ニュートン郡 (インディアナ州)
ニュートン郡(英: Newton County)は、アメリカ合衆国インディアナ州の北西部に位置する郡である。2010年国勢調査での人口は14,244人であり、2000年の14,566人から2.2%減少した[1]。郡庁所在地はケントランド町(人口1,748人[2])であり[3]、同郡で人口最大の町でもある。
インディアナ州ニュートン郡 | |
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設立 | 1859年12月8日 |
郡名の由来 | ジョン・ニュートン軍曹 |
郡庁所在地 | ケントランド |
面積 - 総面積 - 陸 - 水 |
1,045 km2 (403.44 mi2) 1,041 km2 (401.76 mi2) 4 km2 (1.68 mi2), 0.42% |
人口 - (2010年) - 密度 |
14,244人 13.69人/km2 (35人/mi2) |
標準時 | 中部: UTC-6/-5 |
ウェブサイト | www |
注: * 州内で最後にできた郡 |
歴史
編集最初にニュートン郡が設立されたのは1935年2月7日のことであり、一辺が30マイル (48 km) ほどのほぼ正方形をしていた。現在の郡の北半分とジャスパー郡の北半分およびさらに北の大きな領域を包含していた。北の領域は1836年2月1日にカンカキー川までに削られ、それより北はレイク郡とポーター郡になった。ニュートン郡は1839年に一旦廃止されジャスパー郡に併合された。1859年12月8日、ニュートン郡が再度設立され、基本的に現在の領域になった。
郡名はアメリカ独立戦争でフランシス・マリオン将軍の下に仕えたジョン・ニュートン軍曹に因んで名付けられた。隣のジャスパー郡も同じような経歴のウィリアム・ジャスパー軍曹に因んで名付けられていた。他にもジョージア州、ミシシッピ州、ミズーリ州、テキサス州にジャスパー郡とニュートン郡があり、この2人は一組で記憶されている[6]。
ニュートン郡は州内で最後にできた郡となった。
地理
編集アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は403.44平方マイル (1,044.9 km2)であり、このうち陸地401.76平方マイル (1,040.6 km2)、水域は1.68平方マイル (4.4 km2)で水域率は0.42%である[7]。
ニュートン郡にはケントランド町とグッドランド町の間にケントランド・クレーターがあり、隕石の衝突痕と考えられている。
ウィロウ・スロー魚類野生生物保護地域にはJ・C・マーフィー湖がある。
主要高規格道路
編集鉄道
編集- CSXトランスポーテーション
- トレド・ピオリア・アンド・ウェスタン鉄道
隣接する郡
編集- レイク郡 - 北
- ジャスパー郡 - 東
- ベントン郡 - 南
- イロコイ郡 (イリノイ州) - 西
- カンカキー郡 (イリノイ州) - 北西
気候と気象
編集ケントランド | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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雨温図(説明) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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近年、郡庁所在地であるケントランド町の平均気温は1月の14°F (-10 ℃) から7月の85°F (29 ℃) まで変化している。過去最低気温は1985年1月に記録された-25°F (-32 ℃) であり、過去最高気温は1988年6月に記録された104°F (40 ℃) である。月間降水量は2月の1.60インチ (41 mm) から6月の4.51インチ (115 mm) まで変化している[8]。
郡政府
編集郡政府は憲法による政体であり、インディアナ州憲法とインディアナ州法典によって特別の権力を認められている。
郡政委員会
編集郡政委員会は郡政府の立法府であり、郡の歳出や歳入を管理している。委員は郡内の選挙区から選出され、任期は4年間である。給与、年間予算、特別支出を設定する責任がある。郡レベルで所得税や資産税、消費税、サービス税を課する限定付き権限があるが、所得税と資産税は州の承認を要する[9][10]。
行政委員会
編集行政委員会は郡政府の行政府である。委員は郡全体を選挙区に選出され、任期は4年間で2年毎に半数が改選される。委員の一人、通常は最も経験のある者が議長になる。行政委員会は郡政委員会が決めた法を実行し、税金を集め、郡政府の日々の機能を管理する責任がある[9][10]。
郡裁判所
編集郡は幾らかの民事訴訟を扱うことのできる小規模裁判所を維持している。判事は4年間任期で選出され、インディアナ州法廷弁護士協会の会員でなければならない。判事を補助するのがコンスタブルと呼ばれる法執行官であり、やはり4年間任期で選出される。特定の事件における判決に対しては、州レベルの巡回裁判所に控訴できる[10]。
郡政府役人
編集上記以外に、保安官、検視官、監査官、財務官、登記官、測量師および巡回裁判所事務官が選挙で選ばれている。任期は4年間であり、郡政府の異なる部門を監督している。郡政府に選ばれる役人は支持政党を公にすることが求められ、また郡の住人でなければならない[10]。
各郡区には消防と救急サービスを管理し、生活保護と墓地の管理などを行う委託者がいる[5]。これを3人の委員からなる郡区委員会が補助する。委託者と郡区委員は4年間任期で選出される[11]。
ニュートン郡はアメリカ合衆国下院議員インディアナ州第1選挙区に属し、2008年時点では民主党議員を選出している[12]。インディアナ州議会上院では第6選挙区に属しており[13]、下院では第15および第19選挙区に属している[14]。
人口動態
編集人口推移 | |||
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年 | 人口 | %± | |
1860 | 2,360 | — | |
1870 | 5,829 | 147.0% | |
1880 | 8,167 | 40.1% | |
1890 | 8,803 | 7.8% | |
1900 | 10,448 | 18.7% | |
1910 | 10,504 | 0.5% | |
1920 | 10,144 | −3.4% | |
1930 | 9,841 | −3.0% | |
1940 | 10,775 | 9.5% | |
1950 | 11,006 | 2.1% | |
1960 | 11,502 | 4.5% | |
1970 | 11,606 | 0.9% | |
1980 | 14,844 | 27.9% | |
1990 | 13,551 | −8.7% | |
2000 | 14,566 | 7.5% | |
2010 | 14,244 | −2.2% | |
Sources: United States Department of Commerce,Bureau of the Census, Population Division[15] Census Quickfacts[1] |
基礎データ
人種別人口構成
先祖による構成
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年齢別人口構成
世帯と家族(対世帯数)
収入編集収入と家計 |
ニュートン郡は下記10の郡区に分割されている。
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都市と町
編集未編入の町
編集- レイクビレッジ
- ローズローン
- コンラッド(廃村)[16]
教育
編集ニュートン郡の公立学校はノース・ニュートン学校法人とサウス・ニュートン学校法人が管轄している。
高校と中学校
脚注
編集- ^ a b Quickfacts.census.gov - Newton County Archived 2011年7月15日, at WebCite - accessed 2011-12-06.
- ^ American FactFinder - Kentland, Indiana - accessed 2011-12-06.
- ^ “Find a County – Newton County, IN”. National Association of Counties. 2011年11月15日閲覧。
- ^ “Newton”. Indiana Township Association. 2011年11月15日閲覧。
- ^ a b “Duties”. United Township Association of Indiana. 2011年1月6日閲覧。
- ^ De Witt Clinton Goodrich & Charles Richard Tuttle (1875). An Illustrated History of the State of Indiana. Indiana: R. S. Peale & co.. pp. 581
- ^ “Census 2010 U.S. Gazetteer Files: Counties”. United States Census. 2011年11月5日閲覧。
- ^ a b “Monthly Averages for Kentland, Indiana”. The Weather Channel. 2011年1月27日閲覧。
- ^ a b Indiana Code. “Title 36, Article 2, Section 3”. IN.gov. 2008年9月16日閲覧。
- ^ a b c d Indiana Code. “Title 2, Article 10, Section 2”. IN.gov. 2008年9月16日閲覧。
- ^ “Government”. United Township Association of Indiana. 2011年1月6日閲覧。
- ^ “US Congressman Pete Visclosky”. US Congress. 2008年10月8日閲覧。
- ^ “Indiana Senate Districts”. State of Indiana. 2011年1月23日閲覧。
- ^ “Indiana House Districts” (GIF). Stats Indiana. 2011年1月23日閲覧。
- ^ Forstall, Richard L. (editor) (1996). Population of states and counties of the United States: 1790 to 1990 : from the twenty-one decennial censuses. United States Department of Commerce, Bureau of the Census, Population Division. pp. 50–53. ISBN 0-934213-48-8
- ^ http://www.kankakeevalleyhistoricalsociety.org/schmal/conrad.htm
- ^ [1]
- ^ [2]
- ^ [3]
参考文献
編集- George Pence and Nellie C. Armstrong (1933). Indiana Boundaries: Territory, State, and County. Indiana Historical Society.