紅孩児(こうがいじ)は、『西遊記』に登場する神仙で牛魔王と羅刹女の実子である。第40回から第43回に登場。西遊記中の漢詩においては嬰児とよばれ、中国においては子供の姿とされている。作中では聖嬰大王とも名乗っていた。『西遊記』では後に観世音菩薩の弟子となり、善財童子となったとされる。その後、通天河、滅法国のエピソードにも登場(第49回、および第84回)。 六百里鑽頭号山という山の枯松澗火雲洞の主。1丈8尺(≒5.994m)もある火炎槍の使い手。火炎山で300年修行し、三昧真火(煉丹術の内丹術の用語でもある)を会得した。これは呪を唱え目、鼻、口から水では消えない火や煙を出す術である。