阿波局(あわのつぼね、? - 嘉禄3年11月4日(1227年12月13日))は、鎌倉時代初期の北条氏の女性。初代執権北条時政の娘。本名は不明。 母は伊東入道の娘で、北条宗時・北条義時の同母姉妹に当たる。異母姉妹に源頼朝室・北条政子がいる。義兄・頼朝の異母弟である阿野全成に嫁ぎ、時元と阿野公佐室をもうける。『吾妻鏡』建久3年(1192年)8月9日条には全成の「妻室」とあるが、建仁3年(1203年)5月20日条には全成の「妾」と記されている。 なお、北条泰時の母で義時の妾とされる人物も同じく「阿波局」と呼ばれるが、別人である。