遷御(せんぎょ) * 神霊や神社を他の所へ移すこと。 * 特に伊勢神宮において、新しい社殿に神体を移すこと。本項で詳述する。 * 天皇などが居所を移すこと。遷幸とも称する。 遷御(せんぎょ)または遷御の儀(せんぎょのぎ)は、神宮式年遷宮を構成する祭事の1つ。旧殿から新殿へ神体を移し奉る神事であり、式年遷宮において最も重要な祭典である。俗に式年遷宮のクライマックスと称される。 伊勢神宮における祭儀は、「外宮先祭」として皇大神宮(内宮)より豊受大神宮(外宮)で先に行うが、式年遷宮に関しては内宮を先とする習わしであるため、内宮の遷御が先に行われる。