競合状態(きょうごうじょうたい、英: race condition、レースコンディション、または英: race hazard、レースハザード)は、システムや処理過程の問題であり、処理過程の出力結果がイベントなどの順序やタイミングと予期しない(かつ危険な)依存関係にある場合をいう。本来の意味は、2つの電気信号が競合していずれかが出力に影響を与える状態である。 競合状態は設計の不十分な電子工学システム、特に論理回路で発生するが、コンピュータソフトウェアでもよく発生する。 この問題の最も厄介なところは、タイミングによっては正常に動作してしまう場合もある、ということである。結果として、判明しにくい不具合(バグ)を引き起こす。