『西湖佳話』(せいこかわ)は、西湖をめぐる過去の様々な西湖にまつわる人物の伝奇、説話、物語を題材とした白話小説 16篇の選集で、全書名を『西湖佳話古今遺蹟』という。 作者は古呉墨浪子(こごぼくろうし)と題し、序の日付は清の康熙十二年(1673年)と記されている。古勝正義は中国最初の実践的な園芸書『花鏡』の著者陳淏と同一人物であると推定している。