 4 (1972, 1980, 1984, 2000) |
ウェールズ | グループB2位 | 2015年10月10日 | 0(初出場) |
ルーマニア | グループF2位 | 2015年10月11日 | 4 (1984, 1996, 2000, 2008) |
アルバニア | グループI2位 | 2015年10月11日 | 0(初出場) |
ドイツ[* 2] | グループD1位 | 2015年10月11日 | 11 (1972, 1976, 1980, 1984, 1988, 1992, 1996, 2000, 2004, 2008, 2012) |
ポーランド | グループD2位 | 2015年10月11日 | 2 (2008, 2012) |
ロシア[* 3] | グループG2位 | 2015年10月12日 | 10(1960, 1964, 1968, 1972, 1988, 1992, 1996, 2004, 2008, 2012) |
スロバキア[* 4] | グループC2位 | 2015年10月12日 | 0(初出場) |
クロアチア | グループH2位 | 2015年10月13日 | 4 (1996, 2004, 2008, 2012) |
トルコ | 3位最上位チーム | 2015年10月13日 | 3 (1996, 2000, 2008) |
ハンガリー | プレーオフ勝者 | 2015年11月15日 | 2 (1964, 1972) |
アイルランド | プレーオフ勝者 | 2015年11月16日 | 2 (1988, 2012) |
スウェーデン | プレーオフ勝者 | 2015年11月17日 | 5 (1992, 2000, 2004, 2008, 2012) |
ウクライナ | プレーオフ勝者 | 2015年11月17日 | 1 (2012) |
- 1 太字 は優勝した大会。イタリック は開催国となった大会。
出場予定チーム
編集UEFAに加盟する54の国と地域のうち、開催国のフランスを除く53の国と地域に予選の参加資格がある[3]。
シード順
編集
|
|
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|
組み合わせ抽選会は、2014年2月23日にニースのパレ・デ・コングレ・ザクロポリで行われた[6][7]。
抽選の手順は以下の通りである[8]。
- ポット1から6にはグループAからHのボールが入り、グループIのボールはポット1から5に入る。
- テレビ放映権の兼ね合いで、イングランド、ドイツ、イタリア、スペイン、オランダの各国は6つの国・地域のグループに振り分けられる。
- 以下の3組については政治的衝突に関連し、別の組に振り分けられる。
- スペインとジブラルタル(ジブラルタル帰属問題参照)[9]
- アルメニアとアゼルバイジャン(ナゴルノ・カラバフ参照)
- グルジアとロシア(南オセチア、アブハジア、南オセチア紛争 (2008年)参照)
- 開催国のフランス(ポイント:30,992、順位:11位)は予選が免除されているが、予選開催中はグループIにおいて試合のないチームとの親善試合を行う。あたかもこのグループに入り予選を行うようなイメージであるが、あくまでも親善試合であり、これらの試合結果は対戦相手のグループステージの成績には反映されない。
開催方式
編集UEFAに加盟する53の国と地域が6か国からなる8組と、5か国からなる1組、計9組に分かれ[10]、ホーム・アンド・アウェーでの総当たりリーグ戦を行う。各グループの首位と2位が予選を通過し、3位の9か国のうち成績が最も上位の国も予選を通過。残る3位の8か国が2か国ずつ4組に分かれホーム・アンド・アウェーでのプレーオフを行い、勝利した4か国が予選を通過する[11][12][13] 。
また、各グループで勝ち点が同点のチームが2つ以上ある場合は、以下の順に比較して順位を決定する[13]。
- 当該チーム同士の対戦における、獲得ポイントの多少
- 当該チーム同士の対戦における、得失点差
- 当該チーム同士の対戦における、ゴール数の多少
- 当該チーム同士の対戦における、アウェイゴールの多少
- 1.〜4.を適用後においても2チーム以上に差がつかない場合は、それらチームに1.〜4.を適用して再度比較する。それでも決着しない場合は、6.以下へ進む。
- 当該チームの全試合における、得失点差
- 当該チームの全試合における、ゴール数の多少
- 当該チームの全試合における、アウェイゴールの多少
- 当該チームの全試合における、フェアプレーランキングの比較
- UEFAランキング(シード順)
プレーオフで、2試合合計が同点の場合1)アウェイゴールの多少、2)前後半15分ずつの延長戦(アウェイゴールルールを適用)、3)PK戦により本戦出場チームを決定する。 グループリーグ編集グループ A編集詳細は「UEFA EURO 2016予選・グループA」を参照
グループ B編集詳細は「UEFA EURO 2016予選・グループB」を参照
グループ C編集詳細は「UEFA EURO 2016予選・グループC」を参照
グループ D編集詳細は「UEFA EURO 2016予選・グループD」を参照
グループ E編集詳細は「UEFA EURO 2016予選・グループE」を参照
グループ F編集詳細は「UEFA EURO 2016予選・グループF」を参照
グループ G編集詳細は「UEFA EURO 2016予選・グループG」を参照
グループ H編集詳細は「UEFA EURO 2016予選・グループH」を参照
グループ I編集詳細は「UEFA EURO 2016予選・グループI」を参照
各組3位チーム編集3位の9か国のうち成績が最上位の国は予選を通過。残る3位の8か国が2か国ずつ4組に分かれホーム・アンド・アウェーでのプレーオフを行い、勝利した4か国が予選を通過する[11]。6チームが属するグループ(グループI以外)については、最下位チームとの対戦戦績は省いて比較される。 また、勝ち点が同点のチームが2つ以上ある場合は、以下の順に比較して順位を決定する。
プレーオフ編集詳細は「UEFA EURO 2016予選プレーオフ」を参照
各組3位チームの中で成績最上位の国以外の8か国が2か国ずつ4組に分かれホーム・アンド・アウェーでのプレーオフを行い、勝利した4か国が本大会への出場権を獲得する。 プレーオフの組み合わせ抽選会は、2015年10月18日にスイスのニヨンで行われた[24][25]。参加する8か国は、UEFAの代表チーム係数ランキングに基づいてシードチームとノンシードチームに分けられた[26][27]。抽選で先に引かれた方が第1戦をホームで戦う。
ノート編集
脚注編集
外部リンク編集 |