部落

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部落(ぶらく)

  • 集落 - 比較的小規模な民家が集まっている地域・地区。共同体としての地縁団体であり、村落共同体から変遷した本来の意味で、公式の行政用語として行政区の単位を示す[1][2][3][4][5]。農村部等の集落では特定範囲の地域住民の自治組織である町内会や集落会と呼ばずに、昔のまま部落会と呼ぶ[6][7]。農村の人口や家屋の密度が小さい集落を指す場合は村落とも呼ぶ。
  • 小字 - 大字を構成する区画。
  • 同和地区 - 被差別部落の略語。部落解放同盟の支部が設立され、1969年以降に同和対策事業が行われた地区[8]。⇒ 部落問題同和利権えせ同和[9]
  • サムライ部落 - 戦前から戦後の一時期、札幌市白石区東橋のそばの河原に、被差別部落とは発祥を異にする貧しい人々が小屋を作って住み着いた。不法占拠で生まれたその集落はサムライ部落と呼ばれていたが、札幌オリンピックに向けた札幌市内整備の一環で立ち退かされた。
  • 部落 (南洋群島) - 南洋群島に存在した地方行政機構[10]
  • 中国語圏におけるブログ(部落格[11])の略語。中国人はブロガー(ブログ作成者)を博客[12]、台湾人は部落客と呼ぶ[13]
  • 中華王朝による北方の遊牧民や東北方の狩猟採取民共同体に対する呼称。

脚注

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  1. ^ 鳥取のムラ社会,喜多村正島根大学名誉教授・山陰民俗学会会長,鳥取県庁,鳥取県立博物館 町村合併以後、旧単位である村落共同体を次第に部落と呼ぶようになり、大正期から昭和期にかけて部落の語は公式の行政用語として定着するようになった。
  2. ^ 部落の表記について”. 鹿島市[佐賀県]. 2022年2月17日閲覧。
  3. ^ 部落(ぶらく)の意味 - goo国語辞書”. goo辞書. 2022年2月17日閲覧。
  4. ^ 沼崎保全会”. 青森県多面的機能支払推進協議会. 2022年2月17日閲覧。 “啓発・普及 とても良いことを考えたと思います。年に一度の部落の集合で力を合わせて、顔を見ることができ、長く続くことを願います。ボケ防止にも役立っています。”
  5. ^ ふるさと物語 73 『知らぬは仏』昔話と伝説(4)|紫波町”. www.town.shiwa.iwate.jp. 2022年2月17日閲覧。 “ある時、志和の代官が山王海部落を巡察することになりました。そこで、あらかじめ部落のおもだった者集めていろいろと指示を与えましたが、その中に、同日代官休憩所に着いたら、まず「ちょうず」をまわせ、次に「ささ」を出せ、そして料理には「どじょうのくわせごぼう」を出すように、ということがありました。”
  6. ^ 青森県新生活協議会 (1979). 青森県における町内会・部落会等の実態 : 会長調査を通して. 青森: 青森県新生活協議会県民運動資料センター. https://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I002636114-00?ar=4e1f 
  7. ^ あきた元気ムラ!秋田県のがんばる農山漁村集落応援サイト”. あきた元気ムラ!秋田県のがんばる農山漁村集落応援サイト. 2022年2月17日閲覧。 “実際の集落運営は部落会が行うわけですが、狙半内自治会は「上畑のお祭り&みなで集う会」の開催や「作祭り」でのクリーンアップ作業、地域の皆さんが協力して行う地域の維持管理、交流、レクリエーションなどを実施しています。”
  8. ^ 筆坂秀世, 宮崎学, にんげん出版編集部『日本共産党vs.部落解放同盟』にんげん出版〈モナド新書 ; 003〉、2010年、15頁。ISBN 9784931344297NCID BB03550406全国書誌番号:23194676https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000011006788-00 
  9. ^ 「許すな!えせ同和行為」 - 愛知県”. www.pref.aichi.jp. 2022年2月17日閲覧。
  10. ^ 尾野作次郎「我が南洋群島の都市」『地学雑誌』第51巻第12号、東京地学協会、1939年、551-560頁、doi:10.5026/jgeography.51.551ISSN 0022-135XNAID 130000982032 
  11. ^ 部落格の意味 - 中国語辞書 - Weblio日中中日辞典”. cjjc.weblio.jp. 2022年2月17日閲覧。
  12. ^ 第3版, 中日辞典. “部落格(中国語)の日本語訳、読み方は - コトバンク 中日辞典”. コトバンク. 2022年2月17日閲覧。
  13. ^ 日本:部落客對大麻禁止議題進行激辯”. Global Voices 繁體中文 (2009年1月4日). 2022年2月17日閲覧。