量子力学において、原子や分子のエネルギー準位を波数単位 (cm−1) で表したものを項(あるいはスペクトル項)と呼ぶ。エネルギー準位のエネルギーを、プランク定数を、真空中の光速度をとすると、項はで表される。 項記号(こうきごう、英: Term symbol)とはスペクトル項を表す記号のことで、そのエネルギー準位を占めている電子のスピン角運動量と軌道角運動量の結合によって決まる。