藤原鳥養
奈良時代の貴族。藤原房前の長男。従五位下。
藤原 鳥養(ふじわら の とりかい)は、奈良時代の貴族。藤原北家の祖である参議・藤原房前の長男。官位は従五位下。
時代 | 奈良時代 |
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生誕 | 不明 |
死没 | 不明 |
官位 | 従五位下 |
主君 | 聖武天皇 |
氏族 | 藤原北家房前流 |
父母 | 父:藤原房前、母:春日倉老の娘 |
兄弟 | 鳥養、永手、真楯、清河、魚名、宇比良古、御楯、楓麻呂、北殿、藤原豊成室 |
妻 | 大伴道足の娘 |
子 | 塩麻呂、小黒麻呂、藤原永手室 |
経歴
編集天平元年(729年)正六位上から従五位下に叙せられる。これは弟・永手の叙爵(天平9年〔737年〕)より8年程早い事から、父・房前が20歳代前半であった、慶雲年間(704 - 708)の生まれの可能性が高い[1]。
その後『六国史』等に鳥養に関する記述がない事から、次男・小黒麻呂が生まれた天平5年(733年)から程なくして早世したものと考えられている[2]。なお、鳥養自身は五位に留まったが、子孫は藤原小黒麻呂以降3代に亘って公卿に昇っている。
系譜
編集『尊卑分脈』による。