阿道(あどう、生没年不詳)は、高句麗に仏教を伝えた中国東晋の僧。374年(小獣林王四年)に東晋から高句麗へ渡来した。我道、阿頭、阿度とも呼ばれる。インドもしくは西域に出自をもつとみられる。『三国史記』巻十八・高句麗本紀、『三国遺事』巻第三・興法第三に阿道に関連する記事がある。新羅訥祇王代(417年から457年)に高句麗から新羅のに来て仏教を伝えた墨胡子と阿道とを同一人物とする伝えがあり、また阿道は父を魏の人、母を高句麗人とした3世紀の僧とする異伝もある。