AR-500 (航空機)
中国で開発された無人ヘリコプター
派生型
編集- AR-500B
コルベットや中国海警局の船舶など、小型の船舶で使用することを想定して開発された仕様。2020年11月28日に初飛行した[2]。
- AR-500C
標高の高い山岳地帯で運用するための派生型。2019年にAR-500Bをベースとして開発が開始され、2020年5月に初飛行した[3]。
- AR-500CJ
改良された艦載型。人民解放軍海軍の大型艦艇に搭載することを目的としており、2022年7月28日に初飛行した。Janes Information Servicesによれば、AR-500Cよりも大型化していると推測されているが、AVICは寸法を明らかにしていない[4]。
諸元
編集- 全長
- AR-500B: 7.33メートル
- 全幅
- AR-500B: 1.58メートル
- 全高
- AR-500B: 2.43メートル
- 最高速度
- AR-500B: 150km/h
- AR-500C: 165km/h
- AR-500CJ: 170km/h
- MTOW: 500kg
- 航続時間: 5時間
- 離陸可能高度
- AR-500C: 5000m
- 巡航高度: 6700m(21982ft)
- 行動半径
- AR-500CJ: 400km
- 通信可能半径
- AR-500B: 150km
- ペイロード
- AR-500B: 75kg
- AR-500CJ: 80kg
運用者
編集- 中華人民共和国交通運輸部海事局(MSA)[5]
- ナイジェリア海軍 - 2022年時点で、最低4機のAR-500Bを導入したと報じられている[6]
脚注
編集- ^ “Nigerian Navy receives Chinese AVIC AR-500B Unmanned Aerial Vehicles”. Air Recognition (2022年9月30日). 2024年1月30日閲覧。
- ^ Liu Xuanzun (2020年12月3日). “China's first vessel-borne lightweight helicopter drone makes maiden flight”. Global Times. 2024年2月3日閲覧。
- ^ a b “AVIC AR500C Unmanned Plateau Helicopter”. China Defence. 2024年2月3日閲覧。
- ^ a b “China test-flies ‘improved' carrierborne UAV”. Janes (2022年8月12日). 2024年2月3日閲覧。
- ^ a b “Homegrown unmanned helicopter boosts China's maritime management”. XINHUANET (2023年12月8日). 2024年2月3日閲覧。
- ^ “China delivers AR-500B shipborne Unmanned Aerial Vehicles to Nigeria”. Military Africa (2022年9月29日). 2024年2月3日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- China's AR-500CJ shipborne unmanned helicopter completes maiden flight (CGTN) - YouTube - AR-500CJの初飛行を報じるニュース動画