TOKIO (沢田研二の曲)
「TOKIO」(トキオ)は、沢田研二の29枚目のシングル。1980年1月1日にポリドール・レコード(現・ユニバーサルミュージック)より発売された。
「TOKIO」 | ||||
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沢田研二 の シングル | ||||
初出アルバム『TOKIO』 | ||||
B面 | I am I (俺は俺) | |||
リリース | ||||
規格 | 7インチシングル | |||
ジャンル | テクノポップ | |||
時間 | ||||
レーベル | ポリドール(現・ユニバーサルミュージック) | |||
作詞・作曲 |
作詞:糸井重里 作曲:加瀬邦彦 | |||
プロデュース |
加瀬邦彦 森本精人 松下章一 | |||
ゴールドディスク | ||||
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チャート最高順位 | ||||
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沢田研二 シングル 年表 | ||||
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解説
編集- アルバム『TOKIO』からのシングルカット。シングル・ヴァージョン。
- 沢田研二人気投票曲ランキングでは、第3位を記録[1]。音楽ストリーミングサービスSpotifyの再生数でも人気が非常に高く、代表曲の1つでもある。
- 電飾の施されたスーツを纏い、赤と白の縞模様のパラシュートを背負ってテレビ番組などで歌う姿は注目を集めた。これらの衣装は総額250万円もの費用をかけて制作されたという。なお、このパラシュートのアイデアは沢田本人が提案したものである。
- 沢田は後に「いろんな人たちが演奏して去っていった曲」と回想している。最初はソロデビュー以来約10年連れ添ったバックバンド『井上堯之バンド』が演奏していたが、井上堯之自身が「パラシュートのせいでテレビに映らない。やってられない。」と違和感を覚え、ドラムの鈴木二朗以外のメンバーも「嫌だ」と言い去ってしまい[注釈 1]、バンドは解散となった。その後のバックバンド『オールウェイズ』、『エキゾティクス』もパラシュートの演出に不満に思い、「背負わないなら一緒にやってもいい」と言われたそうである。その後沢田は、自分と対等に、というよりも、自分が責任は一身に負う代わりに、自分の好みに合わせてくれるバンドメンバーを集めるようになっていった、そうである[2]。
- 2022年発売の沢田のシングル「LUCKY/一生懸命」のカップリング曲に、斎藤有太が編曲し、大幅にアレンジをされた「TOKIO 2022」が収録されている。
収録曲
編集カバー
編集- TOKIO
- レスリー・チャン - 「H2O」の曲名でカバー。1984年、『張國榮Monica』収録。
- カブキロックス - アレンジして「お江戸-O・EDO-」の曲名でカバー。1990年、シングル発売。
- TATSUYA NISHIWAKI featuring フレディー波多江 - 2000年、『beatmania CLUB MIX Original Soundtrack』収録。
- キーヤキッスぱにっく - 「トキオッ」の曲名でカバー。2001年、シングル発売。この曲は東京都交通局の『都営大江戸線全線開通』CMソングに使われた。
- きゅぅ〜!! - 2002年、『全国ハモネプリーグ LIVE! VOL.2』収録。
- Daカルロス喜田造 - 2003年にシングル発売。
- ドクター・ゾイル - 2003年、『Riviera Boogie』の日本盤ボーナス・トラックとして収録。『新トーキョー人の選択』、2007年4月 - 6月の『イタリア語会話』、2008年10月 - 2009年3月の『テレビでイタリア語』のオープニングテーマとして使われた。
- 草彅剛 - 2006年、韓国語でカバー。『Pop Up! SMAP』収録。
- 桑田佳祐(サザンオールスターズ) - 2013年のAAAイベント『昭和八十八年度! 第二回ひとり紅白歌合戦』でカバーし、本家さながらに赤と白の縞模様のパラソルを背負って歌い、フライングを披露した。
- 森重樹一(ZIGGY)- 2011年8月3日発売 果てしなきグラムロック歌謡の世界アルバムにて 収録
- ザ・ワイルドワンズ - 2004年のライブアルバム『加瀬邦彦&ザ・ワイルド・ワンズライブ〜Live at SHIBUYA AX/GINZA KENNEDY HOUSE〜』(ダイキサウンド)収録。2006年の40周年記念武道館ライブ(DVD『加瀬邦彦&ザ・ワイルドワンズ in 武道館』)・2010年の「JULIE WITH THE WILD ONES」ツアー(DVD『JULIE with THE WILD ONES LIVE 僕達ほとんどいいんじゃあない』)では沢田とのコラボレーション版を披露している。
- 山崎育三郎 - カバーアルバム『1936 〜your songs〜』(2016年8月24日発売)収録 [3]。
- 替え歌がスズキ「エリオ」、オープンハウス、ロッテ「モナ王」のCMにそれぞれ使われた。
- FC東京のチャントとしても使われている。
- 2016年、替え歌が全日空のCM「HELLO BLUE, HELLO FUTURE 〜2020を、みんなの滑走路にしよう〜」シリーズ(CM出演:ウサイン・ボルト、ギター演奏:野村義男)に使用された。
- BOYS AND MEN - 2017年3月28日、47のバージョンでカバーした音源「TOKIO 47」を配信リリース[4]。
- 及川光博『男心DANCIN'』収録
脚注
編集- ^ 沢田研二(ジュリー)人気曲ランキング!ファンおすすめの名曲は? https://ranking.net/rankings/best-kenjisawada-songs
- ^ “【沢田研二・祝76歳】 終演後の楽屋でジュリーが笑顔で言った一言とは 渋谷公会堂の忘れがたい思い出”. 佐藤修史 (AERAdot.). (2024年6月27日) 2024年6月27日閲覧。
- ^ “山崎育三郎カバーアルバムに「女々しくて」「モーツァルト!」劇中歌など11曲”. ステージナタリー. (2016年6月22日) 2016年6月22日閲覧。
- ^ “ボイメン、ツアーで披露の沢田研二「TOKIO」カバー47バージョンを一挙配信”. ステージナタリー. (2017年3月28日)
注釈
編集- ^ 実際には鈴木二朗と羽岡利幸の2人が残留しオールウェイズに参加した。
関連項目
編集- TOKIO (沢田研二のアルバム)
- タケちゃんマン ‐ ビートたけしがオレたちひょうきん族のコントで演じたキャラクター。沢田が本曲を披露する時に着ていた衣装がパロディ元となっている。
- 空色デイズ ‐ PVでパラシュートが登場する(ただしパラシュートの色は青と白の縞模様)。
- 柄本時生 - 「時生」の名前はこの曲名に由来。
- ご当地ソング ‐ 東京都のご当地ソング一覧(東京全般)