高瀬川二条苑(たかせがわ にじょうえん)は、1611年(慶長16年)、高瀬川開削者である豪商・角倉了以がその源流に建設した別邸跡にある日本庭園である。高瀬川源流庭苑とも呼ばれる。庭園の一角には、江戸時代初期に小堀遠州により作られた茶庭が現存する。 明治時代になって、元勲・山縣有朋が当地に第二無鄰菴(だいに むりんあん)と称される別邸を建設した。このときに庭園は、無鄰菴を作庭した小川治兵衛により改修され、現在に至っている。山県以降は、日本銀行総裁・川田小一郎らが当地に別邸を構えていた。 現在は日本料理店「がんこ高瀬川二条苑」となっている。