横山弘樹
横山 弘樹(よこやま ひろき、1992年3月12日 - )は、宮崎県宮崎市出身の元プロ野球選手(投手)。右投左打。
基本情報 | |
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国籍 | 日本 |
出身地 | 宮崎県宮崎市 |
生年月日 | 1992年3月12日(32歳) |
身長 体重 |
187 cm 86 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2015年 ドラフト2位 |
初出場 | 2016年3月30日 |
最終出場 | 2016年5月6日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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経歴
編集プロ入り前
編集実父は高校野球の経験者。小学生時代から軟式野球を始めると、宮崎市立赤江東中学校時代には宮崎リトルシニアに所属した。宮崎日大高への進学後は、九州大会で準々決勝にまで残ったものの、甲子園球場との全国大会と縁がなかった。
桐蔭横浜大学への進学後は、神奈川大学野球リーグ戦へのデビューが3年時の春にまで持ち越されるほど、制球難の克服に時間を要した。3年秋にはチームが明治神宮大会で優勝するが同級生の右投手・小野和博(SUBARU)がフル回転して本大会での登板はなし[1]。4年時に頭角を現す[2]と、チームの春秋連覇に貢献して大学選手権では2回戦の愛知大戦では先発7回1/3を無失点に抑えるも準々決勝・亜大戦で延長10回から救援登板するもサヨナラ負け[1]。秋季リーグ戦でMVPを受賞したほか、関東地区大学野球選手権大会では先発で2勝をあげて優勝に貢献すると大会MVPとなり、明治神宮大会でも初戦で先発した[1]。在学中は、リーグ戦で通算6勝1敗を記録した[2]。
大学からの卒業後に入社したNTT東日本では、1年目の2014年からエースに抜擢されると、同年の第85回都市対抗野球大会1回戦で4被安打11奪三振で完封勝利をマーク[2]。大会の終了後には、SUBARUの投手として出場した小野などと共に若獅子賞を受賞した[3]。2年目の2015年には、チームが第86回都市対抗野球大会本大会への出場を逃したのに対して、自身は東京ガスの補強選手として2年連続の本大会出場を果たした[2]。
2015年のNPBドラフト会議で、広島東洋カープから2巡目で指名。契約金7,500万円、年俸1,350万円(金額は推定)という条件で入団した[4]。背番号は24。
プロ入り後
編集2016年には、レギュラーシーズンの開幕から一軍の先発ローテーションに入ると、3月30日の対中日ドラゴンズ戦(ナゴヤドーム)で一軍公式戦にデビュー。7回2/3を3失点で凌ぎ、初勝利を挙げた。一軍公式戦での初勝利こそ同期入団の仲尾次オスカル(3日前の27日に対横浜DeNAベイスターズ戦での中継ぎ登板でマーク)に先を越されたものの、この年のNPB全12球団の新人投手では最初に先発登板での勝利を記録した[5]。一軍公式戦全体では、6試合の登板で2勝2敗、防御率5.47を記録したが、シーズンの終了後に右肩の関節唇を痛めた[6]。
2017年には、シーズン中盤まで右肩のリハビリを優先。一軍公式戦への登板機会はなかったが、ウエスタン・リーグ公式戦では17試合の登板で、防御率6.59ながら2勝1敗1セーブを記録した。
2018年には、ウエスタン・リーグ公式戦27試合に登板。1勝4敗4セーブ、防御率5.73という成績にとどまった。
2019年には、万全の状態でシーズンを迎えながら、ウエスタン・リーグ公式戦11試合に登板しただけでシーズンを終えた。10月2日に球団から戦力外通告を受けた[6]が、NPB他球団での現役続行を希望し、11月12日には12球団合同トライアウト(大阪シティ信金スタジアム)へ参加[7]。しかし、獲得のオファーはなく、引退を決意した[8]。12月2日付で、NPBから自由契約選手として公示[9]。
現役引退後
編集2019年12月11日に、打撃投手として読売ジャイアンツと契約した[10]。
ジャイアンツ退団後は引っ越しをし、ひろしまフラワーフェスティバルでチーズケーキを販売する活動をし、以後も広島を拠点として活動を行っていく[12]。
選手としての特徴
編集バランスの良いフォームから、キレのある直球と高い精度の変化球を投げる右投手[13]。直球の最速は社会人時代に150km/hを記録[14]。変化球はカットボール、スライダー、チェンジアップ、カーブ[15]、スローカーブ[16]、フォーク[17]など多彩に操る。
詳細情報
編集年度別投手成績
編集年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2016 | 広島 | 6 | 5 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | .500 | 123 | 26.1 | 30 | 3 | 12 | 0 | 5 | 17 | 2 | 0 | 19 | 16 | 5.47 | 1.59 |
NPB:1年 | 6 | 5 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | .500 | 123 | 26.1 | 30 | 3 | 12 | 0 | 5 | 17 | 2 | 0 | 19 | 16 | 5.47 | 1.59 |
年度別守備成績
編集年 度 |
球 団 |
投手 | |||||
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試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2016 | 広島 | 6 | 3 | 3 | 0 | 1 | 1.000 |
通算 | 6 | 3 | 3 | 0 | 1 | 1.000 |
記録
編集- 投手記録
- 打撃記録
背番号
編集- 24 (2016年 - 2019年)
- 206 (2020年 - 2021年)
脚注
編集- ^ a b c 週刊ベースボール増刊 大学野球各季リーグ戦決算号
- ^ a b c d 横山弘樹(NTT東日本・投手) 多彩な変化球に威力のある直球週刊ベースボール 2015年8月22日配信
- ^ 西濃運輸 佐伯が初の橋戸賞 久慈賞の小野は若獅子賞もスポーツニッポン 2015年7月29日配信
- ^ 横山弘樹選手、契約交渉成立広島東洋カープ公式サイト 2015年11月16日
- ^ 広島の新星・横山弘樹の初登板を振り返る週刊ベースボール 2016年4月18日
- ^ a b 【野球】わずか4年の在籍でも…広島・横山弘樹に「悔いは全くありません」デイリースポーツ 2019年11月2日
- ^ 43人が参加/12球団合同トライアウト詳細日刊スポーツ 2019年11月12日
- ^ 西武戦力外の小石博孝が引退 巨人の打撃投手に日刊スポーツ 2019年12月11日
- ^ 2019年度 自由契約選手NPB日本野球機構
- ^ 広島戦力外の横山弘樹、巨人の打撃投手を務めることを報告 「正式に契約して頂きました」FullCount 2019年12月12日
- ^ 横山弘樹 [@h_y.18] (2022年1月1日). "2021年ありがとうございました。". Instagramより2022年2月13日閲覧。
- ^ “元カープの横山弘樹さん、フラワーフェスティバルでチーズケーキ販売 東京から引っ越し「広島盛り上げたい」”. 中国新聞. (2023年6月10日) 2023年6月12日閲覧。(要登録)
- ^ “広島東洋カープのドラフト - ドラフト会議2015 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2024年9月8日閲覧。
- ^ “横山弘樹(宮崎日大高-桐蔭横浜大-NTT東日本) - ドラフト会議特集”. 週刊ベースボールONLINE. 2024年9月8日閲覧。
- ^ “横山弘樹(NTT東日本 23才 ) | 週刊野球太郎 ドラフト候補選手名鑑”. yakyutaro.jp. 2024年9月8日閲覧。
- ^ “広島 横山弘樹投手・本当の勝負は5月 | 野球コラム”. 週刊ベースボールONLINE. 2024年9月8日閲覧。
- ^ “横山弘樹(NTT東日本・投手) 多彩な変化球に威力のある直球 | 野球コラム”. 週刊ベースボールONLINE. 2024年9月8日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 横山弘樹 (@24hy24) - X(旧Twitter)
- 個人年度別成績 横山弘樹 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube