デントヘルス
概要
編集デントヘルスは従来、歯肉炎・歯槽膿漏の塗るタイプの治療薬(医薬品)「パラデントエース」(ライオン歯磨時代から現在も発売中。ルーツは「パラデント」の商品名でデビューしたライオン最初の医薬品であった)の処方を改良した「ハイパラデント」よりもさらに処方を改良し、効能・効果に口内炎を加え1993年に発売。後に生薬を配合した薬用歯磨(オオバクの力)を発売した。
その後、2006年11月には薬用ハミガキSP、ハブラシ、薬用リキッドケア(デンタルリンス)並びに乳酸菌LS1を高配合したオーラルケアタブレット「オーラルヘルスタブレット」を発売し、治療薬ブランドから予防・治療をトータルケアするブランドに大きく発展。2017年4月からは「デンチャーケア」のシリーズ名で、義歯用品もラインナップするようになった。
沿革
編集- 1993年 - 「デントヘルス」発売開始。後に「薬用歯磨」を発売。
- 2005年
- 2006年11月 - 薬用ハミガキSP・ハブラシ・薬用リキッドケア(洗口液)並びに乳酸菌LS1を高配合したオーラルケアタブレット「オーラルヘルスタブレット」を発売。
- 2007年10月 - 研磨剤無配合の「薬用ハミガキ 無研磨ゲル」と保湿成分ポリグルタミン酸を配合した洗口液「マウスローション」を発売。
- 2008年
- 2010年
- 3月 - 「薬用ハミガキ 無研磨ゲル」の内容量を増量した(50g→85g)。
- 2011年
- 1月 - 「デントヘルス ブラッシングケア」にパチョリオイルを新配合し、製品名を「デントヘルスB」に変更してリニューアル発売。
- 3月 - 「新デントヘルス」の基材を処方改良し、製品名を「デントヘルスR」に変更してリニューアル発売。
- 2012年9月 - 「薬用ハミガキSP」に「高密着処方」を採用、「ハブラシ」は植毛パターンを変更、「薬用デンタルリンス」はアラントインを新配合し、ボトル形状を変更して一斉リニューアル。
- 2014年4月 - 「薬用ハミガキ(SP・無研磨ゲル・しみるブロック)」に小サイズ(SP・しみるブロックは30g、無研磨ゲルは28g)を追加発売。
- 2016年10月 -
- 「薬用ハミガキ(SP・無研磨ゲル・しみるブロック)」は薬用成分のイソプロピルメチルフェノールとトラネキサム酸を高濃度配合(「しみるブロック」には高密着処方も採用)し、標準サイズは横から開封するジッパー式パッケージを採用してリニューアル。
- ゴムタイプのブラシ付替式歯間ブラシ「歯間ブラシ」を発売。
- 2017年4月 - 義歯用品の新ライン「デンチャーケア」を立ち上げ、「デンチャーケア 超音波入れ歯クリーンキット」と「デンチャーケア 超音波入れ歯クリーン除菌液」を北海道限定で発売。
- 2018年
- 2020年9月 - 「薬用ハミガキSP」を処方変更してリニューアル。同時に、「薬用ハミガキ 口臭ブロック」、「薬用ハミガキ しみるブロック」、「薬用ハミガキ 無研磨ゲル」はパッケージデザインを変更、「薬用デンタルリンス」は内容量を増量(250ml → 450ml)するとともに、容器形状が変更され、外箱を無くした。
- 2023年
- 10月 - 「デントヘルスB」にパンテノールが追加配合され、製品名を「デントヘルスBb」に変更してリニューアル発売。
- 11月 - 同年9月に製造を終了した「薬用ハミガキSP」の代替製品となる「薬用ハミガキDX」を発売。「薬用ハミガキSP」に配合されていたオウバクエキスが省かれ、香味をメディカルクリーンハーブに変更。内容量が減容(30g→28g、90g→85g、120g→115g)された。
製品ラインナップ
編集現行製品
編集ライオン製品一覧ページのデントヘルス一覧を参照
薬用ハミガキ全種類(DX・無研磨ゲル・しみるブロック・口臭ブロック)には、一部のドラッグストア限定で通常サイズの約1.3倍量(115g)とした大サイズが設定されている(ライオンの製品情報サイトには未掲載)。
歯科医院向け製品
編集- デントヘルスPRO A【第3類医薬品】 - 「デントヘルスR」の歯科医院向け仕様。2010年7月に「デントヘルスPRO」として発売していたが、2012年4月にアルギン酸ナトリウムを配合して滞留性をアップし、商品名を変更。
製造終了品
編集- デントヘルス オーラルヘルスタブレット - タブレットタイプの乳酸菌含有食品。2008年9月に製造を終了。現在はライオン歯科材が歯科医院向けに「Dent.Systema(デント システマ)歯科用オーラルヘルスタブレット」が発売されている。
- デントヘルス薬用歯磨【医薬部外品】
- デントヘルス薬用ハミガキSP【医薬部外品】 - 2023年9月に一部原料の製造メーカーにおいて製造・試験方法が承認書の記載から逸脱していることが判明したため、「ペアA錠」・「ペアA」・「ハイテクト生薬の恵み」と共に自主回収を発表[1]。「ハイテクト生薬の恵み」と共に製造終了となった。その後、処方変更を行い「デントヘルス薬用ハミガキDX」として発売再開することとなる。
- デントヘルス マウスローション - 洗口液。2012年9月製造終了。
- デントヘルス ハブラシ やさしくケア デリバリー - コンパクトヘッドとワイドヘッドの2種類があった。2023年4月製造終了。
- デントヘルス 歯間ブラシ - 付替式の歯間ブラシ。本体だけでなく、替えブラシのみも設定されていた。「システマ 歯間用ブラシ」へ統合のため、2019年3月製造終了。
- デントヘルス デンチャーケア 超音波入れ歯クリーンキット - 入れ歯(部分入れ歯・総入れ歯兼用)用超音波洗浄器セット(除菌液同梱)。2021年3月製造終了。専用の「超音波入れ歯クリーン除菌液」は超音波洗浄器を保有するユーザー向けに製造が継続されている。
- デントヘルス デンチャーケア どこでも入れ歯洗浄シート - 2022年4月製造終了。
CM
編集注釈
編集- ^ 『弊社製品に関する自主回収のお詫びとお知らせ』(PDF)(プレスリリース)ライオン株式会社、2023年9月4日 。2023年11月20日閲覧。
- ^ 『『デントヘルス』新メッセンジャー「余 貴美子」さんのTVCM 新製品『デントヘルス薬用ハミガキ 口臭ブロック』発売に合わせて放映開始』(プレスリリース)ライオン株式会社、2018年9月19日 。2018年9月22日閲覧。