UEFAチャンピオンズリーグ 2014-15 決勝

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UEFAチャンピオンズリーグ 2014-15 決勝(ウエファチャンピオンズリーグ 2014-15 けっしょう、英語: UEFA Champions League 2014-15 Final)は、欧州サッカー連盟(UEFA)により開催されるUEFAチャンピオンズリーグ 2014-15の決勝戦であり、23回目のUEFAチャンピオンズリーグの決勝戦である(UEFAチャンピオンズカップ時代を含めると60回目)。試合は2015年6月6日土曜日にベルリンベルリン・オリンピアシュタディオンで開催された。決勝戦はセリエAに所属するユヴェントスと、リーガ・エスパニョーラに所属するバルセロナの間で行われる。

UEFAチャンピオンズリーグ 2014-15 決勝
大会名 UEFAチャンピオンズリーグ 2014-15
開催日 2015年6月6日
会場 ベルリン・オリンピアシュタディオン(ベルリン)
UEFA選出最優秀選手 スペインの旗 アンドレス・イニエスタバルセロナ[1]
主審 トルコの旗 ジュネイト・チャクル[2]
観客数 70,442人[3]
2014
2016
決勝戦の舞台であるベルリン・オリンピアシュタディオン

この試合の勝者はUEFAヨーロッパリーグ 2014-15王者と対戦する2015 UEFAスーパーカップの出場権を獲得する他、UEFAサッカー連盟を代表して、2015年12月に日本で開催される2015 FIFAクラブワールドカップの出場権を獲得する。

試合前

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ユヴェントスとバルセロナの両チームにとって、UEFAチャンピオンズカップ時代を含め8回目のUEFAチャンピオンズリーグの決勝戦である。そのうちユヴェントスは2回優勝(1984-851995-96)し、バルセロナは4回優勝(1991-922005-062008-092010-11)している[4]

UEFAのコンペティションでの両チームの対戦(二試合制のみ)は、UEFAチャンピオンズカップ 1985-86準々決勝(バルセロナが二試合合計スコア2-1で勝利)、UEFAカップウィナーズカップ 1990-91準決勝(バルセロナが二試合合計スコア3-2で勝利)、UEFAチャンピオンズリーグ 2002-03準々決勝(ユヴェントスが二試合合計スコア3-2で勝利)の3回あり、バルセロナが2勝1敗と勝ち越している[5]

決勝進出が決まった両チームとも互いに国内リーグ戦とカップ戦でダブルを達成して、2009-10シーズンと同様にトレブルを懸けた対戦となった。また、バルセロナは既に2009年にトレブルを達成しているため、史上初の2度目のトレブルが懸かっていた。

試合会場

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ベルリンベルリン・オリンピアシュタディオンは、2013年5月23日にロンドンで開催されたUEFA理事会で決勝戦の会場に決定された[6]。ベルリン・オリンピアシュタディオンは1936年に開催されたベルリンオリンピックのために開設された。1963年からヘルタ・ベルリンのホームスタジアムとして使用されているこのスタジアムは、1985年からはDFBポカール(ドイツ杯)決勝戦の会場としても使用されている。また、1974 FIFAワールドカップでは3試合の会場となり、2006 FIFAワールドカップでは決勝戦を含む6試合の会場になった。

アンバサダー

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ボルシア・ドルトムント1996-97シーズンにチャンピオンズリーグ優勝を達成している元サッカードイツ代表カール=ハインツ・リードレが決勝戦の公式アンバサダーに任命された[7]

チケット販売

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スタジアムの収容人数70,500人のうち、46,000枚がファンに対して販売される。決勝に進んだ2チームのファンにそれぞれ2万枚ずつ割り当てられ、残りの6000枚が一般の観客を対象に販売される。この一般チケットが2015年3月5日から3月23日まで販売された。チケットの販売価格は以下のとおり。なお、残りの24,500枚は地元の組織委員会、UEFA、各国サッカー協会、スポンサー、放送業者等に割り当てられる[8]

カテゴリー 販売価格
カテゴリー1 390ユーロ
カテゴリー2 280ユーロ
カテゴリー3 160ユーロ
カテゴリー4 70ユーロ
車椅子席(カテゴリー4) 70ユーロ
ファミリー席 (カテゴリー2) 140ユーロ

関連イベント

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UEFAチャンピオンズ・フェスティバルが2015年6月4日から7日まで、ベルリンブランデンブルク門周辺の通りで開催される[9]

UEFA女子チャンピオンズリーグ 2014-15の決勝戦は2015年5月14日に、ベルリンフリードリヒ・ルートヴィヒ・ヤーン・スポーツパークで行われ、女子ブンデスリーガに所属する1.FFCフランクフルトが優勝した[10]

決勝戦までの道のり

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註: 以下のすべての結果は、決勝戦進出2クラブの得点を前に表示している。

  ユヴェントス ラウンド   バルセロナ
対戦相手 結果 グループリーグ 対戦相手 結果
  マルメFF 2 - 0 (H) 第1節   APOEL 1 - 0 (H)
  アトレティコ・マドリード 0 - 1 (A) 第2節   パリ・サンジェルマン 2 - 3 (A)
  オリンピアコス 0 - 1 (A) 第3節   アヤックス 3 - 1 (H)
  オリンピアコス 3 - 2 (H) 第4節   アヤックス 2 - 0 (A)
  マルメFF 2 - 0 (A) 第5節   APOEL 4 - 0 (A)
  アトレティコ・マドリード 0 - 0 (H) 第6節   パリ・サンジェルマン 3 - 1 (H)
グループB1位
チーム
  アトレティコ・マドリード 6 4 1 1 14 3 +11 13
  ユヴェントス 6 3 1 2 7 4 +3 10
  オリンピアコス 6 3 0 3 10 13 -3 9
  マルメFF 6 1 0 5 4 15 −11 3
最終結果 グループF1位
チーム
  バルセロナ 6 5 0 1 15 5 +10 15
  パリ・サンジェルマン 6 4 1 1 10 7 +3 13
  アヤックス 6 1 2 3 8 10 −2 5
  APOEL 6 0 1 5 1 12 −11 1
対戦相手 結果 第1戦 第2戦 決勝トーナメント 対戦相手 結果 第1戦 第2戦
  ドルトムント 5 - 1 2 - 1 (H) 3 - 0 (A) ラウンド16   マンチェスター・シティ 3 - 1 2 - 1 (A) 1 - 0 (H)
  モナコ 1 - 0 1 - 0 (H) 0 - 0 (A) 準々決勝   パリ・サンジェルマン 5 - 1 3 - 1 (A) 2 - 0 (H)
  レアル・マドリード 3 - 2 2 - 1 (H) 1 - 1 (A) 準決勝   バイエルン・ミュンヘン 5 - 3 3 - 0 (H) 2 - 3 (A)

試合

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概要

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ユヴェントス
 
 
 
 
 
 
 
 
 
バルセロナ
GK 1   ジャンルイジ・ブッフォン  
RB 26   ステファン・リヒトシュタイナー
CB 15   アンドレア・バルザーリ
CB 19   レオナルド・ボヌッチ
LB 33   パトリス・エヴラ   89分
CM 8   クラウディオ・マルキジオ
DM 21   アンドレア・ピルロ
CM 6   ポール・ポグバ   41分
AM 23   アルトゥーロ・ビダル   11分   79分
CF 10   カルロス・テベス
CF 9   アルバロ・モラタ   85分
控え
GK 30   マルコ・ストラーリ
DF 5   アンジェロ・オグボンナ
MF 20   シモーネ・パドイン
MF 27   ステファノ・ストゥラーロ
MF 37   ロベルト・ペレイラ   79分
FW 11   キングスレイ・コマン   89分
FW 14   フェルナンド・ジョレンテ   85分
監督
  マッシミリアーノ・アッレグリ
 
GK 1   マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン
RB 22   ダニエウ・アウヴェス
CB 3   ジェラール・ピケ
CB 14   ハビエル・マスチェラーノ
LB 18   ジョルディ・アルバ
DM 5   セルヒオ・ブスケツ
CM 4   イヴァン・ラキティッチ   90+1分
CM 8   アンドレス・イニエスタ     78分
RW 10   リオネル・メッシ
CF 9   ルイス・スアレス   70分   90+6分
LW 11   ネイマール
控え
GK 13   クラウディオ・ブラーボ
DF 15   マルク・バルトラ
DF 21   アドリアーノ
DF 24   ジェレミー・マテュー   90+1分
MF 6   シャビ・エルナンデス   78分
MF 12   ラフィーニャ
FW 7   ペドロ・ロドリゲス   90+6分
監督
  ルイス・エンリケ

UEFA選出マン・オブ・ザ・マッチ
  アンドレス・イニエスタバルセロナ[1]
副審[2]:
  バハティン・ドゥラン
  タリク・オングン
第4審判[2]:
  ヨナス・エリクソン
追加副審[2]:
  セイン・ゲジェク
  バリシュ・シムシェク
副審控え[2]:
  ムスタファ・エムレ・エイソイ

試合ルール[11]

  • 試合時間は90分。
  • 90分終了後同点の場合、30分の延長戦が行われる。
  • 120分終了後同点の場合、PK戦で勝敗が決定される。
  • 控えは7名。
  • 最大3人まで交代可能。

チーム別データ

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試合後

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バルセロナは欧州クラブ史上初の2度目のトレブルを達成した[13]。また、バルセロナは5度目の優勝を達成したが、これはレアル・マドリードACミランリヴァプールFCバイエルン・ミュンヘンについで5チーム目の記録となった[13]ルイス・エンリケは選手・監督通じて初のビッグイヤー獲得とともにジョゼップ・グアルディオラ以来の就任1年目でのトレブル達成となった。この試合のMOMとなったイニエスタは2010年のW杯決勝2012年のユーロ決勝と今回のCL決勝を含めた3つの国際大会の決勝でMOMに選ばれた史上初の選手となった。ネイマールは2011年に南米王者になったことから、欧州と南米の両方の大陸王者になった史上8人目の選手となった。 一方でユヴェントスは6度目の準優勝となり、SLベンフィカバイエルン・ミュンヘンを抜いて単独1位の記録となった[13]パトリス・エヴラはチャンピオンズリーグ決勝で4度敗れた史上初の選手となった[14]。過去に敗れた決勝は2004年(ASモナコ)、2009年2011年(マンチェスター・ユナイテッド)である。

日本におけるテレビ中継

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<ベルリン・オリンピアン・シュタディオン>

<東京・フジテレビ>

関連項目

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脚注

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  1. ^ a b バルサ、ユーベを下して5度目の戴冠”. UEFA.com. Union of European Football Associations (2015年6月6日). 2015年6月7日閲覧。
  2. ^ a b c d e f “2015年UCL決勝の主審にチャキル氏”. UEFA.com (Union of European Football Associations). (2015年5月18日). http://jp.uefa.com/uefachampionsleague/news/newsid=2249446.html 2015年5月19日閲覧。 
  3. ^ a b Full Time Report Final – Juventus v FC Barcelona” (PDF). UEFA.org. Union of European Football Associations (2015年6月6日). 2015年6月7日閲覧。
  4. ^ 各クラブの欧州制覇回数”. UEFA.com. Union of European Football Associations (2015年5月13日). 2015年5月17日閲覧。
  5. ^ 過去の対戦:ユベントス vs バルセロナ”. UEFA.com. Union of European Football Associations (2015年5月13日). 2015年5月17日閲覧。
  6. ^ UEFA理事会、2015年の決勝開催地を決定”. UEFA.com. Union of European Football Associations (2013年5月23日). 2015年5月17日閲覧。
  7. ^ UCL決勝アンバサダー就任を喜ぶリードレ氏”. UEFA.com. Union of European Football Associations (2014年8月28日). 2015年5月17日閲覧。
  8. ^ UCL決勝チケットが5日に販売開始”. UEFA.com. Union of European Football Associations (2015年3月3日). 2015年5月17日閲覧。
  9. ^ UCLフェスティバル:ベルリン6月4-7日”. UEFA.com. Union of European Football Associations (2015年5月18日). 2015年5月19日閲覧。
  10. ^ Islacker strikes to give Frankfurt the crown” (英語). UEFA.com. Union of European Football Associations (2015年5月14日). 2015年5月17日閲覧。
  11. ^ Regulations of the UEFA Champions League 2014/15 Season” (PDF). UEFA.com. Union of European Football Associations (2014年3月1日). 2015年5月17日閲覧。
  12. ^ a b c Team statistics”. UEFA.com. Union of European Football Associations (2014年6月6日). 2015年7月4日閲覧。
  13. ^ a b c 数字とデータで見るUCL決勝”. UEFA.com. 2015年6月6日閲覧。
  14. ^ エブラ、UCL決勝で4度戴冠を逃す”. UEFA.com. 2015年6月6日閲覧。

外部リンク

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