電気素量 (でんきそりょう、英: elementary charge)は、電気量の単位となる物理定数である。陽子あるいは陽電子1個の電荷に等しく、電子の電荷の符号を変えた量に等しい。素電荷(そでんか)、電荷素量とも呼ばれる。一般に記号 e で表される。 原子核物理学や化学では粒子の電荷を表すために用いられる。現在ではクォークの発見により、電気素量の1/3を単位とする粒子も存在するが、クォークの閉じ込めにより単独で取り出すことはできず、電気素量が電気量の最小単位である。素粒子物理学では、電磁相互作用のゲージ結合定数であり、相互作用の大きさを表す指標である。