義倉(ぎそう)とは中国、朝鮮及び日本で、国内の要地に置かれた穀物を備蓄する倉庫。災害や飢饉に備えて米などの穀物を一般より徴収し、または富者から寄付を得て蓄えた。非常時に備える一方で穀物の腐敗の防止と義倉の維持のために古い穀物を安価で売却(出糶)し、また一般に低利で貸し付ける(借放)事も行われていた。