貝葉(ばいよう)とは、椰子などの植物の葉を加工して、紙の代わりに用いた筆記媒体。東南アジア、南アジアで多く利用された。貝多羅葉(ばいたらよう)の略称である。 貝多羅葉(ばいたらよう)の名称は、古代インドで植物の葉が筆記媒体として用いられていたため、サンスクリットで「木の葉」の意味を持つパットラ (pattra) と、さらに主に用いられたオウギヤシ(パルミラヤシ)である「ターラ(tala、多羅樹)の葉」を漢訳したものを起源とする。原材料は地域や植生によって様々な材料が用いられるが、主にヤシ科のパルミラヤシ (Borassus flabellifer)、タラバヤシ(学名:Corypha umbraculifera、utan、グバンヤシ gebang utan とも)などが使用される。貝葉は、タイではバイ・ラーン (ใบลาน)、インドネシアではロンタール (lontar) と呼ばれる。 仏教の経典は初期には「貝葉」に書かれた。たとえばパキスタンのギルギットで出土した「法華経」は5-6世紀のものと考えられている。 日本においてはタラヨウ(多羅葉、モチノキ科)があるが、この名は葉の裏に傷をつけると貝葉のように文字を書くことができるために付けられた。

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  • 貝葉(ばいよう)とは、椰子などの植物の葉を加工して、紙の代わりに用いた筆記媒体。東南アジア、南アジアで多く利用された。貝多羅葉(ばいたらよう)の略称である。 貝多羅葉(ばいたらよう)の名称は、古代インドで植物の葉が筆記媒体として用いられていたため、サンスクリットで「木の葉」の意味を持つパットラ (pattra) と、さらに主に用いられたオウギヤシ(パルミラヤシ)である「ターラ(tala、多羅樹)の葉」を漢訳したものを起源とする。原材料は地域や植生によって様々な材料が用いられるが、主にヤシ科のパルミラヤシ (Borassus flabellifer)、タラバヤシ(学名:Corypha umbraculifera、utan、グバンヤシ gebang utan とも)などが使用される。貝葉は、タイではバイ・ラーン (ใบลาน)、インドネシアではロンタール (lontar) と呼ばれる。 仏教の経典は初期には「貝葉」に書かれた。たとえばパキスタンのギルギットで出土した「法華経」は5-6世紀のものと考えられている。 日本においてはタラヨウ(多羅葉、モチノキ科)があるが、この名は葉の裏に傷をつけると貝葉のように文字を書くことができるために付けられた。 (ja)
  • 貝葉(ばいよう)とは、椰子などの植物の葉を加工して、紙の代わりに用いた筆記媒体。東南アジア、南アジアで多く利用された。貝多羅葉(ばいたらよう)の略称である。 貝多羅葉(ばいたらよう)の名称は、古代インドで植物の葉が筆記媒体として用いられていたため、サンスクリットで「木の葉」の意味を持つパットラ (pattra) と、さらに主に用いられたオウギヤシ(パルミラヤシ)である「ターラ(tala、多羅樹)の葉」を漢訳したものを起源とする。原材料は地域や植生によって様々な材料が用いられるが、主にヤシ科のパルミラヤシ (Borassus flabellifer)、タラバヤシ(学名:Corypha umbraculifera、utan、グバンヤシ gebang utan とも)などが使用される。貝葉は、タイではバイ・ラーン (ใบลาน)、インドネシアではロンタール (lontar) と呼ばれる。 仏教の経典は初期には「貝葉」に書かれた。たとえばパキスタンのギルギットで出土した「法華経」は5-6世紀のものと考えられている。 日本においてはタラヨウ(多羅葉、モチノキ科)があるが、この名は葉の裏に傷をつけると貝葉のように文字を書くことができるために付けられた。 (ja)
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  • 貝葉(ばいよう)とは、椰子などの植物の葉を加工して、紙の代わりに用いた筆記媒体。東南アジア、南アジアで多く利用された。貝多羅葉(ばいたらよう)の略称である。 貝多羅葉(ばいたらよう)の名称は、古代インドで植物の葉が筆記媒体として用いられていたため、サンスクリットで「木の葉」の意味を持つパットラ (pattra) と、さらに主に用いられたオウギヤシ(パルミラヤシ)である「ターラ(tala、多羅樹)の葉」を漢訳したものを起源とする。原材料は地域や植生によって様々な材料が用いられるが、主にヤシ科のパルミラヤシ (Borassus flabellifer)、タラバヤシ(学名:Corypha umbraculifera、utan、グバンヤシ gebang utan とも)などが使用される。貝葉は、タイではバイ・ラーン (ใบลาน)、インドネシアではロンタール (lontar) と呼ばれる。 仏教の経典は初期には「貝葉」に書かれた。たとえばパキスタンのギルギットで出土した「法華経」は5-6世紀のものと考えられている。 日本においてはタラヨウ(多羅葉、モチノキ科)があるが、この名は葉の裏に傷をつけると貝葉のように文字を書くことができるために付けられた。 (ja)
  • 貝葉(ばいよう)とは、椰子などの植物の葉を加工して、紙の代わりに用いた筆記媒体。東南アジア、南アジアで多く利用された。貝多羅葉(ばいたらよう)の略称である。 貝多羅葉(ばいたらよう)の名称は、古代インドで植物の葉が筆記媒体として用いられていたため、サンスクリットで「木の葉」の意味を持つパットラ (pattra) と、さらに主に用いられたオウギヤシ(パルミラヤシ)である「ターラ(tala、多羅樹)の葉」を漢訳したものを起源とする。原材料は地域や植生によって様々な材料が用いられるが、主にヤシ科のパルミラヤシ (Borassus flabellifer)、タラバヤシ(学名:Corypha umbraculifera、utan、グバンヤシ gebang utan とも)などが使用される。貝葉は、タイではバイ・ラーン (ใบลาน)、インドネシアではロンタール (lontar) と呼ばれる。 仏教の経典は初期には「貝葉」に書かれた。たとえばパキスタンのギルギットで出土した「法華経」は5-6世紀のものと考えられている。 日本においてはタラヨウ(多羅葉、モチノキ科)があるが、この名は葉の裏に傷をつけると貝葉のように文字を書くことができるために付けられた。 (ja)
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  • 貝葉 (ja)
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